当方の支援する 障害者の団体が運営する売店がある。 此処でフラッシュの扉を作ってくれと依頼が来た。 急いで作ったが 途中で仕様が変更になり 左側の扉を後から改造したので みっともない継ぎ目が出来てしまった。 急ぐので取敢えずこれで我慢してもらおう。 まだ塗装してないが、これから着色塗装の予定。 その前に 現場で寸法確認する。 丁番は両開きで180度左右に開きバネで中間に止まる構造の物を使う。(何と言う名前の丁番か知らない) 扉は厚さ30ミリ弱で フラッシュ構造で軽く丈夫に作った。 フラッシュ用のプレスが無いので、クランプと釘で苦労して作った。 早くこの仕事を終わらせたいと焦るが、上手く行かず苦労した。 今週末には現場で取り付け工事をしたい。
この鉋刃は何時何処で入手した物か記憶が無い。 秀奴の銘が有るが、刃を見ると左勘次と良く似ている。 これは新潟の鍛冶 石橋籐七さんの物かなとも思う。 それなら一度使って見たい。 適当な台が無いか探して見たが、無いようだ。 そこで刃の無い反台鉋台を平鉋に改造する事にした。 刃が短いので台を削り薄くした。 台頭と台尻は薄いので 此処まで削り取れないので、薄板を貼り足した。 出来上がったのがこの鉋だ。 こんな事する人は居ないだろうと思うが、切れ味を確認するだけで、使い込む予定は無いのでこれで良いだろう。 裏刃が無いので、取敢えず一枚刃鉋に仕立てて見た。 台は20ミリ程度の薄い台に仕上がった。 下端を調整したら、使って見ようと思っている。 上手く削れたらまた報告しよう。
去年暮れに 富岡八幡骨董市で手に入れた台直鉋 銘運仙は このまま台直しにして置くのは勿体ないと思い、平鉋に改造を試みた。 適当な樫材が無いので 手持ちのカエデと思われる材を使い台打ちした。 裏刃も無いので、一枚刃平鉋に仕立てた。 結構難しくて結局1日掛かってしまった。 材が少し柔らかいが これでも十分使えると思う。 刃が短くなっているので、台も薄く25ミリ程度とした。 刃を入れて暫く置いて台に馴染ませたら、下端をならして それから使えると思う。 こう言う風に台を本格的に打つのは初めてだ。 小鉋で打った経験は有るが 大きい鉋は未経験だった。 まあ比較的上手く出来た方だ。 精度もそこそこで まあ見られる出来だろう。 この鉋刃は 切れそうな感じはするが、使ってみないと判らない。 使えたらまた報告しよう。
昨夜は雪が降った。 朝 車の屋根を見ると、10cmは積もったと思う。 昨年 山梨の護国神社骨董市でまとめて買った箱の中に有った 鑿の刃先に柄を付けて見た。 今回も材は近所の樫の枝を使った。 鑿の柄付けも大分慣れて来た。 比較的上手く出来たと思う。 この鑿は銘も無く、研いだ感じも良くないので 期待は出来ないが、それでも一応鑿の形にしておけば、使う事も可能だ。 柄付けの練習も兼ねて 使う予定の無い鑿にも柄付けを行った。 鑿は鉋ほどには、楽しめない道具と思っていたが、こうして柄を付けたりして楽しむ事が可能だと思う。 鑿の数も百本は越えたかも知れない。 まだ集めると思う。
この鑿は 何時頃手に入れた物か不明。 柄が無く錆びた刃だけで長く引出しの中で眠っていた。 それを取り出して柄を付けて見た。 今回はボール盤を使い精確に穴明けしたのでうまく出来た。 これでも樫材だが 材は柔らかい。 少し研いで見たが 鋼にも折り返して鍛えたと思われる層が見えた。 古い鑿だったのかも知れない。 裏が狂っていたので、裏出ししたが、簡単に出来た。 柔らかい材料らしい。 使う機会は余り無いが今度 暇を見て使って見よう。
