大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

巡(めぐり)・型落ち魔法少女の通学日記・045『臨時のアルバイト』

2023-08-10 16:43:38 | 小説

(めぐり)・型落ち魔法少女の通学日記

045『臨時のアルバイト   

 

 

 ああ、ピッタリだねえ!

 

 着替えたわたしを見て、直美さんは喜んでくれた。

「ストッキングなんて穿いたことないから、ちょっと変です(^_^;)」

「まあ、今日一日だから辛抱してね」

「あ、はい、それは大丈夫です。これも経験ですから」

「そうね、何事も明日への投資よぉ! レッツゴー!」

 機材を担いで、いつものホンダに乗り込む。

 日ごろの制服と違って膝丈のタイトスカート、ちょっと足さばきが難しい。

「今日は結婚式じゃないからね、笑顔は禁物だよ」

「は、はい、承知してます」

 返事も硬くなってしまう。直美さんのホンダN360も心なしゆっくりと走っている。

 

 今日は写真館の臨時、いや緊急のアルバイト。

 

 写真館の主なアルバイトは結婚式の写真で、もう五回やったので慣れてきた。

 たいていは希望が丘の公民館。令和の今は老朽化して解体を待つばかり。昭和45年の公民館は、まだ出来立てでピカピカだったけど、もう見る影も無かった。

 こないだ、自転車で散歩していて53年の歴史を経た公民館に行き当たって、しみじみしてしまった。偶然にも最初のバイトで撮影した花嫁さんが結婚式の写真を持ってきていてビックリした。新郎の方はお亡くなりになって、新婦のお婆さんが、まだ体が動くうちにと杖を突いてやって来られていたんだ(037『再びの希望が丘』)。

 結婚式の写真は撮る方もニコニコしていなくちゃならない。

 初めてのバイトだったし、緊張したら仏頂面間違いなしのわたし……どうしようかと思ったけど心配なかった。

 昭和の結婚式は令和の倍くらいに明るかった。

 緊張でガチガチの新郎新婦もいたけど、周囲の人たちがめちゃくちゃ明るくって幸せそうで、記念写真を撮るころにはちゃんと笑顔になっていた。

 その幸せのおこぼれにあずかって、こちらも自然に幸せな気分になっていくもんね。

 

 でも、今日は違う。

 今日はお葬式。

 

 亡くなったのは82歳のお爺さん。

 なんでも、戦時中は師団長っていうのをやっていて、終戦のあとは、部下が全員復員するまでは収容所を出なかったという人らしい。

「笑顔厳禁、よろしくね」

「はい!」

 式場は、宮之森市内の大きなお寺。

 口にこそ出なかったけど、ビックリした。

 お寺の前、左右50メートルほどにはズラリと、お葬式のディスプレーが並んでる。

 黒白の布を掛けられた木がずらりと並んでる。

「樒っていうのよ、白黒の幕はクジラ幕。式場に入ったら、なるべく喋らないでね。必要な時は傍まで寄ってヒソヒソ話してね」

「はい」

「じゃ、行くよ」

 機材を担いでいなければ、参列者と変わらない喪服姿。大人しく続いていく。

「あ、直美ちゃん」

 受付に向かっていると、ちょうどお寺の門から黒服の男の人が出てきて直美さんに声をかける。

「あ、ケンちゃん」

 どうやらお知り合い。

「おじさんが来るのかと思った」

「都合悪くって、今日はわたし」

「妹さん?」

「あ、助手してもらってるの、時司さん」

 アルバイトとは云わないんだ。たぶん、言っちゃいけないんだろうね。

「よろしく」

 ペコリと頭を下げるだけにしておく。

「そっちもケンちゃんが?」

「まさか、親父は中で打合せ。庫裏の方にうちの控室があるから、そこ使って」

「要領はいちおう聞いて来てるんだけど、こんな感じ?」

「……うん、これでいいと思う」

 

