大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0572 昌次鉋の削り

2022-11-30 22:46:01 | Weblog
この鉋は何となく切れない鉋だと思い 引き出しに仕舞って置いた。 最近は鉋台下端を綺麗に均すと 案外上手く削れる事が有るので、 それをこの鉋にも試してみた。 刃口の広くあいた木っ端返しの部分に張り付けた材の 均しが良くない。 もう一度削りなおした。 台全体に変形が有るので 再度削りなおした。こんなに狂ってなかったはずだが、相当狂っていた。 昇降盤の定盤に 台をこすりつけて 高い部分を確認して削った。
これで 大分上手く削れる様になった。 削って見ると何となく上手く削れる様だ。 それにしばらく削っていると 段々刃が切れる様になるのか、鉋と材の場が合って来るのか 上手く削れる様になる様だ。  まあ結局この鉋も 駄目鉋では無かった。 
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0385 光登鉋の削り

2022-11-30 08:50:26 | Weblog
もうそろそろ11月も終わり 今年も後1か月となる。 1年は早かったな。 私の管理組合の役員任期もあと6か月なので、半分は終わった。 やはり多忙な1年だった。  来年はどんな年になるのだろうか。 この前も書いたが 高島歴によると 来年は停滞運となる黒丸だ。 特に信じているわけでも無いが、何となく体力も衰えて、頭の回転も鈍くなって来た。

さて今回は新たな鉋を取り挙げよう。 ブログを探すがこの鉋の記述は無い。 でも台の記述が有った。 この台は世田谷のボロ市で買ったものだった。 その台に 余り記憶にない鉋刃を入れて有った。  この刃は 以前支援していたリサイクルショップからもらってきた物の様だ。 余り記憶にない。  これを研いでみると結構良く切れる鉋刃の様だ。 でも刃先の真ん中辺りに欠けが有る様だ。  それでも軽く引ける良い鉋なので 台を作り直そうか考えている。 その前に削りの様子を載せて置こう。  この光登鉋はどこで作られた物なのか 不明だ。 台を作つてやれば 鉋も喜ぶだろう。  
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0588 初雪鉋の削り

2022-11-29 09:09:06 | Weblog
この鉋は町田骨董市で購入した。 数年前の事だ。 台が普通の鉋より長めの30センチ程度有った。  余り使ってない鉋の様だった。 裏錆もそれ程なかった。 それでも一度整備してそのまま仕舞いこみ 一度も出して使った事は無かった。 そこで引っ張り出して使って見た。
余り切れない鉋の印象だった。 台下端が 少し狂っていたので修正した。 刃も二度三度研ぎ直している。 これでまあ普通に削れる様になつた。 取敢えず記念に写真を残して置こう。

まあ一応削れる様だが 余り引きは軽くない様に思う。 こう言う感じの鉋は多い。 それは私の研ぎが良くないのか はっきりしない。  台を直すと改善される場合もある。 台と刃と切れの関係は大変に微妙だ。 こうすれば良くなるというコツは まだ良く判っていない。 でもそろそろ 削りの遊びも終わりだ。
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0750 正弘鉋の削り

2022-11-26 23:14:39 | Weblog
この鉋も何となく切れない鉋だと思っていた。 まず鉋刃を台に挿入した時緩い様だ。 だからなのか 節に引っかかった時 刃が出て来る様だ。 厚く削れてしまう。  そこで台の下端を見ると 下端の台頭側が 若干高い様で、もう一度均した。 やはり若干狂いが出ていた。 季節的に 乾燥で狂ったのだろう。 削って見ると何となく上手く削れた。 ダメ鉋では無かった様だ。 普通に良く削れる様に思う。  でも特別良いという程でもない。 砥石はサンヨーの#4000番に名倉を掛けて 研いでいる。 これが良かったのか。 普通に削るにはこれで十分使える様にも思うが。  まだやることは有りそうだ。  

冬は砥石をいじると、指先が荒れてくる。 クリームを塗りながら砥石をいじっている。しばらく削りも楽しんだので そろそろ終わりだ。
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0410 博楽鉋の削り

2022-11-25 17:35:14 | Weblog
先日仕込んだ 博楽鉋の下端を均して削って見た。 取敢えずの試し削りなのでサンヨーの#4000番の砥石で仕上げて有る。  材料は2×4材の木端側を使う。 簡単にここまでの削りが出来てしまった。 こんな鉋は 初めてだ。 こんなに滑らかに削れるとは思わなかった。 これは良い鉋だと思う。 買って10年も寝かして置いて勿体ない事をした。 もう少し色々試してみよう。 うまく削れてうれしい。
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0410 平鉋 銘 博楽 八分

