ランニング徒然

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奇跡のレッスン

2019-02-05 20:45:00 | ランニング

​インフルエンザが流行していますね。

先週、他部署の応援で大勢の高校生と接触する仕事があり、その後、体調を崩し「インフルか?」と思ったものの単なる風邪で一安心しました。

昨日はアメフトファンにとっては一番楽しみなスーパーボウル。

気持ち的には「インフルを患っていたら生中継を見られたのに~」と思ったもののちゃんと出勤しました。

試合は録画してゆっくり1クォーターずつ見るつもりです。

 

さて、NHK-BSで不定期放送されている番組「奇跡のレッスン」があります。

世界的な一流コーチが日本の子供たちを指導する様子を追ったドキュメンタリーです。

前回の放送は都駅伝大会に挑む中学陸上部をレナート・カノーバ氏が指導する様子が描かれました。

カノーバ氏はケニアを拠点に中長距離選手を指導するイタリア人コーチで、指導を受けた選手は五輪、世界選手権で48個ものメダルを獲得しているという智将です。

番組では中学生が彼の作ったメニューで約一月練習し、最後の一週間は直接指導を受ける様子が描かれていました。

カノーバ氏は「自己記録の1.125倍のペースで1500m走をY本」という具合に緻密な練習を組み立て、レース当日に最高のコンディションで臨ませるという指導を行っています。

特に選手が長きにわたり現役を続け、経験を重ねて30代でも記録を伸ばせるよう指導を行う方で、日本流の毎日4050km走り、月間で1000㎞も走るような練習を否定しています。

かつて、高橋尚子選手の練習量の多さ(午前30km,午後40kmなど)を知り、北京五輪選考レースだった名古屋女子マラソンで復活して快走することはない(結果は2時間44分で27位)と予言したそうな!

設楽選手や大迫選手などの30km以上の距離走を必要ないとする新世代のランナーにも通じる練習法の先駆者です。

今回、指導を受けた中学生にもいたずらに長い距離を走らせることはせず、最後の仕上げは坂道ダッシュで、速筋を使う走りを体に覚えこませていました。

駅伝大会では男女ともにチームとしての記録を更新し、順位も大きくジャンプアップさせることができました。

練習メニューのち密さだけでなく、彼が生徒たちのメンタル面の弱さなどを見抜き、スランプに陥った者に自信を取り戻させていく過程が素晴らしく、コーチングの在り方を考えさせられました。

 2月13日には再放送があるので、ぜひ見てみてください。



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