りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

りきる・トーキョー。(2)

2011-06-19 | Weblog
日曜の朝の道玄坂は閑散としていて、まるで本当に祭の後のようで、夕べの雑踏が嘘のよう。

幸せそうに手をつないで歩くカップル。
寝ぼけ眼で歩くネクタイ姿の男性。
舗道に座り込んで、ひたすら独り言をつぶやく初老の男。

でも、こんな街並み、どこかに見たことがあるような気がする。

・・・あ、オーストラリアのシドニーだ。
・・・なんて、カッコイイ事を言いながら、一度しか行った事がないくせに(笑)

今日の昼過ぎの新幹線で帰る予定。
さ、それまでは、ニュートラルに過ごしましょうかね。
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りきる・トーキョー。(1)

2011-06-18 | Weblog
ただいま、渋谷駅。

岡本太郎の「明日の神話」の前。
この前来た時は公開直前で、まだ幕で隠れてた。
やっと本物を見れた。

久々の東京。
2年・・・いや、3年ぶりか。

“リトル・トーキョー”ならぬ、“りきる・トーキョー”。
さ、行こうかいの~。←あえて広島弁(笑)
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りきるアーカイブス〈5〉/天満川

2011-06-17 | Weblog
突然のシリーズ再開(爆)

・・・といっても、また明日から普通の日記にもどる公算大ですが(^_^;)
まぁ、これからも散発的にこのシリーズを書いていこうかなと思います。
おヒマならお付き合いくださいませ m(_ _)m

この小説は広島の小さな町を舞台に綴られています。
その町は架空の町なんだけど、モデルになった町は実際に広島市内にあるんです。

その町って、昔から印象深い町だったんですよ。
20歳前後の頃、僕は広島市内に住んでいたんだけど、このモデルになった町と
その周辺の景色に、なぜかものすごく惹かれるものがあって。

都心の近く・・・というよりも、ほとんど広島の中心部で、数十メートル先の
幹線道路には繁華街が広がり、車や人や路面電車が終日往来しているのに、
ちょっとだけ裏に入ったこの町は、それがウソのように静かな空気が漂って
いるんですね。

で、その町の西側に流れているのが、天満川という川で。

ご存知の方も多いと思いますが、広島という町はデルタ地帯に発展した街で、
市内には幾筋もの川が流れています。
平和記念公園を挟んで流れる太田川(通称・本川)や元安川という川は
ご存知の方も多いかと思いますが、それらに比べて天満川は、なんだか
地味なイメージがあって・・・。
上述した2つの川の次に都心に近く、繁華街にも近いのに、なぜか不思議な
静寂さを漂わせている・・・。
20歳頃の僕は、天満川の河岸沿いを歩くたびに、そんな理由の分からない
「何か」を天満川やその周囲の街並みから感じ取っていたんです。

それから約20年の時間が過ぎて、広島で大きな出来事が起こりました。
広島市民球場の廃止です。
それは広島カープファンはもとより、広島市民のみならず、広島県民にとって
様々な思いが交錯する、感慨深い出来事でした。

旧広島市民球場の最後の公式戦を、僕はテレビで観戦しました。
その時、ふと、頭の中に閃いたんです。

都心のド真ん中に鎮座していた市民球場が無くなる。
都心に広大な更地が生まれる。
その一方で、郊外に新しいスタジアムとそれにともなった新しい街が建設される。
広島の街が、今、大きく変わろうとしている。
だけど、その旧市民球場から至近の天満川とあの町は、昔と変わらぬような
同じ空気が流れている。

・・・これは、小説にできる、と。

思い立って執筆に入ると、あとはいつもの通りのような感じで、スラスラと
物語が浮かんでくる。
僕は頭の中に浮かんだイメージや情景をあらすじに沿って綴っていきました。

電子書籍にアップロードして発表したのは、これが4作目だったと思います。
それまでの3作は、僕自身、まだ電子書籍に対して試験的な段階だったので、
万人受けするようなコメディタッチのライトノベルばかりを、意図的に発表
していたんです。
だから、マジメという言葉が適切かどうか分からないけど、重く真摯なテーマを
題材にした小説は、この作品が初めてでしたね。
別の見方をすれば、僕の本当の文章表現力が露呈される作品だとも思いました。

緊張しましたね。
アップロードするボタンをクリックするのが、ちょっと怖かった(笑)

