今年も気がつけば、あっと言う間の「年の瀬」新しい「年神」をお迎えするお正月の準備は整いましたでしょうか。
伝統行事、元日は「大正月」1月15日は「小正月」といって女性のお正月とも言われています。いづれも新年の豊かな実り願う儀式でもあります。
おせちの準備は出来ましたでしょうか。
おせち料理の材料は「縁起をかつぐ」意味もあり「きんとん」は小判など黄金などの財宝、錦糸卵は「金と銀」かまぼこは「紅白」で平安、黒豆の黒は魔よけの意味でもあります。
昔は正月三が日はお店もお休み、したがって4~5日分の食料の買い込み、一家総出で料理を作ったり掃除をしたりと、私が実家に居た頃も、女の子は母親の手伝い、父は神棚の掃除、外回りとみんなで手分けして、その日に外出などしようものなら、父から「大目玉」娘達を怒るのではなく、母にお小言がいく様で、母から家に居るように言われておりました。とは言え私は三女、上の姉が料理の手伝い、下の妹は小間使い、私ときたら、ぶらりぶらりと、あちこて見てあるく程度
お雑煮の中身は、にんじん、切り干し大根、いとこん、肉、しみ豆腐、からどり、そしてだしは「ハゼ」干した魚、それに御餅が入り、なると、みつ葉と入る具沢山、それに御汁粉、こしあんに決まってます。こしあんは大量に作り保存、食べる分だけお鍋に入れて砂糖を加えてぐっぐっと、これはお鍋を常にかき混ぜて居なければ、焦げるので、この仕事は喜んで私が、味見をしながらやっていました。正月にお雑煮、おしるこを食べる習慣は仙台地方のみで北海道に嫁ぎびっくりされました。もう一つ大晦日「お歳取り」には欠かせない「ナメタかれい」の煮付け、意味は分かりませんが、大晦日食卓に必ずのっていました。
父を中心に、紅白を聞きながら(ラジオ)お酒が入り、娘達が揃い上機嫌の父、まだ忙しそうに立ち振舞っている母の懐かしい姿が浮かんできました。
今年も、孫はお嫁さんの実家での正月、昨日喜んで帰っていきました。1日にはもう店が開きます、娘と二人今年も静かなお正月、料理も余り作らなくても、ご近所さんからいろいろな差し入れがあったりして、間に合いそうです。ただ御汁粉だけは、たっぷりと作り、小分けして冷凍庫に保管、結婚当初は、張り切って仙台の正月料理でしたが、大好きな御汁粉、これだけになりました。
今年もブログ良く書きました。つたない文章、誤字脱字に関わらず多くの皆様に読んでいただけた事に感謝しております。ありがとうございました。また来年も元気でブログ書き続けたいと思います。
来年も皆様にとってよき年でありますように、心からお祈り申し上げます。