りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

カルチャー・クラブ。

2011-06-01 | Weblog
最近、昔の洋楽のCDをレンタルしたり、自分のCDを整理する機会が
続けざまにあったからか、とあるバンドが気になりだした。

カルチャー・クラブ。

1980年代前半に、大ブレイクしたイギリスのバンドだ。
ボーカルのボーイ・ジョージの奇抜なファッションと
ポップな楽曲が大いに注目されて、同時期にブレイクしていた
デュラン・デュランやワム!などと一緒に「第2次ブリティッシュ・
インベイション」ブームを巻き起こした。

当時は、上述したような個性的なファッションや受け入れやすい
メロディなどばかりが注目され、どちらかというとイギリスから
やって来た「舶来のアイドル」というような感じで扱われていた
気がする。

だから音楽雑誌などでも、その音楽性やバンドの特色に特化した
論評は、ほとんどなかったように記憶している。

最近、CDやYOU TUBEで、カルチャー・クラブの音楽をたまに
聴くことがある。
その度に、思う。
このバンド、もしかしたらとんでもなく音楽性の高いバンド
だったのではないか?、と。

彼らのヒット曲で「ポイズン・マインド」という曲がある。

当時はそんなに気に留めていなかったが、今聴くと、とてつもなく
ファンキーでソウルフルなのだ。
イントロのブルースハープ、アレサ・フランクリンを彷彿させるような
サビの女性バックコーラス。
クルマの中で聴きながら、思わず首でリズムを取っている自分がいた(笑)

大ヒット曲で代表曲でもある「カーマは気まぐれ」。

この曲のイントロも、ちょっとしたジャズのフレイバーを感じさせるような
イカした出だしだ。

ここまで書いて、ちょっとウィキペデアで調べてみた。
すると、カルチャー・クラブの解説の冒頭にこう書かれてあった。

〈ビジュアル面で注目されることが多かったバンドであるが、ソウルミュージック、
 特にモータウンの影響を受けた楽曲の秀逸さでも評価される〉

やっぱり(笑)やっぱり、そうか。
彼らは、やっぱり黒人音楽をベースにした、高い音楽性を備えたバンドだったのだ。

それにしても、今思えば、惜しいバンドだ。
奇しくも、ブレイクした時期に数多のバンドがイギリスから世界に進出したために、
その音楽性をリアルタイムで正当に批評されないまま、他のバンドとひとくくりに
されて、たった2~3年で“消費”されてしまった。

その後、彼らが解散したのと入れ替わるように、80年代後半に、同じイギリスの
マンチェスターから「シンプリー・レッド」という、“ブルー・アイド・ソウル”の
王道のようなバンドがデビューし、世界的な成功を収めたことを皮肉に思うのは
僕だけだろうか。

最後に、YOU TUBEから。
カルチャー・クラブの曲の中で、僕が一番好きなナンバー。
当時、僕は14歳。
季節も、今頃・・・初夏の頃だった記憶がある。
当時は、“レゲエ”なんてジャンルはまだ知らなかったけど、
ラジオから流れるこの何とも心地よいリズムに、僕は緩やかに身体を揺らせていた。

Culture Club「Do You Really Want To Hurt Me」
コメント (2)
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