でも、“案ずるより生むが易し”で、いざアップロードすると、購読いただいた
方々から好意的なコメントをたくさんいただきまして。
“りきるさんの作品の中で一番好きです。”というストレートな感想をいただいた
時は、本当に嬉しかった。
他にも“デザイナーの眼なんでしょうか。風景も色彩も奥行きも見えてくる物語。”
というコメントをいただいたこともとても印象に残っています。
実は、僕、よくこういうことを異口同音に指摘されるんですよ。
先日も、とある小説家の先生から「りきるさんの言葉の使い方って、デザイナー
独特のものだとつくづく思う」と言われたり。
こういうことは、執筆した自分自身には、本当に分からないことなんですよね。
自分を客観視できないと、絶対に見えてこない。
人間として、まだまだ精進しなければ、と思いますね(笑)

この小説は昨秋発表して、しばらくは微修正を繰り返しながら電子書籍のサイトで
発表し続けていたんですが、3月11日以降、それをやめて出来るだけ目立たないように
しておいたんです。

理由は、あまりにも東日本大震災とオーバーラップするから。

もちろん、内容は震災とは違いますが、そのあらすじの根底にあるテーマや風景描写が、
あの津波に襲われた東北地方を想起させてしまうような気がして・・・。

しかし先週から、微修正をして更新し、再度電子書籍サイトの上位にアップロードさせました。

自分でもう一度読み直したんですが、逆に今、こう言う時だからこそ、このような作品を
世の中に問いた方がいいんじゃないか?と思ったんです。

僕は小説を書く時、あることを必須として決めていることがあります。
それは、必ず物語の最後に“希望”を添えて終わらせること。

たとえどんなヘビーな状況であっても、脳天気なハッピーエンドでなくてもいいから、
必ずどこかに救いがあることを感じさせる終わり方をさせるように留意しています。
大げさかもしれませんが、それは小説の絶対的な“使命”ではないかとも思っています。
この「天満川」も、内容は比較的ヘビーですが、最後にささやかな“希望”を添えて
物語は終わっています。
僕自身、この物語で最も好きなシーンは、その“微かな希望”を綴った最後のシーンかも知れません。

「天満川」電子書籍サイト→http://rikiru.wook.jp/detail.html?id=207948
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ワインと金麦と一等賞。

2011-06-16 | Weblog
昨日の午後、打ち合わせでWebデザイナーの事務所にお邪魔した。

このwebデザイナーさんとは長年のおつきあい。
同世代の方なんだけど、先日ご結婚されたばかり。

ご結婚後、初めて事務所にお伺いするので、
手ぶらもどうかと思い、道中、リカーショップに寄った。

店の入口で、金麦の壇れいちゃんがお出迎え(写真)。
いいなぁ~
このタペストリー、欲しい

webデザイナーさんへのお祝いというか手土産というか、
とにかくワインを1本購入。

そしてレジで精算したら、店員さんが唐突に
「おみくじをどうぞ」と僕に言った。
店員の指さす方を見ると、商店街のくじ引きで
よく見るようなガラガラってまわすヤツ(名前が分からない)が
目に映った。
店員に誘われるままにそのガラガラを回すと、
小さなボールがひとつ出てきた。

金色

「うぁ~、おめでとうございます
と歓声を上げる店員。
状況が飲み込めずキョトンとしている僕に、店員はこう言った。

「一等賞ですよ~

「は、はぁ・・・そうですか」
想定外の状況に、僕はそうとしか口にできなかった。

しかし、人間とは欲望の塊である。
キョトンとしていても、心の隅で“で、一等賞の商品は何なんだ”と
詮索する僕がいたこともたしかだ(笑)

「一等賞は、当店の1,000円分の商品券なんですよ~

欲望人間となりつつあった僕に向かって店員はそう言って、
チケットを一枚取り出して、僕に渡した。

・・・まぁ、そうだな。そんなもんだろ(^_^;)

子ども銀行のお札のような商品券を受け取り、お礼を言うと、
僕はワインを片手に店を出た。

さて、この商品券で何を買うか?
・・・いやいや、考える必要なんか、ない。

金麦を買うに決まってるじゃ~ん
ね、壇れいちゃん
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バンダナ。

2011-06-15 | Weblog
昔からバンダナが好きで。

雑貨屋で買ったり、古着屋で買ったり、100均で買ったり。
破れたり汚れたりして破棄したモノも含めれば、今まで
買ったバンダナの総数は、50枚は下らないんじゃないかな?