 葬式の写真て、どう撮るんだろうと思ってたけど、基本は式次第に従って邪魔にならないように、いろいろ撮るらしい。

 一般参列者の人が撮っちゃいけないという決まりは無いんだけど、やっぱり憚りがあるし、式場の雰囲気も損なってしまう。そこで、写真館の者が出張して代わりに撮る。

「むかし、ちょっと揉めたことがあってね、それ以来写真館が撮るようになったの。まあ、宮之森以外じゃ、あまりやってないかなあ」

 直美さんの手際は見事だった。

 撮影の前と後では、必ず一礼。むろん最後に祭壇に向かって一礼。

「あの遺影は、直美さんのところで?」

「うん、戦時中の写真を修復してね。もと部下の人たちや軍関係の人たちも参列されるんで、あんな感じにね」

 遺影は、軍人の割には温厚な笑顔で写った軍服姿。

 式場には五十代六十代のおじさんがいっぱい。中にはくたびれた人も居るけど、お焼香の時やご出棺の見送りの時には背筋が伸びてキビキビしている。

 もと軍人さんの御葬儀なので軍服とかの人も居るんじゃないかと思ったけど。全員ふつうの喪服だった。

 わたしの時代には、軍服着て靖国にいく人とかいるけど、あれはサバゲーのコスみたいで、個人的には好きじゃない。

 でもね、出棺の時、ラッパを持ったオジサンが二人出て門の脇で葬送ラッパを吹いたのは良かった。

 そして、誰かが号令をかけたわけでもないのに、棺が本堂から出され霊柩車に乗せられ、角を曲がるまで、きれいに敬礼で決めた。

「写真屋さん、集合写真お願いできますか」

 弔辞を読んだ元部下のお爺さんが来られて、つつましい笑顔で申し出られた。

「はい、承ります」

「おい、みんな集まれ」

 本堂の階段に並んび、真ん中には故人の遺影。

 わたしはライトとレフ板持って直美さんの後ろに。

「では、撮ります」

 ビシ

 音がするんじゃないかってくらい、姿勢が決まって、直美さんがシャッターを切った。

 

 終わると、どっと汗が噴き出す。やっぱ、八月の喪服はめちゃくちゃ暑い。

 

 

☆彡 主な登場人物

  • 時司 巡(ときつかさ めぐり)   高校一年生
  • 時司 応(こたえ)         巡の祖母 定年退職後の再任用も終わった魔法少女
  • 滝川                志忠屋のマスター
  • ペコさん              志忠屋のバイト
  • 猫又たち              アイ(MS銀行) マイ(つくも屋) ミー(寿書房)
  • 宮田 博子(ロコ)         1年5組 クラスメート
  • 辻本 たみ子            1年5組 副委員長
  • 高峰 秀夫             1年5組 委員長
  • 吉本 佳奈子            1年5組 保健委員 バレー部
  • 横田 真知子            1年5組 リベラル系女子
  • 加藤 高明(10円男)       留年してる同級生
  • 藤田 勲              1年5組の担任
  • 先生たち              花園先生:4組担任 グラマー:妹尾 現国:杉野 若杉:生指部長 体育:伊藤 水泳:宇賀
  • 須之内直美             証明写真を撮ってもらった写真館のおねえさん。

 

 

 

 

 

 

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せやさかい・427『みんながんばってる!』

2023-08-10 09:48:32 | ノベル

・427

『みんながんばってる!さくら   

 

 

 宇宙戦艦三笠には四人(四匹?)の猫が出てくる。

 

