大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0512 入子面取鉋 銘 無し

2014-07-28 20:42:58 | Weblog
知り合いが 工房の引っ越しを行った。 長年の溜まった材木や 道具を移すのは大変な仕事だ。
引っ越ししてから整理が終わるまでは 仕事も出来ない。 新しい工房の床張りを行うと言うので
手伝いに行った。 少しは荷物が移動できる程度の広さを約1日で張った。 そのお礼に古道具
をもらって来た。 それがこの入子面取り鉋だ。 鉋刃二丁で 広い面の加工を一気にやる物
で めずらしい鉋だ。 話には聞いて知識は持って居たが 実際に見るのは初めてだ。 まあ今なら
ルーターで出来る仕事だろうが 昔はこんな鉋でやったんだね。 骨董市でも見かけない物を 入手
出来て嬉しい。 しかし良く見ると、裏金が付いて居ない。 これが無いと削った時に逆目が止ま
らないだろうな。 いずれ自分で工夫して作って見よう。
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0485 平小鉋 銘 道弘

2014-07-25 11:59:05 | Weblog
この鉋刃は大分前に 富岡八幡骨董市で購入した。 500円だったと思う。 この刃は際鉋の刃
だったが 使い道が無いので 先を折り 平鉋刃に改造した。 暫くそのまま放置してιが、最近
台打ちの練習を兼ねて 台を作り 平鉋に仕立てた。 材はあさだ桜の廃材を使った。 刃の位置を
もう少し前より(台頭に近い所)にした方が良かったかも知れない。刃口が全長の1/3位に来る
のが良いと思う。 刃を少し研いで見たが 研ぎ易い刃だった。 少し刃を台になじませたら 調整して 試し削りして見よう。 長く放置していた刃もやっと台が出来て良かった。 使うかどうか
判らないが 鉋供養にはなるだろう。
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0510 二枚刃 反り台鉋 銘 あずま白鳳

2014-07-23 23:07:04 | Weblog
この鉋も 大和骨董市で手に入れた。 少し高い鉋だった。 白鳳は道具曼荼羅の本にも載っている
鉋で記憶に有った。 そこで買って見たのだが。 大工が使い古した鉋の刃を研ぎなおして、そう
言えばこんな鉋も有ったなーと感慨にふけるものだ。 この鉋は普通の平鉋を反り台に直した物らしい。  刃には 登録 商標  あずま白鳳 特性 とあり 表には 井本 由一級 スーパー硬度
と刻印が有る。  井本さんと言うのは 土牛の鉋にもある。 関西の鉋の様だ。 裏刃には 正行と銘が入っていた。  鉋刃は短く 使い難い様なので 新たな平台を打ち 切れ味を確かめて
見たい。
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玄能の柄付け

2014-07-22 17:30:06 | Weblog
この玄翁の頭は 以前町田骨董市で購入した物だ。 そのまま作業部屋にゴロゴロして居たが
思い立って 柄を付けて見た。 この柄は我が家と隣の境界に有った 樫の木を切って転がって
居た物を利用した。 枝の部分から取ったので、節が有ったりして 結構ねじれた木だ。
鉈で木取りして 何とか挿げられた。  頭が重いので 柄は短く 24センチ程度にした。 細い
柄の方が力が入りやすいと聞くが、 今回は 少し太めの握りやすい形を工夫して見た。柄は頭の
約半分程度 挿入されている。 このままでつかうと抜ける可能性が有る。 抜けたら削ってまた
挿入すれば良い。 1年すると 材の乾燥で必ず緩む。 そこで更にきつく挿入すると丁度
良くなるとと思う。
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0509 平鉋 銘 光廣

2014-07-21 17:32:56 | Weblog
これも大和で入手した鉋です。 いつもの業者から300円で購入した。 それは頭部が割れて
居る為だが、台も相当 狂って折みすぼらしい物だかだろう。 刃幅60ミリ 全長110ミリ
で 余り使っていないらしい。 台の全長が23センチ程度しかないので 普通の台より短めの
様に思う。 裏刃押さえが付いていたが、裏刃は無く 失われている。 台には三ツ木と彫り込み
有り、これが前の持ち主だろうと思う。 後で気が付いたが 台の狂いがひどいと思ったのは
反り台鉋に改造して有ったのかも知れない。 そこで台を 若干短く詰めたのだろう。 光廣は
鑿鍛冶の名前の様に 思うが 詳細は判らない。 刃は普通の鉋に比べて薄い。 古い鉋刃の様にも
思うが どうだろうか。 登録 商標などの刻印は無く 問屋を通して売られた物では無いのだろう。 残念ながら 台は使い物にならず、打ち直す必要が有る。 台を打直して 一枚刃の平鉋に
仕立てて 使って見よう。 まあまあ研ぎ易い刃だった。  
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0508 二枚刃平鉋 銘 輝秀

