りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

風景と時間。

2009-09-26 | Weblog
今日は午前中、ウォーキングを兼ねて、娘と散歩。
写真は、自宅から歩いて5分の浜辺。
初秋の浜辺で聞こえるのは、細かなさざ波と
港に向かう小さな船が通り過ぎるエンジン音だけ。

こんな風景と時間が普通にある。
だから、僕はこの街が好きなんだ。
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MOON CHILD

2009-09-26 | Weblog
音楽の話。

1969年生まれの僕は、必然的に10代=80年代だった。
だから人生で最も音楽を聴いていたのも、必然的に80年代だった。
貪るように、聴いた。聴きまくった。
邦洋問わず。男女問わず。年代問わず。
今でも、あの頃の僕のアンテナがキャッチした音楽は、すべてCDやLPやカセットや
デジタルデータなど、メディアはそれぞれ違っても何らかのカタチで残してある。

価値の有無は別として、僕にとっては財産だ。

しかしそんな僕も20代以降は、あれだけ鋭敏だった音楽に対して、徐々に鈍化していった。
音楽は、聴いていた。
しかしその聴き方は、10代の頃のような能動的なものではなく、受動的な聴き方だった。
カラオケだったり、TVだったり、街中の有線だったり・・・。
理由は色々あるだろうけど、やはり最たる理由は、社会人になったことだろう。
20代前半から半ばにかけては、仕事を覚えることが最優先で、さすがに新しい音楽を悠長に
聴いている暇なんてなかったのだ。

その頃の自分を象徴する、今でも忘れられない出来事がある。
ある日、コンビニで雑誌を立ち読みしていた。
その雑誌には、CDシングルのヒットチャートが掲載されていた。

「大黒 摩季」

・・・読めなかった
外国人かと思った(爆)
こんな感じだったから、僕にとって90年代に生まれた音楽に対しては、ほとんど無知に近いし、
誤解を怖れずに言えば、ほとんど価値がない。

そんな風に20代の大半を過ごし、仕事も覚えて気持ちにも余裕が出はじめた20代後半。
ある音楽が、突然、鼓膜の中へ入って来た。
どこで知ったのか、記憶が定かではないが、とにかく突然だった。
電流が、走った。
10代の時のように。あの頃のように。
それが「ICE」だった。

即行でCD屋に向かった。
最新のアルバムを購入した。
「We're in the Mood」という鮮やかなブルーのジャケットが印象的なアルバムだった。
今でもよく憶えている。1996年の9月だった。
自分へのささやかな誕生日プレゼント、といったところだ(笑)
だからというわけではないが、今でも9月になると、このアルバムを聴く。
聴くのは、必ず夜、一人でクルマを走らせている時だ。

恋愛と同じで、歌やミュージシャンを好きになるのに理由なんて要らない。
僕は、 ICEの歌にのめり込んでいった。
昔にさかのぼって、デビューアルバムから聴いていった。
そして、ついに、まるで金鉱脈を掘り当てたように、僕の中の琴線を最も揺さぶる曲にたどり着いた。
それが、「MOON CHILD」という曲だった。

キレイ

陳腐な表現だが、それ以外に言葉が見つからない。
メロディも、サウンドも、歌詞も、ビジュアルも、すべてがキレイだ。
ジャンル的にはハウスミュージックになるのかな?
まぁ、そのあたりはどうでもいい(笑)
もしかしたら彼女の歌声をはじめ、このユニットが創り出す音楽には、
何かしらのヒーリング効果があるのかもしれない。
今でもこの曲を聴くと、心が浄化されるような感覚に陥るのだ。
もちろん、聴くのは、夜。
そしてやはり、一人でクルマを走らせている時だ。

ちなみに、現在、ICEは活動休止中。
なぜなら、2007年、ギターでユニットの核だった宮内さんが逝去されたから・・・。
しかし噂によると、ボーカルの国岡さんがバックバンドだった「ICE BAND」と
ともに、今年度中に活動再開の予定とのこと。

素直に嬉しい。
期待したい。

ちなみに・・・ボーカルの国岡さんは、僕の妻と同い年で、しかも同じ高校の同級生です。
さっき、ネットで調べてて、初めて知った(爆)
すぐに妻の高校の卒業アルバムを、押し入れから引っぱり出した。
・・・・いたよ
いやぁ~、さすがにこれにはビックリした~~~ (☆0☆;)


ICE 「MOON CHILD」


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