 もともとは横須賀のドブ板通りに住んでた街ねこ。

 それがネコミミメイドになって三笠に乗り組んで、乗組員の世話をしてくれるという設定。

 他のメインキャラはプロの声優さん(うちは、ちょっと中途半端)やねんけど、ネコメイド四人は現役の中学生。

 養成所を出てないということでは、うちと一緒やねんけど、四人とも児童劇団所属。うちよりも、よっぽどプロ。

「あ、わたくしは養成所も児童劇団にも所属しておりませんの(^_^;)」

 手をワイパーみたいにして否定するのはミケメ役の高瀬川薫子さん。

「え、せやったん?」

「はい、宗武監督がうちのお店の御常連さんでして、お声をかけていただきましたの」

「え、お店?」

「はい、飲食店を営んでおりまして、監督はお祖父様の代からご贔屓にしてくださっています」

 この子は、めちゃ言葉遣いがていねい。

「ええ、せやけど、高瀬川さんめっちゃうまいやんか」

「アハハ、小さいころからアニメ観て、そんな気になっていただけですぅ」

「え、そんな気てぇ?」

「え、あ、その……(#^_^#)」

「カオルンはね、画面見ていっしょに台詞喋るんですよぉ(^▽^)」

「すごく上手いんです!」

 シロメの浅田さんとクロメの前田さんが加わった。

「あ、いやだあ、二人ともぉ(#^o^#)」

「作品の中に入ったみたいに、すごいんですよ」

「ああ、もうやめてぇ、そんなお話じゃないんですからぁ(#'∀'#)」

「そうそう、カオルン、どうぞぉ」

「あ、はい。実は、わたしたちテレビのお仕事頂戴しまして。榊原留美さんとご一緒させていただくことになったんです」

「え、留美ちゃん、テレビに出るのん!?」

「はい、お正月の単発ドラマなんです。大正時代のお話で、榊原さんは華族のお嬢様で、わたしたちはお屋敷のメイドなんです」

「え、そうなんや!」

「お噂で、酒井さんは……その、ご一緒にお暮らしとお伺いしましたので、榊原さんの人となりをお伺いできればと思いまして、お願いする次第なのです」

「そ、そうなんや」

「あ、今でなくて結構なんです。お仕事が明けた時に、わたくしのお店ででも」

「はい、さくら先輩ぃ、どうでしょうか?」

 高瀬川さんの後ろでお願いポーズする浅田さんも、めっちゃ可愛い。

「ちょっと、あんたたち」

 後ろからチャメの竹内さんが声をかけて、二人は、ちょっとアセアセになって「「すみませんでした(;'∀')!」」と、休憩室の向こうに行ってしまう。

 竹内さんが、深々と頭を下げて、他の三人も、もう一回頭を下げる。

「おもしろいねぇ」

 真鈴先輩がミネラルウォーターの蓋をあけながら横に座ってきた。

「吐夢(かなむ)は甘えん坊の役が多いのに、リアルじゃ委員長タイプなんだ」

「そうですねえ、タイプはちゃうけど、みんなしっかりしてますねえ」

「さくら、留美ちゃんのことは聞いてなかったの?」

「あ、うん。家では、そういう話ぜんぜんしませんからね」

「さくらは、喋るタイプだろ?」

「え、あ、いや、そうなんですけどねえ」

 応えながら思た。

 夏休みに入って、わたしも留美ちゃんも外に出てることが多い。

 うちは、むろん『宇宙戦艦三笠』の収録やねんけど、留美ちゃんは……言わへん子ぉやさかい、気ぃつかへんかったけど、なんや世界が広がってる様子。

 よし、人形焼きと東京バナナ買うて帰って、久々にゆっくり話しょうか。

 

 帰りの新幹線でスマホを開くと、詩ちゃんからのお便り。

 

――お母さんが、またこっちに狂って。もういいのにね。留美ちゃんのこと女王陛下もご存知だったよ、二人ともがんばってるんだね。あ、そうそう、ソフィーが中尉に昇進したよ。仕事も増えるみたいだけど、生き生きしてます。わたしもがんばるね、ボチボチだけど(笑)――

『狂って』は変換ミスやねんやろけど、あえて、そのままにしてる感じ。

 閉じようと思たら、頼子さんからメール。

――今度ね、お祖母ちゃんの一存で『王立民俗学学校』ってのができたんだけどね。その開校式に出ろって言われて出て見たら、学校の総裁ってのに任命された! ぜんぜん聞いてないし、いきなり総裁ってひどくない!? この夏は、留美ちゃんもさくらも、こっちには来れないんだよね。六日は、お祖母ちゃんの発案で広島の原爆忌に合わせて黙とうした。女王の黙とうだから国が黙とうしたのと同じ。うちは小さな国だけど小さいナリにやること出来ることはあるんだと感心した。写真は中尉に昇進したソフィーとツーショット。じゃ、またね――

 髪をアップにして正装のドレスに勲章付けまくりの頼子さんは、めっちゃ貫録! 王女どころか女王さまでも通りそう。ビシッと儀式用の軍服に身を固めたソフィーは攻▢機動隊の少佐みたいにかっこええ!

