先日の仙台国際ハーフにはトヨタが車両提供していました。
スタートへのエリア整列のため陸上競技場とコボスタの間の通路にいくと、オフィシャルカーが何台か停まっていて、その中には見慣れない茶とも紫ともみえるメタリックの車が
斜め後方から近付くと見たことないちょっと複雑なプレスラインで「これは何?」と疑問が・・・
でも前に回ると大きな開口部のあるフロントグリルで一目で燃料電池車「MIRAI」とわかりました。
1月の箱根駅伝でもオフィシャルカーとして使われていましたが、排気ガスが出ない理想的なオフィシャルカーといえます。
でも、帰宅して録画していたレース中継を見ると、
MIRAIは
「東北地方で販売していない」という内容の
テロップがでていました。
つまり、水素ステーションの建設が進んでいないため東北ではしばらくは購入できないということなのですね。
水素ステーションの建設コストは億単位だともいわれており、普及にはまだまだ時間がかかるようです。
ちなみに水素ステーションがないのに件のオフィシャルカーはちゃんと帰れるのかという疑問が?
おそらくキャリーカーで運ばれてきたのかもしれませんが、ちょっと調べてみました。
一充填(なんと3分で完了するそうです)で、JC08モードの燃費は650㎞だそうで、一定速度での巡航なら東京から来て、レースの先導を行ってから戻ったとしても充分なのかもしれません。
数年の間に県庁所在地などの中核都市には水素ステーションが建設され、かつてプリウスがそうだったように徐々に官公庁の公用車にMIRAIが採用され、目にする機会が増えそうです。
燃料電池車が一般家庭に浸透するのはいつでしょう?
そのころには自分は免許証を返納するような年齢になっているかもしれません。