2014年5月バラ1号 14/5/2014
バラ・ビオラ・ノースポール・都忘れ 14/5/2014
バラの季節がやってきた。
淡いピンクのミニバラ、薄紅色のバラ、豪華なピンクの大輪のバラ、渋いテラコッタ色のバラ、それぞれ競って咲き出した。
写真のは、このうちの大のお気に入りテラコッタ色のバラ。
四季咲きのこのバラの醍醐味は、春と秋の発色の違いを楽しめることにある。
パステル調の春の発色が、秋には深みが増してシックな色合いを帯びる。
小さい人も、このテラコッタ色のバラが好きだといっていた。
紫に縁取られたビオラに白のノースポール、紫の都忘れの組み合わせは、小さい人が飾ってくれたもの。
小さい人が花瓶に活けてあったすずらんの花姿が衰えてきたのを見て、庭へさっと出ていってまもなく、この花たちを摘んできた。
その摘み方も花瓶に活けるばかりに配色に気を使って形作ったものだ。
春の花で庭が賑わっている今の時期、飾る花に事欠きはしないが、飾る気持ちがなければそれで終わってしまう。
けれど、小さい人が庭の様子をきちんと見ていて、それをより身近に置き楽しもうとする心持の豊かさに、親として安堵している。
それはそうと、このテラコッタ色のバラ1号、こうして花瓶に飾るのに少なからず葛藤があったことを告白しよう。
せっかくの1号だから、外で花の命を全うさせたい気持ちと、明日の雨で痛まないうちに家の中の台所に飾り長い時間愛でるかどうかということだ。
つまるところ、写真のような選択となった。
どちらが正解とつけがたいけれど、台所に行けばいつでも見られるので後悔はない。
2014年のバラ1号、どうか咲ききってくださいな。