大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鉋3丁 骨董屋へ

2020-09-28 21:05:08 | Weblog
先日も書いたと思うが、鉋が少し溜まり過ぎて 作業部屋を鉋が占拠するようになり、一部を出す事に決めた。  それ以外にも約20から30丁は欲しい人に分けてあげた事もある。それでも8棹有る 鉋箪笥に入りきらない物が 床に転がる状況だ。 

そこで何時も これらの古鉋を 購入する骨董屋さんに 先日持って行った。 親父は有難うもらっとくよと言って交通費程度をくれた。  私はそれで充分満足した。 綺麗に整備して 刃も研ぎ直して 試し削りのして有るので、それ程駄目な鉋では無い事は確認済みだ。
しかし どうも自分には上手く使いこなせないなと思う物を出した。 これからも後10丁程度は 出したいと思う。  鉋は重いから 今度宅急便で送るよと言ったら、よせと言う。
運送費が高いから止めて、今度また骨董市に来る時に 持って来れば良いと言うので 骨董市にも行きながら ついでに少しつつ 鉋も処分する事にしよう。 何時の事か判らないが こうして関係を結んでおけば、ある時まとめて手放す様な折には 引き取ってもらえるかも知れないと思う。  これらの鉋は 充分楽しんだ物だし まあタダでも良いかなとも思っている。 
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0727 千代菊鉋の削り

2020-09-25 14:58:35 | Weblog
この鉋は 先日台を作り刃を入れて馴染ませていた。 それを使って少し削って見た。 割と滑らかに削れた。  だが刃が丸く研がれて居る為なのか 真中しか削り屑が出ない様だ。 色々調整して見たが 下端を調べていると すぐに台が動く様だ。  しばらくすると全く削れない状態になった。 調べると台頭の下端 刃の当たる部分が膨れて来ている。 あわてて削り取ったが 少しするとまた膨れて来る。 刃の馴染みの台と強く当たる部分が徐々に膨れて来る様に思う。 下端ギリギリまで刃を出して暫くこの状態で置く事にした。  しばらくして もう一度下端を均せば良いだろう。  折角台を作り 削れたので記念に残して置こう。  刃先は見ると丸く研がれては居るが 削り枕が出ない様に ある程度丸刃でも良いかなと思っている。 今までは 直線を意識し過ぎて 真中が削れないような刃先に仕上がっていた。  台の調整も研ぎも難しい物だ。   いずれにしてもこの千代菊鉋刃は 結構良く切れる刃で良かった。  もう少し色々いじりながら調整して見よう。
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イメージリサイザー

2020-09-25 11:17:43 | Weblog
秋の長雨なのか 今日も雨がしとしと降る。 大分涼しくなって来た。  さて最近はデジカメを使う機会が減って来た。  殆ど持つ事は無い。 替わりにスマホで用をたす様にしている。  それでもスマホで撮った画像の画素数が多すぎる。 1Mb位は有る様だ。 スマホの画像はメモ替わりで 芸術写真では無いので 何が写るのか判ればそれで用が足りる。

そこでスマホにイメージリサイザーと言うソフトをインストールして使って居る。 大体320×240のサイズに縮小している。  スマホで写した画像をこのソフトに取り込んで縮小する。 するとダウンロードしますかと聞いて来るのでタップする。  そうすると以前はスマホの フォトと言うファイルに入って来るんだ。  所が最近どこかにダウンロードされて フォトのファイルに入って来ない。  何処に行ったんだ。 色々調べると クロームOSの中に有る様だ。  そこでクロームをタップして 画面右上の三目ドットをタップする。
すると窓が開くからそこのダウンロードと言う項目を開くと ここに写真は有る。 そこでこれをタップして フォトのファイルにアップロードする。  そしたらこの写真をメールでパソコンに送り ブログに載せる。  

詰まりだ。写真を撮るのは殆どが ブログを書く為なんだ。  ブログは無料で使うので有限のファイル容量を効率よく使う為に、写真はなるべく縮小している。  まあこの画素数でも一応それらしく見える。 詳しい人なら何という事も無いだろうが、自分で調べて 使いこなすのは結構大変だ。 或は他にもう少し良い方法も有るのかも知れない。  でもこのやり方は色々応用も利くだろう。 デジタル社会に適応するのも大変だ。
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二治弘鑿 柄を交換

2020-09-24 18:08:13 | Weblog
この鑿について既に紹介した。  柄は持ち主が自分で付けた物だろう。 口金周りに割れが有り 柄が曲がっていた。 今回は柄を交換する事にした。  材料は古鉋の台を切って使った。  大体20ミリ径で棒を作った。  割と細い柄が付いていたのでそれを真似て作った。  柄の長さは125ミリとした。  普通の鑿より若干長めだと思う。 これで全体の長さは215ミリとなった。  柄に入る穴を真っ直ぐ開けるのが特に難しい。 調速ドリルで ゆっくり調整しながら 細いドリルから太いドリルまで 徐々に穴径を広げながら 曲がらない様に調整して開けている。 込みの部分は約35ミリと結構長い様だ。 その代わりなのか口金は 16ミリ程度で 関西の鑿と比較すると短い。   柄には OILを塗ってある。  隣が前の柄になる。 どうにか 上手く据えられたと思う。   これで半日時間を使った。 もう少し刃先に研ぎは 必要だろう。  やっと涼しくなって 作業もやり易くなった。  
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今月の言葉

2020-09-24 09:43:54 | Weblog
9月も後半になってしまった。 台風も接近で雨が降る。  その中を墓参りに出かけた。 4連休も終わり 高速道路の混雑も無いと判断して出かけた。 お墓は隣の県なのだが、時間が取れれば 毎月行く様にして居る。  毎日が日曜日の老人なので 今日はこれと言う用事も無い。  途中でお墓に生ける 生花を買う。  するとこの4連休で総て売り切れだと言う。  残念。  墓参りは およそ30分も有れば終る。  墓石の天辺に 鳥が食い残した 柿の下手がへばり付く。  こいつをたわしで擦り落とすのに苦労した。 気候はすっかり秋だ。   帰りお寺の掲示板にこの標語が有る。   禅の言葉だと言う。

 水流れ 元海に入り 月落ちて 天を離れず

細かく解釈の説明が有ったが 忘れてしまった。 ただ何となくだが 自然の循環を現わしているのかなと思う。  人間もその中に組み込まれて生と死を繰り返し循環していると言う事か。  自然の流れを見て これを理解し それを人間に当てはめて納得理解するのが仏教なのかな。  小雨の中 車で家に帰った。  少し疲れた。 
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0727 一枚刃平鉋 銘 千代菊 六分

2020-09-22 23:14:40 | Weblog
先日入手した鉋刃 千代菊は錆取りに苦労した。 錆は落ちたが刃先は 状態が良くない。 
ブツブツと細かい穴の様な物が有る。 裏出しして研いで裏出しして研いで やっと少し真面に見られる状態になった。  研ぎの感触も悪く無いので、 台を作って 試し削りして見る事にした。  今回も 樫の木では 無いらしい材料を使って 台を打って見た。 幅83ミリ 全長285ミリ 厚み30ミリ で八分勾配で 作った。  台打ちは暫くやって無かった。  出来るか心配だったが 何となく形になった。  乾燥で若干材に割れ目が有った。 それでも 割れ目には瞬間接着剤を流し込み無理に使った。 材が不足気味なので 無理して使った。 取敢えず今回も一枚刃鉋に仕立てて 良ければいずれ 二枚刃鉋にしても良いと思っている。 刃を入れて後少しで刃が台下端に出る手前で 止めて今日はこのまま置く。暫く馴染ませてから もう一度仕込んで 使って見よう。 やはり鉋刃だけで入手すると 台を作って削って見たくなる物だ。  そうでなければ 台なんか 全く作る気がしない。 夏は殆ど木工はお休みで、久し振りで鑿も握った。  やり出すと次々やりたいが、そうなるまで気が向かないと全くやらない いい加減な性格の人間だ。  思うに物作り特に手作りは 人の性格が良く作品に出る様だ。 つまりこの鉋にも いい加減で妥協する性格が現れて居るかも知れない。 台にはワトコのダークウヲルナット色のOILを塗り込んで有る。 地黒の地味な古鉋の感じを出して見た。

所で台上端 台尻の左下側の黒い部分は この材料の割れ止めに塗って有った塗料らしい。 この部分が若干凹み気味なので 削り取らず残った物だ。 さてこの鉋は切れる物か 楽しみにして居る。 
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骨董市の袋

