りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

ふたり。

2009-09-08 | Weblog
このブログとリンクを貼っているので、ご存知の方もいらっしゃるかも
しれませんが、僕はawesome!というサイトと提携して、僕が描いた
イラストのポスターを販売してもらっています↓
http://asm-shop.com/

その中で僕の作品は以下の通りです↓
http://asm-shop.com/?mode=cate&cbid=162119&csid=3&sort=n

僕は、他のクリエータに比べて、各々の作品について
あまり説明をしていません。
キャッチコピーのような言葉を書いているだけ。
でもそれでは、やっぱりいけないんじゃないかなぁ?と
今頃になって思いはじめた(笑)

そこで、販売している作品の中で、“ちょっとこれは
制作意図を説明しておこうかな”と思う作品を任意で
ピックアップして、このブログの場を借りて、シリーズで
説明させていただこうかと思います(^_^;)
まぁ、CDアルバムでいうところの“ライナーノーツ”ですね(笑)
しかもセルフの(爆)

最初は、昨秋発表した「ふたり」。

ラフデザインを描き始めた時は、カップルは今どきの格好で、
しかももっとセンターにドーンっと鎮座したようなレイアウトだった。
だけど、どうも違和感があってね。

まず、これは明らかに“恋愛”をテーマにした絵なわけです。
“恋愛”って、人間の人生にとって大きなテーマだけど、
でも大きなテーマなのは本人たちにだけであって、他人から見れば、
どーでもいいことじゃない(笑)?
そんなことを考えながら直してたら、少しずつカップルが小さくなって
隅っこに行ってしまった(笑)

そして、中性的な妖精のような格好に変えたんですね。
これは、年齢を限定したくなかったから。
初恋のような幼い恋もあれば、人生最後の老いらくの恋もある。
そして10代20代の燃えるような恋もあれば、世の中に背を
向けるような忍ぶ恋もある・・・。

この写真では分かるかどうか分からないけど、絵の中の女性は
涙を流しているんです。
男性の手を握って、涙を流している。
その涙は、やっと結ばれた喜びの涙なのか、それとも報われぬ
ことを承知で結ばれてしまった虚しさから流れた涙なのか・・・。
その涙の意味は、この絵を眺める人によって変わって来ると思う。

でも、ひとつだけ。

恋というのは、誰もが使える小さな奇跡であり、魔法なのだということ。
それが自分なりに表現できればいいな・・・と思って描きました。

awesome!さんで発表した直後は、“可愛い”と評判になりましたね。
手前みそながら、僕も、そう思います(笑)
こういう作品が創れることは自分でも意外だったけど、案外、
得意分野かもしれない・・・と最近になって思います。
コメント
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