これは行きつけの、リサイクルショップの捨てるゴミからもらった物。昔は良く見たが今は見ることは殆ど無い。 さてなんと言うのかと思ったら物に書いてあった。東京 二号かけはり と刻印が有った。 上は指抜き(CLOVER3と内側の刻印)だ。 これは和裁に使うものだろう。指ぬきは皮製もあるが、やはり金属の方が使いやすいらしい。 親戚の伯母さんがよく使っていた。 着物を縫うときにこれで生地の端を摘み縫っていた。 これ かけはりと言うんだと初めて知った。 私の小学校時代には裁縫の時間があったので、こう言う指ぬきは持っていたが皮製と記憶している。 確かパンツを縫って持っていった。 男の私は余り関心が無く母親に作ってもらい提出した。 だが今でもボタンくらいは自分で付けられる。 懐かしい物だがちょっと本来の趣旨から外れるかな。
これは熊川神社骨董市で買った。 刃は余り使われて無い様だ。しかしそれにしては、台が薄い気もする。 台と刃は別物だった可能性も有る。研いで見たが余り切れない。刃の色は良いと思ったが駄目だ。この角度で研いでも刃返りが上手く取れない。焼入れが良くないのかも知れない。 使い込まれて無い鉋が出てくると言う事は、やはり問題があると考えるのが妥当かも知れない。台には⑤の焼印が二つある。 想像するに 五郎と名乗る大工の見習いが使ってみたが、どうも切れないと言うので放り出したというのはどうだろうか。 台も大工の手作りの様に見えるが、柔らかい樫の木だ。 裏刃の左上の丸い穴が開いている。これはタバコ包丁の刃を使った物だという人が居るがどうだろうか。 骨董屋の中にもそう言って 高く売る人もいるが、私は信用していない。
これは確か桐生天神の骨董市で買った。 500円程度だろうと思う。刃は使い込まれており、鋼の残りも少なく、実用にははならない。取敢えず研いで感触を楽しむだけだ。そして刃の色を見て研究する材料になる。 だから使えなくても買う事もある。それが有名な鍛冶屋の物なら、なお更だ。 他の人に聞いても、研いで感触を楽しむと言う人は多い。台にも滑り止めの溝が脇に刻んで有る。手の掛かりを良くして、荒削りに使われて物だろうか。一番切れる鉋を荒削りにすると聞いた事が有る。 だが刃幅寸八分は、荒削りには少し幅が広すぎるかも知れない。 裏刃は付いていなかった。
何処で入手したか不明。 台は他の鉋刃に流用され刃だけが残った。 今は取敢えず古い反台鉋の台に入れて保管している。 裏刃も無い。 登録と右から左に書いて有るから古い鉋の可能性も有る。概して古い物は刃への表示内容も少ない場合が多い様な気もする。 しかし昔は、商標を登録する制度が有ったのかどうか知らないが、無かったかも知れない。だとするとそんなに古い物では無いとも思われる。 既に刃は使い込まれて短い。 単に砥ぐだけで使っては居ないが、何かに仕立てて使って見たいと思う。 台直鉋にするのは良いかも知れない。
これは東郷神社骨董市で手に入れた。 この日も会場を歩き廻ったが、買物が無く諦めていた時、一番端の方で店を出す業者のシートの上にこれが転がっていた。確か500円で購入した。 一枚刃なので木端の削りに使うつもりで、研いで見た。良いものの様だ。 刃表には天竜斎栄一と刻印が有った。 作者の印だろうか。少し使ったが、一枚刃で逆目が立ちやすい。 今は引退してお休み中だ。
その後 何度か取り出して研ぎ直して削って見たが思う様に削れない。その度にがっかりして
引出に仕舞っていた。 こんなはずは無いと思い最近研ぎ直した。 この鉋刃は返りが取れ難い様だ。 裏と表を何度の研がないと駄目な様に思う。 そうすると柔らかい杉材でも上手く
削れた。 これなら使い物になりそうだ。 自分の研ぎの腕が未熟だった事になる。 私は裏と切れ刃は別々の砥石で研ぐので何度も砥石を交換するのが面倒なので 裏表と交互に研ぐ
ような面倒な事はして来なかった。 それを反省して 研ぎ方を少し見直そうと思っている。
今回(2015年10月)木工のイベントでこの鉋を使った。 椅子の座面を何枚か削ったが良く
削れて びっくりした。 これは使える鉋だ。 嬉しい。 台の数字の3がペンキで書いて
