いろんな構造材料に取り入れられている炭素繊維「カーボンファイバー」
引っ張り強度が高く、織物状のシートに加工し、熱可塑性樹脂で固めることで、様々な形状に加工できて、航空機や自動車の構造材にもつかわれています。
その軽さを活かしつつ、織り方や繊維の方向を変えることで、様々な特性を生み出せるため、競技用自転車のフレームはカーボン製が当たり前
ランニングの世界でも、短距離用スパイクのソールに使われていたり、五輪代表用のカスタムメイドのマラソンシューズにも使われたりしているようです。
詳しくは知りませんが、ランニングシューズのチューニングパーツとして、履く人の走りに適合させるノウハウとともにカーボンシートが販売されているようです。
実はこのカーボンファイバーを超える素材としてグラフェン (graphene) なるものが実用化されつつあります。
電気的な特性にも優れ電子材料としての期待も大きいのですが、単純にいうと、炭素原子が原子1個分の厚さで平面的に結合したもの
1原子分の厚さということは、これ以上薄くならない
つまり 構造的な欠陥が生まれないということ
物質は分子間の結合に規則性があるわけですが、まれに欠落したり、余分な部分があると、そこが強度的な弱点となります。
グラフェンは平面的には6角形で連なっているため、5角形や7角形などの連鎖変形が生じえるため完全ではないものの、厚さ方向には欠陥が生じえないことになることから、著しく強度が高いと理解できます。
スポーツの世界ではいち早く、スキー板に使われ、強度を保ちつつ薄く軽くできることで、しなやかに奇麗なたわみを生み出すことができるとのこと
スキーはエッジにかかる圧力が均一ならばズレのないきれいな弧を描くことができることになります。
※昨年からHEADが一部に採用し、2016-2017シーズンから全面に採用したモデルが発売されるらしい
やがてランニングシューズにもグラフェンが使われる日がやってくるかもしれません
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