卒業式も終わり修了証書もいただきました。これからは個人でボランティア活動に飛び込まねばなりません。実習で色々な場所にボランティア研修生として行きました。
ボランティアはあまり構えてしまうとできません。疲れてしまいます。またボランティアにはボランティアを長年している先輩がいます。まず先輩の仕事のお手伝いから一歩を。
ある子育てのボランティアに行きました。初対面のあと、すぐ高齢者のボランティアの方が言葉を掛けてきました。「初めてよろしく」何処から来たとか、子ども達が来るまで世間話になりました。
どうも話のテンポも、話の内容もチンプンカンプン、それでも合槌を打っていました。他のボランティアさんの顔を見たら、目で合図をくれました。
その方は子どもと楽しそうに遊んでいます。私もおもちゃのピアノで「咲いた、咲いたチューチップの花が・・と弾きました。すぐ別なピアンをそばに持ってきて、私にも教えてと「咲いた、咲いた…」その後が何回教えても前には進みません。そのうち子ども達が近づき、両手で鍵盤をぼんぼんと・・・楽しいねーと・・・その日は楽しそうに帰るまでピアンのお稽古していました。
昼になりました。皆さんお弁当やらおにぎりやらと持参・・私は今日は3階のレストラン(社員食堂)よと笑いながら・・私も行った事がないので、レストランに行きたいと2人で行くことにしました。
好きなもの食べましょうと、この様な所は余り来たことがないので、同じものをと・・寒かったので温かい広東麺を注文しながらおしゃべりを・・私、頭がおかしいの、でも子どもが好きなので仲間に入れていただいたと言いました。 偉いよと言いました。 頑張って続けてとも。
自分で会場まで来ることが出来れば、からだが元気であれば・・・ボランティアはできます・・年齢に合ったボランティアが見つかるのだと勇気付けられました。又来ることを約束して別れました。
バスの待合室、バスの中・・気のよさそうな顔をしているからでしょうか・・高齢者から声を掛けられます、寒いね・・・と、わたしもすかさず、こんな日は滑るから気を付けて歩いてください。これから病院、足、腰、と歳は取りたくないね・・みんな同じですよ、バスを降りるまでおしゃべりを聞いてあげます。お大事にと・・すっきりとした顔でバスを降りて行きます。 一人暮らし・・言葉を交わす人もいないのかなと、思ったり・・・これだとて細やかなボランティアです。
ボランティアをしようと思うとき、自分ができること、やりやすいことを身の回りから見つけてみましょう。特別な知識や技術を身につけていなくても、今持っている趣味や仕事、好きなことを活かせる活動があると思います。あれもこれもと気負うと疲れます、長続きはしません。
まわりをよく見渡して、自分が何をしたらいいのか考えてみましょう。ボランティアには勇気と積極性が大切です。待っていても誰も指示してくれないかもしれません。勇気を出して、一歩踏み込んでみましょう。きっと違った自分や世界が広がっていますよ。