有った跡が見える。 数ある鉋を数字で管理しいるとは、学校か何かの工作の時間に使う道具
だったのかも知れない。 何であれ 切れる鉋を発見出来て嬉しい。
その後 何度か取り出して研ぎ直して削って見たが思う様に削れない。その度にがっかりして
引出に仕舞っていた。 こんなはずは無いと思い最近研ぎ直した。 この鉋刃は返りが取れ難い様だ。 裏と表を何度の研がないと駄目な様に思う。 そうすると柔らかい杉材でも上手く
削れた。 これなら使い物になりそうだ。 自分の研ぎの腕が未熟だった事になる。 私は裏と切れ刃は別々の砥石で研ぐので何度も砥石を交換するのが面倒なので 裏表と交互に研ぐ
ような面倒な事はして来なかった。 それを反省して 研ぎ方を少し見直そうと思っている。
今回(2015年10月)木工のイベントでこの鉋を使った。 椅子の座面を何枚か削ったが良く
削れて びっくりした。 これは使える鉋だ。 嬉しい。 台の数字の3がペンキで書いて
有った跡が見える。 数ある鉋を数字で管理しいるとは、学校か何かの工作の時間に使う道具
だったのかも知れない。 何であれ 切れる鉋を発見出来て嬉しい。
これは私が群馬県太田市に住んでいた時、時々出かけた桐生天神骨董市で手に入れた。 欲しいとは思っていたが、ある時まとめて数本出ていたので、2本をまとめて買った。 確か一本2千円程度ではなかったろうか。記憶は曖昧だ。 買って一応研ぎ直して 使って見ようと思ったが、上手く使えない。 へたをすると足に怪我するので止めた。 誰か使える人がいれば使い方を教えてもらおうと思う。そうしている内に10年以上が経ち既にコレクションの一部になっている。
2008年10月19日 久し振りに高幡不動骨董市に行った。 朝6時半頃なのにもう駐車場は半分以上埋まっていた。 会場を一回りしたがろくな物が無い。今日は何も収穫は無いと思ったが、色々見ている内にこの蛙に目が留まった。 100円と書いた箱にこれが入っていた。 100円ならいいかとこれをくれと言っておじさんに100円渡すと首をひねる。 お客さんこれは1000円と書いて有るんだよと言う。 そうか私の見間違いかと財布と取り出すと まあいいやとまけてくれた。 1000円が100円とはずいぶんまけた物だ。 その程度の物かなと思ったが、蛙の置物を玄関に飾っているので、これを仲間に加える事にした。裏に制作番号14と書いてある。 その数字の書き方は日本人では無いらしい。 何やら書いてあるが読めない。 外国からの土産品かも知れない。
これは 骨董市で道具箱の中から 拾い上げた物だと思う。 多分薄鑿の突鑿で突いた時 これ以上突き過ぎない様に鑿に取り付けるストッパーだろうと思う。ネジの有る横長の隙間の部分に、薄鑿の刃を差込み ネジで締め付ける。 このストッパーが土手になってそれ以上は突けない仕組みだ。 さてどう言う場面で使ったものだろうか。 判らないが このタイプのストッパーを2個持っている。 詰まり結構使われた物だろう。 だから骨董市にも出て来たし、私でも2個持てたと言う事だと思う。 昔は一般的に使われた、役に立つ価値ある道具だったのだろう。
これは前にブログに登録した中国製砥石が入っていた包装箱を展開した物だ。磨刀石となっており、 金魚牌(ブランド名か)とあり、金魚の絵がある。 中青なので、青砥の中砥かも知れない。 仕上砥を買ったつもりだが、中砥だったのかも知れない。 道理でずいぶん安い値段だと思った。 確か20Hk$程度だったはず。 ガラクタを整理したらこれが出て来たので、写真にとり載せてみた。 普通は包装紙は破り捨てるが、たまたま保管してあった。 良く見ると面白い物だ。
これは大工が使う突き鑿だ。 ホゾの整形や穴の調整に使う物らしい。 これは高幡不動骨董市で手に入れた。 二万円程したか。 少し高いと思ったが、次は何時出るか判らないので買った。 相当に大きく 幅広と狭い物とセットで売っていた。 銘 初鴬 とある。 少し錆びているが私には貴重な物だ。 箱を作りしまっておいた。研ぎが大変そうだ。 鎌蟻継などやるときに、ホゾ作りや、ホゾ穴の調整には無くてはならない道具だったろう。 しかし今はこんな道具を使う大工は少ないのかも知れない。