 ため息ついて窓の外見ると富士さん。

 雪の積もってない富士山はスッピン。

 スッピンでも富士山はかっこええ!

 

 

☆・・主な登場人物・・☆

  • 酒井 さくら      この物語の主人公  聖真理愛女学院高校二年生
  • 酒井 歌        さくらの母 亭主の失踪宣告をして旧姓の酒井に戻って娘と共に実家に戻ってきた。現在行方不明。
  • 酒井 諦観       さくらの祖父 如来寺の隠居
  • 酒井 諦念       さくらの伯父 諦一と詩の父
  • 酒井 諦一       さくらの従兄 如来寺の新米坊主 テイ兄ちゃんと呼ばれる
  • 酒井 詩(ことは)   さくらの従姉 聖真理愛学院大学三年生 ヤマセンブルグに留学中 妖精のバンシー、リャナンシーが友だち 愛称コットン
  • 酒井 美保       さくらの義理の伯母 諦一 詩の母 
  • 榊原 留美       さくらと同居 中一からの同級生 
  • 夕陽丘頼子       さくらと留美の先輩 ヤマセンブルグの王女 愛称リッチ
  • ソフィー        ソフィア・ヒギンズ 頼子のガード 英国王室のメイド 陸軍中尉
  • ソニー         ソニア・ヒギンズ ソフィーの妹 英国王室のメイド 陸軍伍長
  • 月島さやか       中二~高一までさくらの担任の先生
  • 古閑 巡里(めぐり)  さくらと留美のクラスメート メグリン
  • 百武真鈴(田中真央)  高校生声優の生徒会長
  • 女王陛下        頼子のお祖母ちゃん ヤマセンブルグの国家元首
  • 江戸川アニメの関係者  宗武真(監督) 江原(作監) 武者走(脚本) 宮田(制作進行) 
  • 声優の人たち      花園あやめ 吉永百合子 小早川凜太郎  
  • さくらの周辺の人たち  ハンゼイのマスター(昴・あきら) 瑞穂(マスターの奥さん) 小鳥遊先生(2年3組の担任) 田中米子(米屋のお婆ちゃん) 瀬川(女性警官)
  •   

 

 

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RE・かの世界この世界:184『ボロクズと奇跡の柄杓』

2023-08-10 05:49:21 | 時かける少女

RE・

184『ボロクズと奇跡の柄杓』テル 

 

 


 ズサッ!


 背後の草むらからボロクズが転がり出てきた。

 ウワアーー!! キャーー!! キッタネーー!!

 楽しく美味しくたこ焼きパーティーを楽しんでいたところに、ゴミダメの底で腐っていたようなボロクズが飛び込んできたのだ。みんなたこ焼きのトレーを持ったまま飛び散ってしまった。

 ボロクズには手足が生えていて、背中の所がポッコリと膨れ、頭は廃棄寸前のモップのようにギタギタに絡んで悪臭を放っている。

 みず……みずを……水を……

 ボロクズが口をきいた!?

 そいつは肥ツボからやっと這い上がってきたドブネズミのように臭くてグロテスクだが……人の言葉を発している。

 どこかで聞き覚えのある……?