頭に被ったり、手首に巻いたり、ハンカチ代わりに使ったり。
変わった使い方としては、僕の部屋にフィアット500やスバル360の
ミニカーやプラモデルを飾っているんだけど、そのクルマ達の下に
マット代わりに使ってます。

まぁ、とにかく色々重宝しているわけです。

しかし最近のファッションでは、あまり見かけない。
それどころか、今やバンダナは“カッコ悪い”アイテムの
筆頭らしい・・・(-_-;)

う~~~ん、由々しき事態だ。

僕は、丸坊主なのでバンダナを頭に被って、その上にキャップを
被ることがある。
そうすると、滝のように流れる汗を食い止めてくれるわけ。
しかもその格好でキャップを前後ろに被るとカッコいい・・・・と思っていたのに(笑)

まぁ、流行なんて水ものだから。
バンダナの本当のカッコよさや奥深さまで流されてたまるかっつーの

写真は、僕が所有するバンダナの一部。
お気入りは左端と右端の2つかな。
左端のは、古着屋で見つけたMADE IN USAモノ。
右端のは、昨年の父の日に娘がプレゼントしてくれたモノです
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短距離走者。

2011-06-13 | Weblog
この年になると、さすがに自分の性格、というものが分かってくる。

最近、思う。
僕は、勢いだけで生きているフシがある。

最初の0.5秒で直感し、次の1秒で行動に出る。
そんな感じ。

だから、勢いがいい。
手前みそながら、スタートダッシュが素晴らしい。
しかし、別の視点からみれば、ここが弱点でもある。

つまり、長続きしない。

それは、公私に関係なくすべてに当てはまる。

たとえば、仕事。
今日は月曜日なので、朝から仕事が次々と動き出す。
先週から継続的に動いている仕事もあれば、
何週間も何ヶ月も塩漬けにしておいたような、みんなが
忘れかけていたような仕事が、突然ゾンビのように
動き出したりもする。
それらの仕事を、とにかく動かせる。進めてゆく。
黙々と。次々と。
それこそ、機械になったかのように。

でも、それも午前中だけだ。

昼休み(今)になったら、突然その動きが緩慢になってしまう。
そうなったら、もうダメ。
午後からは、エンジンのかかりが異常に遅くなる。

僕は、短距離走者なのだ。
つくづくそう思う。

意地悪な言い方をすれば、短絡的、とも言えなくもないけど。

でも、40年以上もこの性格で生きてきたんだからなぁ。
今さら長距離走者にはなれないよ。
実際、マラソン大嫌いだし(笑)

ジョギングは好きなんだけどね。
一人で自分のペースで走るのは。

だから、僕はマイペースの短距離走者なんだな。

あんまり、友達には欲しくないタイプかもしれない(爆)
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叔父宅にて。

2011-06-12 | Weblog
今日は、朝から叔父宅にお邪魔している。

叔父は、親父の兄。
先月の中旬、突然意識不明になって救急車で運ばれた。
原因は複合的なモノらしいので今でも簡単には説明できないが、病名は「脳機能障害」と診断された。

それから約一ヶ月。
一時は最悪の場合も想定したが、奇跡的に快復し、今日、一時退院となった。

叔父には、二人の息子がいる。

長男は僕と同い年で、次男は二歳年下だ。
しかし二人とも今では実家から遠く離れた場所で暮らしているので、叔父の面倒を見る事ができない。

もちろん叔母も高齢だ。
一人で世話をさせるわけにはいかない。それこそ「老々介護」の見本になってしまう。

とりあえず、今日、退院から帰宅まで一緒に付き合った。
しかし、これからはどうなるのか、どうするのか、分からない。

外は、雨。
花壇に咲いた名前の知らない花にも、雨の雫。
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ハレルヤ・ハリケーン。

2011-06-11 | Weblog
梅雨まっ盛りですね。
今日は思いっきり、雨。

せっかくの休日なので、クルマを洗車したり、
近所を散歩したり、子どもを動物園に連れて行ったり
・・・と、いいパパ風に過ごそうと思っていたのに(笑)

低気圧は、人間の血管を収縮させて血流を鈍くするそうなので、
今週は心身ともに活発じゃなかった。
だからなおさら、週末ぐらいは・・・と思っていたのに。

YOU TUBEから1曲。
この時期、特に大雨の時になると、僕がヘビーローテーションで聴く曲。
リアルタイムで聴いていた世代は、僕らより少し上の世代かな?
よくディスコで流れていた・・・という話を聞いたことがある。
僕は、その頃、ラジオから流れてきたのをキャッチしたのだろう。
ビデオの構成が秀逸。
センスがない、と言ってはいけない。シュールなのだ(笑)

