大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0638 壽市鉋の削り

2024-05-29 21:31:52 | Weblog
この鉋は刃だけで入手したと思う。 もう10年ぐらい前の事だ。  台は別に購入して 刃を挿入した。
その後 試し削りする事も無く ずっと仕舞って有った。  最近鉋の手入れで 出して使って見た。
刃が 上手く研げて無いようだった。   グラインダーでしのぎ面を削り 再度研ぎ直した。

結構良さそうな刃だ。 削って見ると 上手く削れる様だ。 多分この程度に削れるのは 普通なのだろう
と思う。 台も新しい物で 殆ど狂いも無かった。  何時もの刃の黒幕#2000とサンヨーの#4000
だけで 結構上手く削れる物だ。  実用的にはこれで十分の様に思う。 但し刃も厚く 台も厚いので
重い。  自分の体力では充分使いこなせない可能性も有る。 

これで少し使ったら また引き出しに戻して 休んでもらおう。 最近雨が降るので 湿度が高く
鉋の錆とカビが気になる この頃だ。
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0765 丸面取鉋 三分 裏刃付 銘 無し

2024-05-28 11:26:35 | Weblog
もう5月も 終わりだ。  梅雨の季節がやって来る。  さてこれは富岡八幡骨董市で入手した二つ目
の道具だ。  それ程 使い込んで無いようだが、見ると鉋台の片側の三角の補助木が無い。 見回したが
無かった。  だからだろう 使えないと言う事で 200円になった。 

持ち帰り 刃を抜こうとしたが 刃が錆びて台に貼り付いて上手く抜けない。 台頭を叩いていると 接着
して有った もう一方の補助木も取れてしまった。 後で何とか貼り付けしようと思う。 製造して時間が経過
して 接着剤が劣化していたんだろう。 ソクイで貼り付けた物かも知れない。 刃を抜いて研ぎ直したが
それ程 使い込んだ状態では無かった。  銘も無い様だ。 

修理には時間も掛かりそうなので 取敢えず 現状の写真を載せて置こう。 台下端には 竹を薄くして
貼り付けて有った。  滑りを良くする目的だろうか。  余り見たことが無い。 
修理して 上手く使える様ならまた 報告しようと思う。 富岡も私の求める道具類は中々無い様だ。 
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曲 面 中砥石購入

2024-05-28 11:04:30 | Weblog
先日 第四日曜日 久し振りに 富岡八幡骨董市に行った。  神社境内は本殿脇に仕切りが有り工事中
だった。  社務所か何か建てる様だ。   だから骨董屋のお店を広げるスペースが若干制限される
のかも知れない。  天気も良いが 業者の数もそれ程多くない様だ。

さてそこでこの砥石を購入した。  触った感触は中砥石の部類だろうか。  金剛砂砥石の様に思う。
黒っぽい砥石だ。  見ると上の広い面と 脇の長手面の2面が 外に出っ張る滑らかな曲線を描いている。
さて どう言う時に使う物だろうか。  曲面が合えば 内丸鉋の刃は研げるかも知れない。 使い道は
思いつかないが、いずれ役に立ち時が来るかも知れないと思い買って来た。 500円だった。

数法は 長さ210ミリ 幅55ミリ 程度の物だ。  裏は平面なので ひっくり返して平面を研ぎ時に   
使えるかも知れない。  板に張り付けず 使える様に台を作ってやろうかと思う。
まだ一度も使っておらず、研ぎの感触は不明。
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鉈の柄付け(土佐鶴)

2024-05-27 23:26:13 | Weblog
この鉈は 3月頃高幡不動の骨董市で購入した物だ。 既に一度載せたと思う。 柄が無くて刃だけで入手した。  柄をどうするか色々材料を探していたが 最近 以前使ったコナラの端材が有ったので それを加工して使った。
乾燥した硬い材料で加工に苦労した。 鉈ではつり加工して 南京鉋で仕上げた。  口金は鑿から取った。