2022-11-24 19:04:09 | Weblog
この鉋は もう10年以上前 富岡八幡骨董市で入手した物だ。 台が良くなくて 研いだが真面に使ったことは無い。 そのまま引き出しで寝ていた物だ。  先日取り出して 台を作り直した。  台の材料は樫の木を使っている。  私が住むこの団地でも 行事として暮れには餅つきをしていた。 結構沢山ついた物だ。 最近は住民が高齢化して 餅つきが難しくなり、コロナの流行も有り、餅つきは開催できなくなった。 臼はひっくり返して 花置台になった。 杵は欲しい人にもらわれていった。  私も一つもらって来た。 柄を抜いて 頭部をひきわりして 材料を確保した。 この杵の頭部で作ったのが この鉋だ。 多分十分枯れて安定した材料だろうと思う。 まさか杵の頭が鉋台になるとは 思わなかっただろう。 素直な良い材料だと思う。 追柾目材料取りになっている。 本来二枚刃鉋だが、この鉋に刻印された 文字を見せるために 一枚刃鉋で制作した。 しばらくしたら 台下端を均して 削って見よう。 うまく削れたらまた紹介したい。
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0675 二見屋鉋の削り

2022-11-20 21:05:28 | Weblog
この鉋は町田天満宮骨董市で入手した物だ。 その後コロナが流行し 町田骨董市は長く開催できなかった。 最近やっと開催できるようになったばかりだ。 この鉋はまだ新しい物の様に見える。 余り錆も無かったが なぜか上手く削れなかった。 仕舞いこんで有ったものを出してきて研ぎ直して削って見た。 割とすんなり削れた。 まだそれ程薄くは削れない。 以前の削りの感触より はるかに良い。  これなら使えそうだ。  最近は力が無いし 握力も落ちたのでこんな小型の鉋が 自分には合っていると思う。  こうやって引き出しを開けると いろんな鉋が出て来る。 その中で確か余り切れなかったという記憶の有る物を 研ぎ直して削って見る。
大半は うまく削れる様だ。 普通に良く削れると言う感じだろうか。  それでよい。 飛び切り良く削れなくて良い。 総ての手持ち鉋について削りの様子を載せてやりたいと思っている。
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0738 謙一郎鉋削り その2

2022-11-20 20:52:19 | Weblog
謙一郎鉋を研ぎ直した。 少しは良く削れるかと思うのだが、あまり変わらないようだ。 今回はサンヨーの4千番砥石で研いだだけで削っている。 仕上げ砥石まで掛けて無い。 でもまあ普通に削れる。 砥石に名倉をを掛けてから使ったのが良かったのかも知れない。 引きもそれほど重くない。 記念のその状況を載せて置こう。 かなり錆びた鉋だったので ある程度使って少し減って来ると 何となくすんなり削れるようになるように思う。 不思議な物だ。
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桑切包丁かな?

2022-11-20 12:40:48 | Weblog
さて今日は 高幡不動骨董市にちょっと顔を出した。 曇りで風も有り寒い日だ。 人出も思ったより少ない。  業者の数も随分少ない様だ。 今日は秩父の方から来るという業者から この包丁を購入した。 200円だった。  まあ見る所相当の錆で使えるのかどうかと言う感じの物だ。 刃渡り 22センチ 柄の長さ11センチ 刃幅 75ミリ で使い減った物かも知れない。 柄は恐らく桐だろうが 割れが有る。  形からすると 蕎麦切り包丁 うどん切包丁と言う感じかも知れない。 まだ買ったままの状態で 銘が有るのかもはっきりしない。 これから整備して どんな物なのか確認したら またここで取り挙げて見たい。 これを細く短冊に切って小鉋か何か作ったらどうかなと思い買ったものだ。 まあ蕎麦やうどんを打つ趣味が無いので そういう使い方は考えて無い。 
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0077 鉋刃 菱小山

2022-11-19 09:02:29 | Weblog
この鉋は 大分昔 東郷神社骨董市が開催されて居たころに 入手した物だと思う。 長台鉋だった。 今もそのまま保管している。 出して削ってみると割と良く削れる鉋だと思う。 どこで作られた物なのか はっきりしない。 最近 山本鉋製作所の方が書く 三木の鉋の歴史に関する記述を読むと 昭和の初め頃 三木に 小山清治郎 と言う鉋鍛冶が居たと書いてあった。 この小山というのは現在ある 小山金属工業と関係あるのだろうか。 また鉋刃を見ると 紀元 と有り菱形の中に小山と有る。 下には保険の文字と 花押 英語のBの様な物が見える。 それ以外は刻印が不鮮明で 読めない。 見た所としては古い鉋刃の様だ。 もし小山さんが製造した物ならこの鉋は関西 三木の物と言う事になるが 全く確証も無く単に推定しているだけだ。 昭和の時代の物なら 使った経験の有る方も居るかも知れない。 台も相当古いもので 戦前戦後辺りの物かも知れないなと思う。 ご存知の方が居れば 情報を頂けると嬉しい。 長台は調整が面倒で殆ど使う機会は無いが、 台を切り詰めて 普通台にしても良いかなとも考える。 しかし鉋の手持ちは多く これがどうしても必要と言う事も無いので 収集時のオリジナルの状態を保つ方が良いかも知れない。 長台だと引き出しに上手く収まらず その点は不便だ。 今回は鉋刃を取り出して単体で写真に収めた。 参考に見て頂きたい。
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