五箇山とは利賀谷、小谷、下梨谷、上梨谷、赤尾谷が五箇山と呼ばれ、平家の落人が隠れ住んだと伝えられています。人と里はなれた雪深い谷も今は国道156号線で高岡、白川郷と結ばれています。菅沼と相倉には世界遺産登録された合掌造りの美しい民家を見ることができます。
ここは相倉合掌造りの集落、地区住民約60人が生活しています。そのうち20棟の合掌造りが現存約100年から200年ものが多く、古いものは400年前に建造されたものも、屋根の勾配は急で60度、断面は正三角形雪が落ちやすいようになっています。
この新しい合掌造りは相倉の村長さんの家で平成4年に7月秋篠宮同妃殿下がお泊りになった民家だそうです。その時、宮様は世界で3箇所好きな所があります、その一つがこの五箇山です、と言われたそうです。
早朝、夕暮れ以降の見学はご遠慮くださいと、私たち観光客が帰った後は静かな山里になるのでしょう。山菜やきのこ類をふんだんに使った民宿メニュー、民宿もあるようです。
白川郷、切妻の三角屋根が目を引く合掌造りの家々が立ち並んでいます。かっては庄川を挟んで陸の孤島でしたが、世界遺産意登録され大勢の観光客が賑わいを見せていました。
屋根の葺き替えは秋に刈り取ったカリヤスで春、広大な屋根面を葺き替えます、昔は40年から50年に一度の葺き替えでしたが、今はいろりを使う機会が減少、また萱の種類の変化で期間が短く周期が20~30年、100人~200人の村民で1日で葺き替えるそうです。
このつり橋(であい橋)を渡ると集落が見えてきます。これは白川郷の5階建ての合掌造り、最大級、およそ200年前に3年間の工作で完成した合掌造りだそうで、釘、くさびは一切使われてない古代ビルグイングのような壮観な建物でした。
最後は金沢兼六園
庭園といえば冬の雪つりが有名です。広大、幽邃、人力、蒼古、眺望、の六勝を兼ね備えた庭園として、老中松平定信による命名されたそうです。霞が池付近はツツジ、ショウブが終わりを告げこれから紅葉まで、緑一色の庭園になることでしょうか。
小松空港最終便、羽田に着いたのはもう21時を過ぎていました。札幌の私のように帰れない方も多く、皆さん何処かにお泊り、私は姉の所にお世話になりました。また来年四姉妹元気で7年目の旅行を楽しみたいと思います。