2014-07-20 21:43:52 | Weblog
この鉋は帰る前 立ち寄った業者でたまたま見付けた。 値段は結構高くて1500円だった。
裏刃が 台に固く挿入されており 銘を見る事が出来ない。 しかし隙間から覗くと 見覚えの
有るマークが見えたので 少し高いが買って来た。 業者は知っているのかも知れない。余り安く
しなかった。 それに結構使い込んで有り、刃の全長は70ミリ程度しかない。 まあ仕方あるまい。 裏刃は銘も無く 普通の物が付いている。 石堂は関東では骨董市でも珍しく無いのかも
知れない。 刃も綺麗に研いで有った。 若干べた裏気味だが仕方ない。 自分で修正した。
台は負い柾目でまだしっかりしている。 まだ十分使えると思うが 刃が短くなり 刃先の
微妙な調整がやりずらいのかも知れない。 私も輝秀銘の平鉋は持って無いので これが手に入り
嬉しい。 時間が取れたら 試し削りして見たい。 普段行けない大和だが たまに行くと 良い物
に巡り会える。 これはやはり巡り会わせだろうな。 
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0507 二枚刃平鉋 銘 菊 正明 (八分)

2014-07-20 21:32:57 | Weblog
先日の骨董市巡りは 運が良かった。 この鉋も 駅に近い場所に陣取る業者から購入した500円
の品物だ。 阪東住人 菊 正明 千 と鏨で彫り込んで有った。 裏も共裏が付いている。 阪東と言うのは地名だろうが 北関東の坂東なのか不明。 この鉋もそれ程 使って無い。これを廃棄
するのは勿体ない。 運よく拾われて来た訳だ。 台は板目気味の台だが、目が余り積んで無い。
埃と錆にまみれて居るが、扱いは丁重だった様だ。 この鉋刃も大切れに研がれて居たので 修正
中だ。 大まかに直して 台を修正して少し使ったが一応切れた。 刃口が少し開いて居るので
これから修正して、もう少し 台と刃を手入れして 使って見よう。 
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0506 二枚刃平鉋 銘 名門 常三郎(八分)

2014-07-20 21:11:13 | Weblog
先日 行った 大和骨董市で入手した鉋 ガラクタの中の一つだ。 これが500円程度で買えた
のは運が良かったのかどうか。 名門 常三郎はカタログにも乗っている品物だし、それ程古い
物では無いだろう。 まだ十分使えるのに 廃棄したのは何故なのか。台尻には団扇を持つ布袋と
別打台と言う刻印がある。 裏刃も揃った 買ったままの状態の品物だ。 但し台の頭部に 無理に
台を叩いたのか 割れがある。 そこには接着剤を流し込み ドリルで穴を開けて竹釘を打って置いた。 暫くは持つだろう。 刃は大切れに研いであり、現在 もう少し立てて刃の角度を修正中。
今まで グラインダーで刃先を削り落とし 修正していたが、どうも焼きが戻るのか切れが良くない
ので今回はグラインダーを使わず 手研ぎした。 硬い鋼で減りが少なく、参った。 集中力が持たないので、 昔使った 回転水砥石を出して来て 使った。 ある程度角度が戻って来たので 今度は手で 研磨している。 台下端は修正したが、 刃が研ぎあがらないのでまだ試し削り出来ない。
急ぐ訳ではないので 楽しみながらノンビリ腰を据えてやろう。 刃に有る名門というのは 名門の
流れを汲む鍛冶屋と言う意味なのか、自ら名門の鍛冶屋だと言うのか知らないが、感心しない。
ある意味自信の現れとも言えるが 過剰と受け取られる可能性も有る。 いずれにしても 削りの
感触を楽しみにしている。 納得の切れ味なら嬉しいが。 或は何か 前の使用者の気に入らない
所が有ったのか 気になる。 名門の名に恥ずかしくない切れ味で有って欲しい。
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ガラクタ 古鉋 集合

2014-07-19 20:15:26 | Weblog
久し振りに大和骨董市に来た。 天気が悪く あいにく 小雨模様なので 急いで見て回った。
今回は ここに有る4丁のガラクタ 古鉋を買った。 これから 埃を払い 刃を抜いて 銘を
確認して 刃を研ぎなおして 台を修正し 一応使える状態に持って行く。 そのプロセスを
楽しむ訳だ。 どれも一丁 500円程度で 購入した物だし、運悪く使い物にならなくても
それ程 がっかりする事も無い。 選択眼が無かったと諦める。 しかし刃は錆びていても台の
しっかりした 使えそうな物を選んでいる。 ちゃんと裏刃も付いている。 捨てるような物は
無い。 この中にも案外と良い物が有った。 困るのは 刃裏の錆だ。 これが深いとどうにも
ならない。 いくら綺麗に研いでも 綺麗な一枚の鉋屑にならず 幾筋かに分かれてしまう。
まあ 判っているのだが、今回もかなり 錆びた物が中に含まれる。 まあこれは私の趣味なので
鉋が安く出て居れば 必ず手が伸びる。 そうやって相当数の鉋が 集まって来た。 今後整備が
終わった物から 個別に紹介して行きたい。
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大和のキュウリ

2014-07-19 20:02:40 | Weblog
今日は曇りだ。 このまま降らずにもてば良いのだが、 大和の骨董市に着くと 小雨が降りだした。 大和に来るのは 久し振りだ。 何か買わないとこのまま帰れない。 大和の駅の両翼に
広がるプロムナードを歩いて行くと、野菜を売っている。 そこで このキュウリを買った。
キュウリ5本で 100円だった。 安い物だ。 骨董市で野菜を買うとは思わなかったな。 
しかし大和は相変わらずの 人手だ。 恐らく関東では一番大きい骨董市だろう。 それに道具類が
多いのも魅力だ。 このキュウリを買った後で 色々古道具を購入した。 普段は第三土曜日は  用事が有り 来られないのは残念だ。 今回の収穫物は順次紹介しようと思う。 
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