柄の長さは約19センチ程度有る。 ピッタリ納める為に苦労した。 目抜きに釘を2か所打って有る。
仮穴を開けて鉈を差し込み 位置を決めて 再度穴を開けて釘を切り 打ち込んでから頭をつぶして固定した。
柄には ウレタンニスを塗ってやった。  これで 土佐鉈は完成だ。 刃をもう一度研ぎ直して 少し使って
見よう。  長く仕掛ったままだったが これで少し安心だ。 少し柄が長いようにも思うので 使って見て切る
かも知れない。   自分の木工の中では鉈の出番は比較的多い。  丸太を打ち割りして 面を鉈で削り
仕上げるからだろう。  上手く使えると嬉しいが。
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0719 土牛鉋の台打ち

2024-05-22 08:52:59 | Weblog
この鉋は暫く 使ったが今は引退して 仕舞ってあった。  使って見ると台が狂っていた。
この鉋は台頭に割れが有り それを 契りを入れて 修理して有った。 刃を入れて強い圧力で押される
為か 膨らんでくる。  削って直しても 改善されない。  少し刃を出し過ぎると 材に食い込み
引っ掛かる。  やはり台を 打ち直さないと駄目な様だ。

そこで台を作って見た。 材はコナラだろうと思う。  木工仲間が持っていた物を 譲ってもらった。
鉋台には 余り向かない様だ。  8分勾配で 裏金も付けた。  これで上手く削れるのかと思ったが
そうでも無い様だ。  台の精度が良くないのか 刃の研ぎが良くないのか 検討が必要だ。

多くの鉋の中には 最初から上手く削れる物も有る。  これだけ色々やっていても こうすれば良いと
いう程 決まった対策は無くて 毎回試行錯誤している。  鉋は難しい物だ。
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0360 花吹雪鉋の削り

2024-05-19 23:02:01 | Weblog
この鉋は 相当に昔 流通センターの骨董市で入手した物だ。  台もしっかりした 充分使える鉋
だった。  長く引出に仕舞って有った。  しかし切れる鉋だと言う記憶が有る。 一度は使った事が
有ったかも 知れない。  

台もそれ程狂いも無く 刃も錆びて無い。  研ぎ直して削って見たが 普通に切れる鉋と言う印象だ。
特別に良いとも思えない。  いまだ充分使い込んだ訳では無いので 判断するのは難しい。
台も厚く 刃も厚くて 非常に重い鉋と言う印象だ。  最近腕力の落ちた 自分はなるべく 軽く
小型の鉋を使う傾向に有る。  それでも こうして材料が削れれば それで安心して 鉋を元の引出に
戻す。  そうやって順次 鉋を使いながら 整備している状態だ。 
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0535 助次鉋の削り

2024-05-19 22:34:47 | Weblog
引き出しにこの鉋が 入っていた。  台は薄い桜材を使ったと思う。  刃幅は70ミリ有るが、長さが
65ミリ程度で短い。 既に 使い切った感じなので 薄い桜材の台に入れて置いた。
多分 一度も試し削りして無いと思う。  少し研いで見た。 割と良さそうな鉋なので
使って見ると良く切れる様だ。

八分の鉋だが 台が薄く軽く 幅広なので扱い易く 材料に安定して押しつけられる。
一枚刃で 挽きも軽い。 良く切れる鉋だと 判断した。  まあ遊びで 試し削りに使うには良いが
作業に使うには向かないかも知れない。  助次しか表示のないこの鉋刃は 何処の鍛冶屋さんの物か
知らないが、 東京鉋かなと言う気もする。  神田 規久夫氏の物かも知れないと思うが どうだろうか。     
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深大寺植物園に行く

2024-05-18 21:31:12 | Weblog
今日は5月18日だ。  天気良く快晴だ。  今日は深大寺植物園にバラを見に行って来た。
バラも既に 見頃を過ぎた物が多いと思う。  気候が温暖化に向かい 例年より見頃がずれて来たのかも
知れない。  しかし人出は多い。  特にバラ園の周辺は人だらけと言う感じだ。  それに今日は暑い。
夏日だから仕方ないが、 28度にはなったろう。   バラのソフトクリームは売れている。

私は目の調子が悪くて まぶしくて 涙が出て困る。  バラを見ると色とりどりで綺麗だが
盛りを過ぎた物が多い。  花弁の縁がしおれて黒ずんだ物が有る。 まあなんにしても バラに限らず
盛りを過ぎれば しわが寄り 色が退化して 黒ずみ 見難くなる。  恐らく人間も同じだろう。
バラ園では咲き終わった物は 刈取り処分している様だ。  しかし花弁が落ちるまでそのままでも悪くない。
そうやって自然に朽ちるのを見るのも 為になりそうな気もする。

そう言う盛りを過ぎたバラをここに紹介して見よう。 花弁は開ききって 匂いも無い。 その内に雨に
打たれ風に吹かれて散って行くのだろうか。  多分 人も同様に 醜態を晒しながら 生きて
最後は散って行くんだろう。  まあそれが普通なのだろうと思う。  此処ではバラの最後は見届け
られない様だ。  暑さで少し疲れた。  深大寺の蕎麦屋は混んでるので 調布駅まで来て昼食を
食べて帰った。
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016 角に長鉋の削り

2024-05-17 09:16:28 | Weblog
この鉋は かなり前に入手した物だ。  自分が群馬県 太田市に住んでいた頃だ。  骨董屋の店先に転がって
居た物を入手した。  経緯は既に書いた筈だ。  関西の物かなと思う。 各枠の中に長の文字が有る。
これは 岡田三郎の鉋かなとも思うが それ程の知識も無く 証拠もない。

切れる鉋の様に思うが ずっと放置して有った。  台が良くなかったからだ。 先日台を作り直した。
久し振りの台打ちで勘が狂った。 上手く出来なかった。 材はコナラと思うが三枚を横に貼り合わせた物だ。 
この材料は木工仲間からもらった物だ。  駄目な部分を剥いで活用した。 コナラの特徴
なのか 虫食いの跡が所々に有る。 見える所は 粉を掘り出してパテで埋めて見た。 古い材料で
それ程 動かない様だ。  

穴を掘ると 中にも虫食い跡が有った。 これもパテで埋めた。  乾燥して硬いコナラだった。 止めとけば
良かったかな。  出来たので 刃を入れて削って見た。 研ぎは十分ではないが 何時もの材料は比較的
スムースに削れた。  台が良くないので薄削りは無理だと思う。  しかしこの削り味は 和鋼の物
だろうか。  研ぎも気持ちよく 良く切れる鉋の様に思う。 入手して25年以上経って やっと
使える様になった。 もう少し 使い込んで見ようかと思う。
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0607 利三郎鉋の削り その2

2024-05-16 09:13:09 | Weblog
この鉋は富岡八幡骨董市で購入した。  まだ新しい感じの物だった。  最初から比較的良く削れる
鉋だった。  一度試し削りしている。  また取り出して削って見ると 問題なく上手く削れた。
何時もの砥石を使い 研ぎ直しているが それでも鉋によって差が出る。  削る材料は2×4材だが
結構削りにくい材料だ。  

それでも軽くスット削れる様だ。  材料の幅の狭い2インチ側を削って居るのは、幅広の側では
切削抵抗が多くて 自分の力では 上手く削れないからだ。  この六分の鉋で 重くてうっかり
落とす事が有る。  手の指の力が衰えて来ている様に思う。  それでも鉋削りは一人で楽しめる遊びで
自分には向いて居る様に思う。  引き出しを開けてその日の気分で鉋を出して 調整して削っている。
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