大分前に買って来た 反り台鉋だが、研いで見ると 切れそうな感じだ。 そこで普通の平台に入れて 使って見ようと考えた。 しかし刃は使い減って 普通の台では使えない。 桜材の切れ端があるので それを削り 台打ちしてみた。 裏も無いから1枚刃の鉋に仕立てて見た。 台は薄く 20ミリ程度で若干握り難いが 丸棒の削りだしや 面取り程度には使えると思う。 調子が良ければ 樫の台に入れ替えても良いが適当な材料が無い。 元の台と並べて写真に納めた。 こうして台に入れて保管すれば 紛失する事もないし、 使うことも出来るし良いだろう。それにしてもこの鉋刃に関する情報や手係りは無く 残念だ。
渋谷にあるユーロスペースと言う映画舘に行った。 映画を見るのは何年振りだろうか。 新聞に載った 鬼に訊け と言う作品を見た。 宮大工 西岡常一の建築 薬師寺の 金堂 西塔 伽藍等の作品を通して その考え方を記録したドキュメンタリー作品と思われる。 なる程と感心して鑑賞した。 しかしある程度大工道具を使う物としては 何か今一物足りない気分も残った。 一般の人に判り易くまとめてあるが、その分 幾分か掘り下げが足りない様にも思う。 3月の初めまで上映しているから、興味ある方は 見ると良い。 中ではやり鉋を使っているが、平面を削るのは当然として木の木口面もやり鉋で曲面に削っていた。 なる程こう言う使い方も出来るんだなと感心した。 やり鉋は研ぎが難しいと職人は言う。 そうだろうと思う。 西岡棟梁のやり鉋は 大阪の刀鍛冶 水野正範氏の鍛えた物だと言う。 それは切れるだろうな。
先日 図書館でこの本を見つけた。 丸太小屋の内装工事を判り易く写真入で解説した物の様だ。 値段は 1600円+税だ。 夢の丸太小屋に暮す と言う雑誌があり その記事を本にまとめた物ではないかと思う。 床張り 壁張り タイル張り レンガ工事 扉 洗面台 等の内装工事について DIY的な手法で書いてある。 これを読んだだけでは 上手く床も張れない様に思うが、もう少し ノウハウを披露して欲しい所だ。 丸太小屋ならこれで良いかなとも思うが、そこがミソなのだろう。
床は平面では無い 部屋は四角では無いという前提で どう上手く張るのか を書いてくれると役に立つのだが。
床は平面では無い 部屋は四角では無いという前提で どう上手く張るのか を書いてくれると役に立つのだが。
頼まれて作った両開き扉をやっと 取り付けた。 この売店では おにぎりやサンドイッチやコーヒーも販売するので、保健所の指導で 流し台 手洗いと共に 販売エリヤと販売従業員エリヤを仕切る 扉が必要なのだそうだ。 その為に急遽扉を製作したが廻りの家具の配置の関係で 斜めに取り付ける必要が発生した。 面倒だが 25/1000 勾配に柱を斜めに削って 取り付けした。 勾配をつけて平面を削るのは結構面倒な作業だったが、無事取り付け出来て良かった。 これで本件は 完了したと思う。
椅子の組立は完了したが、打痕や塗料はがれ 等々見栄えが良くないので 全面再塗装する事にした。 前はウレタン塗装だろうが、この塗装はがしに苦労している。 塗面は硬くて ナイフで削り取りサンドペーパで仕上げる予定だが、塗料が上手くはがれず苦労している所だ。 仕上がりの美しさを夢見つつ 苦戦奮闘の様子。
背もたれの組立を行う。 新規の製作では 座面に背もたれのスポークを叩き込んで、その後で 背もたれ横木を取り付ける手順とだろうと思う。 今回は背もたれ横木にスポークが接着されて取れない物があるにで、背もたれ部分を先に組立して、後から座面に差し込んだ。 既に1度組んで 木に癖があるので、方向を間違えない無い様に慎重に組立してから、 座面に差し込んだ。 同時に数本座面に差し込むので、ポニークランプで 少しづつ様子を見ながら差し込んだ。 大体こんな感じだろうか。
その後 左右に一番太いスポークに座面裏から 割り楔を打って組立は完了した。
その後 左右に一番太いスポークに座面裏から 割り楔を打って組立は完了した。
座面の修理が終わったので、足を組立てる事にした。 足は比較的しっかりしていたので 緩んで無い所は そのままとして、緩みの有る トンボ抜きを再接着した。 その後座面に足を差し込み接着する。 4本足が しっかり平面を保つ様に、定盤の上に置いて 座面を足に叩き込んだ。 組み上がるとこんな感じとなった。
座面の接ぎを終わり このままでは弱いだろうから、裏から契りを入れる事にした。 接いだ部分に 契り4個を入れた。 契りの材はカバを使った。 こうしておけば多少材が動いても すぐに接ぎが切れる事は無いだろうと思うが 効果が有るか不明。 此処まで修理して、一端休憩。 別の緊急物件を先に処理する。 また修理を始めたら報告しよう。
とりあえず 一部接ぎ切れして 隙間の出来た部分に接着剤を塗り ポニークランプで締めて接着させる。 切れて離れた材は その後で接ぐ事にした。 座面の形状から順番に接着した方が良いだろうと判断して作業を開始した。 座面板接ぎの所に、背もたれのスポークに穴が来ていて、どうも切れ易い構造になっている。 仕方ないので横から ネジで補強して置いたが どの程度高価が有るか不明。 もう少し補強して置きたい。
これがもらって来た椅子の2台目を分解した所です。 この椅子は壊れていたので外に放り出して有りました。 あいにく 雪が降り座面には雪が残っていました。 暫く室内に置いて乾燥させましたが、材がブナの為か 乾燥後もかなり狂っていました。 左の1枚は接着が切れて離れていますし、その隣と更に隣に材には隙間が出来ています。
足は貫が乾燥で緩んでいたので簡単に抜けました。 背もたれ部分は一部楔で止めていましたが、楔を鑿で掘り取りぬきました。 これが座面単体にした所です。 材がブナで乾燥が良くなかったのか、それに座面の接ぎ板の数が多くて 安物だったのかも知れない。 それに一つ離れたこの板は他の板より2ミリ程度薄い。 製造時はそんな事は無かったと思うので、時間の経過と共に収縮したのだろうか。 ちょっと狂いが多すぎる様にも思うが。 この状態から修理を始める事にした。
足は貫が乾燥で緩んでいたので簡単に抜けました。 背もたれ部分は一部楔で止めていましたが、楔を鑿で掘り取りぬきました。 これが座面単体にした所です。 材がブナで乾燥が良くなかったのか、それに座面の接ぎ板の数が多くて 安物だったのかも知れない。 それに一つ離れたこの板は他の板より2ミリ程度薄い。 製造時はそんな事は無かったと思うので、時間の経過と共に収縮したのだろうか。 ちょっと狂いが多すぎる様にも思うが。 この状態から修理を始める事にした。