先月の中旬あたりから、ホトトギスの鳴き声を
耳にするようになった。
夜中。
家族が寝静まって、1人で本を読んでいたり
テレビを見ていたりしていると、窓の外から
ホトトギスの鳴き声が、耳に届いてくる。
鳴き声は、必ず一羽だ。
電線にとまって鳴いているのか、それとも
近所の雑木林の中で鳴いているのか、分からない。
でも、その鳴き声は漆黒の暗闇の中から
まっすぐに僕の鼓膜まで届いてくる。
誰かを呼んでいるのか。
それとも自分の居場所を教えているのか。
暗闇の中、ひっそりと、一羽で・・・。
ホトトギスは「不如帰」と書く。
中国の伝説で、王様がある事情で故郷を離れたが、
彷徨ううちにその魂が変化して、ホトトギスになった。
そのため、ホトトギスは今も「不如帰(帰るにしかず)」と
鳴いている、という。
そうか。
帰りたくて、お前は鳴いているのか。
ほとぎすの鳴き声
耳にするようになった。
夜中。
家族が寝静まって、1人で本を読んでいたり
テレビを見ていたりしていると、窓の外から
ホトトギスの鳴き声が、耳に届いてくる。
鳴き声は、必ず一羽だ。
電線にとまって鳴いているのか、それとも
近所の雑木林の中で鳴いているのか、分からない。
でも、その鳴き声は漆黒の暗闇の中から
まっすぐに僕の鼓膜まで届いてくる。
誰かを呼んでいるのか。
それとも自分の居場所を教えているのか。
暗闇の中、ひっそりと、一羽で・・・。
ホトトギスは「不如帰」と書く。
中国の伝説で、王様がある事情で故郷を離れたが、
彷徨ううちにその魂が変化して、ホトトギスになった。
そのため、ホトトギスは今も「不如帰(帰るにしかず)」と
鳴いている、という。
そうか。
帰りたくて、お前は鳴いているのか。
ほとぎすの鳴き声