先日冬の寒い日に 箱根寄木細工の見学に行った。 一時大分 衰退していたが、今は少し盛り返して来たと言う。 伝統的工芸品にも指定され、箱根駅伝の往路優勝校には寄木細工の優勝トロフィーを贈呈して 宣伝これ勤めている。 小さな寄木パーツを組み合わせて 簡単な茶托を作って見た。 結構難しい物だ。 何か見本が無いと、いきなりでは、良いデザインが思いつかない。 接着は木工ボンドを使うが、水に強いPIボンドも使うと聞いた。 塗装はウレタン塗装だそうだ。 ウレタン塗装は肉厚になるので、何となく木の良さが半減するような気もする。 製品を幾つか見たが、デザインはまあまあだと思うが、 塗装の下地処理が良くない。 塗装も余り良くない様に思った。 多分下塗り 上塗りの2回塗装か良くて3回塗りだろう。 それはコストから来る制約だろうが、それにしては、結構値段も高い。 写真は私が作ったものをサンドペーパーで磨いて軽くサンディングシーラを塗った所。 ウレタンでなくてラッカー塗装しようと思う。 パーツの接着時出来た隙間はサンディングの時に出来た粉を摺込んでからサンディングを塗れば問題ない。 サンディングで出た粉を良く拭き取り筆塗りするのが良いと思う。 布で拭き取ると 濃い色の材の粉が白い材に付着して色を濁らす様だ。そしたらもう一度サンディングすればよい。
これも町田骨董市で手に入れました。 三分の鑿です。まだそれ程使って無いようです。柄は矢張り 前の持主が自分で挿げた物と思います。 比較的細い柄を付けている様です。 銘は国長と読めますが この銘は良く判りません。 最近の鑿では無いと思いますが、古い物かどうかも判りません。 裏が少し狂っているので、修正中です。 鑿は使う機会は余り無いので、切れ味を確かめる時が無いですが、いずれ折りを見て使って見ようと思います。 柄が少し鑿の刃のセンターと合って無いので 付け直した方が良いかも知れません。 時間が取れたら やって見ましょう。
これは町田骨董市で手に入れた薄鑿です。 全体を少し反り気味に直して有ります。 この方がシャクリ易いのでしょう。 特に直さずそのままにして置きました。 柄は短く前の持主が自分で挿げた物だと思います。 何か判らないが 特別な用途が有ってこの様に改造して使い易くしたのでしょう。 銘は表には角に吉 裏には登録 西郷と有ります。 まだ刃の欠けを十分研ぎ落として有りませんが、研ぎ直せば十分使えると思います。
昔昔の話だ。 1984年1月顕功賞特急を受賞した記念に、このネクタイピンを150個ほど製作してして、関係者に配った。 もうもらった人達も多分捨ててしまったと思う。 残っていれば貴重品だ。 このネクタイピンに有る端末装置N5200モデル05は私が設計して製品化した。 中味は8ビットのマイクロプロセッサを使っている。 まだパソコンと言う物が出始めの頃だろう。8インチのフロッピーを2機搭載しているが、CMTモデルも有った。 それまでのワイヤードロジックから離れて、 初めてプロセッサを使う、製品を設計した所だったが、今思うと出来は今一だった。 あれから色々有ったが、それは今は書けない。 今は道具集めなんかしているが、そう言う道具を使う仕事をしてた訳では無い。 当時は電気会社の設計屋さんだった。
町田骨董市で手に入れた。 既に使い切った感じの鑿が箱の中に何本かあった。 どれもかなり錆びており、ちょっと手を出し難い。 その中から 比較的錆て無い物を選んだらこれになった。 そんなに古い物では無いようだ。 刃のしのぎ面をクラインダーで削って 刃付けするから、消耗も早いのだろう。 もう裏面が少なく安定して使えないかも知れない。 刃先が斜めになっているので、研いで修正しているがまだ不十分で、研ぎの途中の段階だ。 柄もかなり短いが、多分買ってから交換はして無いと思う。
大工では無くて、建具や家具屋が使ったとすれば、柄は短くても それ程困らないのだろう。 これでも十分使えた事だろう。 比較的研ぎ易く切れそうな鑿だった。 上手く 研ぎあがったら参考に仕舞って置くだけでこれを使う予定は今の所無い。 鑿は切れ味を確かめるのも難しいし、鉋ほどには楽しめない道具だ。 さてこの重国と言う銘も知らないが 会津の鍛冶屋だろうか。
大工では無くて、建具や家具屋が使ったとすれば、柄は短くても それ程困らないのだろう。 これでも十分使えた事だろう。 比較的研ぎ易く切れそうな鑿だった。 上手く 研ぎあがったら参考に仕舞って置くだけでこれを使う予定は今の所無い。 鑿は切れ味を確かめるのも難しいし、鉋ほどには楽しめない道具だ。 さてこの重国と言う銘も知らないが 会津の鍛冶屋だろうか。