りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

フルーツ(夏が来るまでには )。

2012-07-03 | Weblog
今からもう16年も前の曲(というよりもポエトリー・リーディング)
だけど、ちょうど今頃の季節になると、ふと、頭の中を流れることがある。

当時ボクはまだ20代半ばで、歌詞の意味がよく分からなかった。
じゃあ、今はよく分かるのかと尋ねられれば、苦笑いを浮かべてしまうけど。
それでも、16年前の自分よりは、少しは歌詞の意味が分かるような気がする。

そういえば、あの頃の佐野元春と今のボクは、同じくらいの年齢なのだ。
もしかしたら人間という生き物は、一定の年齢に達したら、こんな言葉たちが
紡ぐ作品に琴線が触れるようになるのかもしれない。


「フルーツ(夏が来るまでには)」

大事なものだと知っているのに
君はそれを捨ててしまった
大事なものだと知っていたのに
君はそれを投げ出してしまった
気分をかえて 契約はどこかに捨ててしまえ
僕らはもっと夢を見ることができる
もし君が望み続けるなら

おはよう僕のメリンダ ごきげんいかがですか?
君ならばもっとうまくできたはずなのに
目の前のくすんだ夜明けに
あと少しだけ手が届かないだけさ
失うものばかり多すぎて
手にするものはほんの少し

君と同じ夢は見れないけれど
夏が来るまでには 傷もいえて
二人 リンゴとシナモンのようになかよし
時々思う
何が報われて 何が報われなかったのか

君を愛したい
けれど涙が止らない
僕らは未来への遥かな想いを胸に 旅に出る
いつか僕が死ぬとき
きれいな声が聞こえたらいいな
僕らはもっと幸せになれるはず
僕らはもっと陽気になれるはず


佐野元春「フルーツ(夏が来るまでには)」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする