大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

アイルランド旅行計画

2019-05-23 21:54:46 | Weblog
私は昭和21年生まれなので、既に70歳を超えている。 一般に中国ではこの時期は 林住期と呼び 世のしがらみから解き放たれ自由に充実した人生を送れる時期と言われている。 五木寛之氏はこれを白秋期と呼んでいる様だ。 仕事のしがらみはすでに無く、家族のしがらみも薄く、人がどう思うか気にすることなく、自由に好きな事が出来る時期では無いかと思う。 

そこで私も 暫く道具いじりを中断して、旅行を計画している。 行き先はアイルランドだ。 ブレグジットでもめる 英国の隣の島国だ。 見たい物は自然と石造遺跡群になる。 主には教会遺跡になると思う。 今回もホテルと飛行機のみ旅行会社に頼み、後は総て自分で手配する予定で居る。  しかし自由にならないのは やはりお金で、これにはやはり限界があるから自由に 使う訳にも行かない。 旅に出れば 総て自分の判断で決めて行動する必要が有り、やはり緊張もする。 何時もの日常とは違うストレスが掛る。 まあそう言う事が無ければ 自分も何となく 駄目になりそうな気もするから、良い刺激になればそれで良い。 アイルランドはまだ寒い様だ。 雨も良く降るので 冬の装備で良いと思う。 一冊のガイドブックと ネットで仕入れた情報で行く予定で居る。 アイルランドは日本では旅行先としてメジャーでは無く、情報も少ないが、欧州や米国では良く行く観光地だろうと推定する。 ツアーの数も種類も多数ある様だ。 それは彼らのルーツにも関係するからだろうか。 ブレグジットの関係でロンドンに有る金融センター機能がアイルランドに移る事は無いのかとか思い、その辺りにも興味が有る。  また行って来たら 何か話題を提供出来れば良いと思う。 
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木製カップの表情

2019-05-23 18:02:14 | Weblog
昨年暮れの事だと思う。 つまり2018年12月だったはずだが、建物の東側に植えてある椿の木を一本切った。 まだ細くて直径は10センチも無いだろう。 それを一部切り取って スプーンやバターナイフを作り遊んだ事が有る。 その時に一部を輪切りにしてそれの中を掘り カップの様な物を作った。 輪切りなのでいずれ乾燥したら割れが入り使い物にはならないだろうと思っていた。 先月だったかカップを見ると割れは来て無い様だ。そこでカップの外側を南京鉋で削り表面を整えた。 内側は適当な刃物が無くて上手く削れないので まだ仕上げて無い。 有る時 そのカップを見ると何か面白い人の顔(歯をむき出しにした骸骨見たいだ)が見える。 この部分は多分木が成長する時に出来た入皮では無いかと思うが、よく見ると何となく気持ち悪い表情をしている。 この木は乾燥で丸かった物がいびつに変形して来たが それも良しと思いそのままにして居る。 まあ芯持ち材にしては良く割れず持ちこたえた物だと思い、このまま暫く置いて 何か使い道を考えて見よう。
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0692 親玉鉋の削り

2019-05-21 20:40:05 | Weblog
さて今日は朝からすごい雨だ。 おまけに風も強い。 用事が有って11時頃に外出したが風で傘が折れそうだった。 おかげで随分濡れてしまった。 結局2時過ぎまで雨だった。
用事を済ませて家に帰ると 雨は止んで来た。 明日は天気も良く暑くなりそうだ。

以前台を打って刃を入れて調整している親玉鉋を出して 研ぎ直して調整した。 この鉋は台が薄くて幅が広い。 若干台も長めにしてある。 これで案外と安定性が有り削り易い。台が薄いのはなかなか扱い易いと今回改めて感じた。 刃を研ぎ直して削って見ると現状はこの程度には削れる様だ。 刃が短くて実用にはならないが、案外良さそうな刃だった。雨の後で若干湿度も有るから削り易いのかも知れない。 今年も刃の錆が心配な季節がやって来た。 湿度が高い時は除湿機をかけるのだが、排熱が室内にこもり、作業はやりずらい。夏の間は鉋削りは出来ないなー。  
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エゴの木の花

2019-05-20 09:13:08 | Weblog
庭の外を見回すと、あっと言う間に 草が生い茂って来た。 地面は花びらで白くなっている。 これはエゴの木の花びらが落ちた物だ。 空は曇りで少し暗い。 これから雨が降りそうだ。 所でこのエゴの花は良く見た事は無かったが よく見ると白くてなかなか可愛い花だ。 花が終ると 緑の小さな玉の実が付く。 とまあたわいも無い事を書いて居る。 少し暇だと言う事かも知れない。 
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廻挽鋸の柄を交換修理

2019-05-19 18:24:32 | Weblog
今日は案外良い天気だった。 午前中は団地の総会が有り散歩には行けず。 午後から少し散歩して来た。  これが最近の日課だ。 こうなると散歩に行かないとどうも気持ちが悪い。  さて道具いじりもこれは日課だ。 なんか触らないとやはり気持ち悪い。

今日は道具収納棚の整理を行った。 見える所にラベルを貼り、何が収納して有るか書き出して置いた。 こうして置かないといちいち箱を引っ張り出して中味を調べる事になり面倒だからだ。  すると箱の中から廻挽鋸が4丁出て来た。 こんな所に仕舞って置いたんだ。 忘れていた。 中の一丁を手に取ると柄が抜けた。 乾燥して柄が緩んだのかも知れない。 そこで柄を作り直す事にした。 材料は黄肌の余り材を使う。 棒を万力に銜えて垂直に立て木口にドリルで細い穴を2個あける。 その穴どうしをドリルの刃をこじって繋ぐ。 これで鋸のこみの部分を差し込んで様子を見ながらある程度まで差し込む。 その後は この四角い棒を小鉋で削り楕円にする。 これで柄は出来あがりだ。 後は接着剤を穴にたらした後 鋸刃を柄に叩き込む。 それがこの写真の上側の物。 下の右は以前の古い柄。 左は竹筒で作った鋸刃の保護サックの様な物だ。 本来はもう少し長い刃の鋸だったろう。 折れて短くなった物と思う。 当面使う予定は無い。 そのまま元に戻した。簡単な工作で直ぐに出来た。 これで道具いじりも満足だ。
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0693 椛奴鉋の修理

2019-05-17 10:53:02 | Weblog
この鉋は町田骨董市で求めた。 かなり状態は酷い物だ。 既に刃も相当短くて修理しても実用にはならないと思う。 新しい台を作る価値も無いだろうと思う。 それでも私の所に来たのだから、一応使える状態にまでは修理して見た。 台頭部の割れは接着して有る。頭には端バメも入れて反りを押さえて有る。 下端にも2か所溝を突き補強して有る。 台頭槌で打たれる所は 繊維が崩れて裂けて飛んでいるので、この部分を切り落として別材を貼りつけて補強して見た。 刃口も広いので埋め戻して有る。 これで台を均して削って見るが思わしくない。 刃裏の溝にはまる部分が錆びに食われて腐食して凹んでいる。 だから裏足が上手く出せない。 裏が安定して研げないので切れないのだろうと思う。裏も少しすき取って 研ぎ直している。 まあまだ削りを載せられる状況では無い。 或はこのままかも知れない。 余り見てくれの良くない鉋だ。 これでも来た時より大分良くなった。 

駄目な鉋でも色々遊べるには違いないが、時間を掛けた割には良くならず無駄かなとも思うが。 まあ暇な時にもう少し色々やって見よう。
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0058 忠兵衛鉋の削り その2

2019-05-15 22:35:27 | Weblog
まあこの鉋削りと言う遊びもやれば切が無い。 かと言って 長くやっているが、それ程飛躍的に削りが上手くなる訳でも無い。  それでも時々鉋を取り出して研ぎ直し削って見る。 これも錆を防ぐ整備保存の為なんだ。 今回はまあまあだろう。 この鉋がこれほど削れるとは思っても居なかった。 以前は何となくゴリゴリ粉っぽい削りだったが、今回はそうでも無い。 何時もと同じ砥石で研いで居るが、今回は比較的 上手く研げたようだ。

この鉋は 台を作り直している。 刃は何となく古そうだ。 銘は上手く読めないが、下には 山八と有るように思う。 毎回こうすんなり上手く削れれば 気分は良いが、なかなかそうは上手く行かない物だ。  
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両刃鋸 尺 銘 中屋xxx

