日本版GPS衛星ともいわれる“みちびき”(準天頂衛星システム)については、現在売られているGPSウォッチのほとんどが対応してきているので、ランナーなら購入検討時に仕様欄で読んだことがあると思います。
日本の上空に留まりGPSを補完することで都市部や山間地での衛星補足数が増えて精度が向上します。
来年には4基体制となり、最終的には7基での運用となります。
その高い精度を利用して、トラクターやコンバインなど農業機械の無人化で人手不足をカバーしたりといったことが可能になってきます。
そんな中、ランナーとして興味深い試みを2016神戸マラソンでアシックスが行っていたそうです。
2時間台で走れるコーチ役のランナーが走ったコース取りを、後方を走る
ランナーがスマートウォッチに表示される情報でなぞれる仕組みを実験したのだそうです。
五つのカーブが連続する300m区間での上手なコース取りを初心者が模倣することができるかどうか?
結果は距離にしてわずか1.2mほどしかコーチ役と初心者では差異がなかったそうですが、別の興味深いデータが得られたそうです。
それはカーブ手前の減速度合いだったそうです。
コーチ役に比べて初心者ランナーは減速が多く、スピードを繋げることができなかったようです。
いずれ、精度の高い詳細なデータを基に指導をうけることができるようになっていくのでしょう。
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