2020-09-22 09:18:46 | Weblog
骨董市巡りも しばらくやって無かったが 最近また開催出来る様になり、喜び勇んで出かける 様になって来た。  結果 また道具類が少し増えた。 しかし道具が無いとこのブログを書くネタが無いんだ。 ネタが無いと 日常に一コマを書くようにしている。

さて今回は 骨董市で入れてもらった袋だ。 一般のお店では袋は有料となったが 骨董市では 無料で入れてくれる。 一応入れ物は持って行くが 袋に入れてくれると有難い。 この袋は大和骨董市の宣伝で作った物の様だ。 以前とは少しデザインも変わった様に思う。 右上にはキャラクター ヤマトンが 左上には おたからや博士 タヌキらしいキャラクターが
居る。  300点出展 日本一を目指すと書いて有る。 大和市の後援で市も協力しているんだろう。  行きたいと思うがネットで調べると 9月は中止と有った。 結構人も集まる所だし、神奈川県は コロナ感染者も多いし開催し難いのだろうと思う。  やはり人の集まる大きな市は 開催して無い所が多い。  地方の小さな市はやってる所も有る様だ。 以前はコロナ感染者も減少傾向と言う事で 経済活性化に舵を切った様だが、再度増加の傾向も見えており この4連休の人出を見ると 果たして一週間後はどうなっているか心配だ。 ゆっくり安心して 骨董市巡り出来るのは 何時の事だろうか。
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0728 際鉋 右勝手 銘 村行

2020-09-22 09:01:57 | Weblog
連休もそろそろ終わりだ。 天気はまあまあだった。 さて今日は高幡骨董市で買った最後の一丁を紹介しよう。 色々な鉋が箱の中に有ったが、 これが唯一真面な鉋だった。 台を見ると 結構古く 地黒鉋だが、それ程使って無い様に見える。 錆もかなり出て居る。 刃幅は38ミリで全長は65ミリ程度有る。 銘は 村行と言う物で初めて見る。 
台は全長263ミリ 幅50ミリ 厚み28ミリ 程度かな。 

際鉋も何丁も持って居るが、調整が難しい。 ナカナカ上手く削れない。 それは余り使う機会も無いし 慣れる機会が無いからだろう。  それでも見ると欲しくなり買ってしまう。
刃が上手く研げて 錆が取れるようなら 調整して使って見よう。  上手く鉋屑がクルクル巻きながら 出て来る様にならない。 台の調整に骨が有る様だ。
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0727 鉋刃 銘 千代菊 六分

2020-09-20 20:59:36 | Weblog
これが 高幡骨董市で入手した2点目になる。  これと一緒に際鉋も買ったが その時箱の中に 一丁だけ鉋刃が有った。  そこで際鉋とこの錆鉋刃を 業者に見せると 300円だと言う。  有り難く頂戴した。  さて現状を写真に納めた。 多分台も有ったのだろうが
箱の中には無かった。 表馴染みには紙が貼り付いていた。 裏の錆も酷い。  銘に千代菊は 鑿を見た事が有る。 鉋は初めて見た。  よく見ると結構上手く使って有るように思う。 刃幅65ミリ 全長85ミリ で少し使って有る様だ。 上手く錆が落とせれば 使えると思う。  だが台を打ち使える様になるまでには 相当時間が掛りそうだ。 まあこれで暫くは 遊べそうだ。 何処の誰が作った物だろうか。 調べているが良く判らない。

上手く手入れ出来た 研ぎあがったらまた紹介して見よう。
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追入鑿 四分 銘 二治弘

2020-09-20 20:47:46 | Weblog
高幡骨董市でこの鑿を入手した。 ガラクタの箱の中にこの鑿一本だけ有った。 普通なら買わないが 銘を見ると 二治弘(フジヒロ)なので 買って来た。 二治弘は切れるとどこかに書いて有った。  確かめ見ようと思う訳だ。   現状は入手した状態でこれから手入れする。  柄は持ち主が自分で据えた物だろうと思う。 割と細身の柄で 関東風と言う感じだろうか。  新潟の鑿の様だ。  柄が曲がって据えられているが いずれ柄は作り直そうと思っている。  刃先は 二段研ぎになっている様だ。 錆もそれ程 酷く無いから多分何とか錆は取れるだろう。  値段は何と100円にしてもらった。 嬉しいな。 いずれ整備出来たらまた掲載したいと思う。
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