2019-05-15 15:32:12 | Weblog
これは先日行った布田天神骨董市で入手した三本目の鋸です。 これで買った物は総てです。 この鋸も前と同様に100円でした。 都合三本で300円払いました。 使えれば安い買い物です。 これも前と同様に錆びはすごかったです。 柄は全体に籐が巻いて有ります。 使って無いから乾燥して何となく籐が白っぽくなっています。 これも鋸身の錆はスクレーパで落としました。 大半は薄錆で綺麗に取れましたが 一部錆の深い所が有ります。 これはもう取れませんね。 歯を見ると縦挽きは一カ所欠けが有ります。 この程度なら問題無いでしょう。横挽きは結構歯の欠けが有ります。 こうなると手に負えません。 一旦刃を総て落として再度刃を付け直した方が良いでしょう。 私には出来ません。 錆が落ちた所で薄く油をひいて 光にすかして見ると 前の鋸の様な変な歪は無いようです。 なのでこれは目立てして縦挽き専用にしたら良いと思う。 まあその用途で使う機会が有ればだが。 一応軽く目立ては自分でやりました。 自己流です。 誰に教わった訳でも無い。 横挽きの方は目立てしても欠けの部分で引っ掛かるので 下手すると健全な歯にも負担が掛かり欠ける可能性が有ります。 銘は有りますがやはり上手く読めないです。 この鋸は焼きも硬く鋸身もしっかりしている様です。 最初から曲りも無かったですね。 プロに目立てに出せば 相当高く付くだろうし その価値が有るのか難しい所です。 まあ目立て練習用鋸で良いのかな。 
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両刃鋸 八寸 銘 丸上 中屋?三 作

2019-05-14 20:22:05 | Weblog
この鋸は布田天神骨董市で入手した。 女性の業者で何丁か持って来ていた。 どれも手入れは良くなくて 錆の酷い状態の物だ。 中からこの一丁を選びだした。 錆は酷いが歯の欠けは無いように見える。 柄も割れておらずしっかりしている。 そこでこれを買って来た。 これも100円だった。 持ち帰り錆を落とした。 錆は 平ヤスリの先端をグラインダーで削り スクレーパーの様にして削った。 表面に付く薄い錆はそれできれいに落ちた。 深い錆も有るがこれもスクレーパーで落として、荒いサンドペーパで落とした。 OILを塗り すかして見ると、かなり歪みが有る様だ。  挽き切る時に逆を突いたのかも知れない。 金床の上に乗せて 金槌で叩いて有る程度修正した。


歯は欠けは無いので 取敢えず自分で目立てして見た。 これで何とか使える状態だ。全体を見ると、割と鋸身は薄くてペラペラしている。 元調子の様に思う。 まあそこそこ切れると思う。 銘は上手く読めない。 何処で作られた物かも不明。 最近鋸は安く手に入る様だ。 それはそのままでは使えない物がほとんどで、目立てしないと役に立たない。 それには相当の修理費も掛かるし、第一目立てをやる所を探すのが大変と言う事が有る。 百円で買って来て 数千円の修理費で割りに会わない。 だから安いんだろうと思う。  
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胴付鋸 銘 無し

2019-05-13 18:28:01 | Weblog
先日行った 布田天神骨董市でこの鋸を入手した。 まあすごい赤錆だ。 柄も割れて居て使えそうも無かった。 だから100円と言う値段だ。 取敢えず持ち帰り 柄を抜いた。割れは接着の剥がれなので修理可能だが 色々傷も有るので今回は作り直した。 近くのホームセンターで秋田杉角材を購入した。 それを半割にして 鋸のこみの部分を掘り込んだ。 その後二枚を接着して楕円に削りだした。 この杉の赤味は削り易い。 柄の長さは約280ミリとした。 前の柄から取り外した 籐を先端部分に巻き付けた。 端部は錐で穴を開けて籐を差し込み 爪楊枝程度の角材を差して接着固定した。 これで上手く籐も巻けた。 錆を落とした胴付鋸を差し込んで一応形は修理出来た。  刃は目立てが必要な状態だ。 これはかなり手強い。 多分上手く目立ては出来ないだろう。 まあ目立て練習の教材と思い 後で少しやって見よう。 目が細かくて目がおかしくなりそうだ。 それでもそんなに使い込んだ物では無いだろう。 割としっかりしたペラペラでは無い鋸身の様に思う。  
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