昨日は午後から、所用で岡山へ行った。
尾道から東へ約100km。
知人もおらず地縁も薄く、訪れることが滅多にない街だったのだが、
この数年で、学生時代の友人が転勤して来たり、従姉妹が結婚して
嫁いで来たり、再会した幼なじみが暮らしていたり・・・と、
にわかにプライベートでも縁がある街になりはじめた。
訪れた目的の理由を書きはじめると長くなるので割愛。
高速を走り、岡山ICで降りると、岡山大学の近くに住む知人宅へ。
だが、用事は、ものの30分足らずで終わった・・・(-_-;)
帰る時、少し(いや、かなり)足取りが重かった。
このまま家路をたどり、自宅に帰ると重い気持ちが手土産になって
しまう気がしたので、岡山にいる大学時代の友人に会おうと携帯を手にした。
でも、やめた。
誰かに会う気持ちになれなかった。
会っても、何も話せない気がした。
岡山市の中心部を横切り、道なりに走り続けていたら、気がつくと、
フロントガラスに広大な田園風景が広がりはじめた。
児島の干拓地だった。
2年前だっただろうか、1人でこの地を訪れたのは。
重松清の小説「疾走」に感銘を受けた僕は、その舞台のモデルになった
このどこまでも果てしなく広がる田園の中の農道を、主人公のシュウジの
ように走ってみた。
しかし、昨日の僕は田園の中の農道の端にクルマを停めると、少しずつ
夕闇になりつつある風景を眺めながら、立て続けに何本もタバコを吸った。
人間ならば、いろんな生き方があってもいい。
いや、そうでなければいけない。
でも、自分とあまりにもかけ離れてしまった生き方や考え方になった
人間を前にしたら、人は、何も言えなくなってしまうのだろうか。
建前上は、相手の考えを受け入れたような顔をしていながらも、
実際は自分を守るために。自分の生き方や考え方を侵害されないように・・・。
俺の悪い癖。
また、考えすぎなのかも知れないな・・・。
そんなことを自問自答していたら、鼠色の空からポツポツと・・・。
僕はタバコをもみ消すと、クルマに乗りこみエンジンキーを回すと、
クルマを西に向かって走らせた。
尾道から東へ約100km。
知人もおらず地縁も薄く、訪れることが滅多にない街だったのだが、
この数年で、学生時代の友人が転勤して来たり、従姉妹が結婚して
嫁いで来たり、再会した幼なじみが暮らしていたり・・・と、
にわかにプライベートでも縁がある街になりはじめた。
訪れた目的の理由を書きはじめると長くなるので割愛。
高速を走り、岡山ICで降りると、岡山大学の近くに住む知人宅へ。
だが、用事は、ものの30分足らずで終わった・・・(-_-;)
帰る時、少し(いや、かなり)足取りが重かった。
このまま家路をたどり、自宅に帰ると重い気持ちが手土産になって
しまう気がしたので、岡山にいる大学時代の友人に会おうと携帯を手にした。
でも、やめた。
誰かに会う気持ちになれなかった。
会っても、何も話せない気がした。
岡山市の中心部を横切り、道なりに走り続けていたら、気がつくと、
フロントガラスに広大な田園風景が広がりはじめた。
児島の干拓地だった。
2年前だっただろうか、1人でこの地を訪れたのは。
重松清の小説「疾走」に感銘を受けた僕は、その舞台のモデルになった
このどこまでも果てしなく広がる田園の中の農道を、主人公のシュウジの
ように走ってみた。
しかし、昨日の僕は田園の中の農道の端にクルマを停めると、少しずつ
夕闇になりつつある風景を眺めながら、立て続けに何本もタバコを吸った。
人間ならば、いろんな生き方があってもいい。
いや、そうでなければいけない。
でも、自分とあまりにもかけ離れてしまった生き方や考え方になった
人間を前にしたら、人は、何も言えなくなってしまうのだろうか。
建前上は、相手の考えを受け入れたような顔をしていながらも、
実際は自分を守るために。自分の生き方や考え方を侵害されないように・・・。
俺の悪い癖。
また、考えすぎなのかも知れないな・・・。
そんなことを自問自答していたら、鼠色の空からポツポツと・・・。
僕はタバコをもみ消すと、クルマに乗りこみエンジンキーを回すと、
クルマを西に向かって走らせた。