 最初に思い当たったのはヒルデだ。

「お、おまえは!?」

 ヒルデは、食べかけのたこ焼きトレーをほっぽりだすと、ドブネズミに取りついた。

「おまえ、タングニョーストではないか!?」

「「タングニョースト!?」」

 ドブネズミを抱き上げると、モップの毛のように汚れて絡み合った髪をかき分けて、そいつの顔を露わにして声をあげた。

「ひ……姫……やっと……お会い出来ました……」

「だれか、水を! タングニョーストに水を!」

「ヒルデ、これを!」

 ケイトが差し出したペットボトルは一瞬で空になって、ドブネズミのようだった顔の汚れが落ちて、タングリスと相似形の凛々しくも美しい美少女の面影が現れた。

 それは、紛れもなく、ムヘンの流刑地からノルデン鉄橋までいっしょだったトール元帥の副官にして超重戦車ラーテの操縦手であるタングニョーストだ。

「みんな、もっと水を!」

「これを」

 まだ手を付けていないペットボトルを渡して、ヒルデがタングリスの口元に持っていってやる。

 ジューー

 タングリスの唇が動いたかと思うと、水は一瞬で蒸発してしまう。

「リミッターが外れたんだ、もっと大量の水がいる」

「じゃ、これも!」

「これも!」

 飲みかけやら、手つかずのものやら、ペットボトルの水を与えるが、いずれも唇に触れるか触れないかで消えていく。タングニョーストの渇きは尋常ではない。

 もともとトール元帥に付き従っている軍人だ。並の飢えや乾きなどビクともしない。

 それが、ここまでボロボロになるのは生半可な旅ではなかったのだ。

「海の水じゃダメなんだろうね……」

 目の前には紀淡海峡の豊かな海が広がっているが、いかに豊かと言っても海水だ、使えるわけがない。

 しかし、そう思ってしまうほどに原初の日本は海水でさえ清々しい。

「ああ、ダメだろうな……」

 荒れ地の万屋ペギーが居れば、スポーツドリンクや天然水ぐらいいくらでも調達できるんだろうが、ここは次元の違う日本の異世界、望むべくもない。

「これを使え!」

 イザナギが差し出したのは神社の手水所に置いてあるような小さな柄杓だ。わずかに水が入っているようだが、これでは口を漱ぐにも足りない。

「え、これは?」

 タングニョーストの口に当てがわれた柄杓からはコンコンと水が湧いているようで、彼女の喉は絶えることなくコクコクと動いている。

「奇跡の柄杓だ!」

 ケイトが目を丸くする。

「国の天地(あめつち)が固まったら、これで川の源流にしようと思った柄杓だよ。アメノミヒシャクとでも言っておこうか」

「ありがとう、イザナギ。これで、タングニョーストは生き返るよ」

 そうやって、水を飲ませていると、みるみるタングニョーストの汚れや穢れが取れていく。ボロボロだった野戦服も新兵のそれのようにキレイになって、ノルデン鉄橋で別れた時よりも凛々しく清げな女性兵士の姿に戻った。

 

☆ ステータス

 HP:10000 MP:400 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー
 持ち物:ポーション・1000 マップ:1000 金の針:1000 福袋 所持金:450000ギル(リボ払い残高0ギル)
 装備:剣士の装備レベル55(トールソード) 弓兵の装備レベル55(トールボウ)
 技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)
 白魔法: ケアル ケイト(ケアルラ) 空蝉の術 
 オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト)  思念爆弾

☆ 主な登場人物

―― かの世界 ――

    テル(寺井光子)    二年生 今度の世界では小早川照姫
 ケイト(小山内健人)  小早川照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる
 ブリュンヒルデ     主神オーディンの娘の姫騎士
 タングリス       トール元帥の副官  ブリの世話係
 タングニョースト    トール元帥の副官  ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属 
 ロキ          ヴァイゼンハオスの孤児
 ポチ          シリンダーの幼体 82回目で1/12サイズの人形に擬態
 ペギー         異世界の万屋
 ユーリア        ヘルム島の少女
 ナフタリン       ユグドラシルのメッセンジャー族ラタトスクの生き残り
 その他         フギンとムニン(デミゴッドブルグのホテルのオーナー夫婦)

―― この世界 ――

 二宮冴子  二年生   不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い
 中臣美空  三年生   セミロングで『かの世部』部長
 志村時美  三年生   ポニテの『かの世部』副部長 

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