Weather Girl「It's Raining Men」
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刊行。

2011-06-09 | Weblog
昨日、仕事から帰宅すると、僕宛の封筒が届いていた。

送り名は「福山文化連盟」。
開封すると、一冊の冊子が入っていた。
今年の3月、「第35回 ふくやま文学選奨」の短編小説部門で
最優秀賞を受賞した作品が掲載された冊子だった。



最近は、小説を書いても電子書籍にばかり上梓していたので
あまり考えることがなかったが、思い返せば、自分の書いた小説が
「紙」の媒体に掲載されたのは、8年前に地元のタウン誌に掲載された
処女作以来、これが2回目なのだ。

あの時は、初めての小説、初めての掲載・・・しかも月刊誌に3ヶ月連載
ということもあって、僕はもとより、周囲の友人や知人も巻き込んで、
ちょっとした騒ぎになったけど、しょせん、広島県内限定のタウン誌の
数ページだけの連載だった(もちろん、それもスゴイことだったと思うけど)

今回の冊子は、一見、どこかの学校の卒業文集みたい(これも失礼な表現だな
だけど、それでも自分の作品がトップバッターで掲載され、しかも紙幅の
大半を費やしてもらっている。
それは素直に嬉しい。本当に嬉しい。



しかし、開封してから何度も読み返したんだけど・・・やっぱり客観的に読めない(笑)
何度も何度も推敲と校正をしたはずなのに、どうしても表現や描写や構成に穿った見方を
してしまう(^_^;)

いずれにしても、これで今年の執筆活動はひと段落。
奇しくも、来週は、いよいよ原宿で「ARIGATOU展」が開催される。
共同開催といえども、2年半ぶりの個展への参加だ。

さぁ、頭のチャンネルを切り換えよっと。
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力石重正殿。

2011-06-08 | Weblog
娘が社会科の宿題で、自分の暮らす町の歴史を調べているという。

今、その資料らしいぶ厚い冊子が、自宅にある。
冊子の表紙を見てみると、この町の「町史」だった。

公立図書館で借りてきたのか、それとも学校の図書室で借りてきた
のか知らないが、12歳の子どもが宿題の参考資料に使うには、
ちょっと(というか、かなり)背伸びし過ぎな資料のような気がする。

解説の言葉が難解すぎるのだ。
大人の僕でも解釈に時間を要する説明や言葉がチラホラ・・・。

そんな冊子をめくっていたら、冊子の後半の方に「姓」に関する章を
見つけた。

「姓」・・・とどのつまり、名字だ。

この町に暮らしているすべての人々の名字というわけではなく、
比較的多い名字の由来について記載されているようだ。

僕の名字は、珍しい名字である。

この町独特と言っても過言ではない。
実際、その発祥の地域までは知っている。
しかし、それ以前の由来や源流までは、まるで分からなかった。

五十音順に記載されてある、この町でよく見かける様々な「姓」を
読み進めた。
それぞれの「姓」の解説の中にチラチラと見える“毛利”とか
“村上水軍”という言葉を横目に自分の名字を探した。

あった。

そこに書いてあった解説・・・藤原氏、力石重正ノ後
・・・それだけ(笑)

でも、これだけでも大きな収穫だ。
そうか、僕の家は力石重正という武将からはじまったのか。

実は、この力石(ちからいし)という「姓」もこの町にには多く、
その出自は、僕の名字よりもよく知られていた。

簡単に説明すると、力石氏は、戦国時代、毛利元就と闘って敗北した
山陰の戦国大名・尼子氏の家臣だったのだ。
敗北した尼子氏の家臣たちは、毛利氏の“捕虜”として瀬戸内海の
無人の小島に収容されたという。

その島で脈々と受け継がれてきた力石家の、おそらく傍流の力石重正公が
名字を換えて、僕の名字の家系がはじまったのだろう。

ただ肝心なことに、それがいつ頃のことなのかが分からない。

しかしあくまでもこれは推測だが、上述した戦国時代の事を考えると、
おそらく江戸時代初期の頃なのではないだろうか?
そうか・・・やはりというか、なんというか、やっぱり元は、力石だったのか。

力石重正殿。
あなたの創始した珍しいこの名字は、脈々と継承され続け、そして今は僕が受け継ぎ、
その本家の長男として、今も同じ町で暮らしております。
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