大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鉋の裏刃 

2015-01-27 13:27:16 | Weblog
これは今年1月のぼろ市で購入した。 鉋を買う時に その辺りに転がっていた
裏刃を一緒に付けてもらった物だ。 刃幅50ミリで 残念ながら裏の無い鉋の
幅が合わず 付かなかった。 裏刃の幅も結構微妙に色々有るので 何か型紙
でも 作り 普段から持ち歩かないと 合う物は見つからない。

こうして 無駄な裏刃が何枚か溜まっている。 切って幅を詰めれば良いのかも
知れないが 耳を曲げないといけないし結構面倒なので やらない。

この裏刃は 何か鋼板を打ち抜いて作った安物では無い様なので いずれ小鉋の
刃に流用しても良いかも知れない。
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スタンレーの鉋

2015-01-25 23:02:53 | Weblog
この鉋は英国からDHLで送られて来た物だ。 英国にERCOLと言う家具メーカー
が有る。  そこの社長が 新作家具の発表を兼ねて日本にやって来た。

その社長が我々の展示ブースに来たので、 私が使っていた八分鉋 銘 小狐丸を
見せて たまたま知り合った機会に この鉋を進呈すると言って 代わりに貴方の
国の鉋を 送って頂戴と 初対面にも関わらず 言ってみた。 その件は 暫く忘れて
いたが 最近 この鉋が送られて来た。 驚いたが 大変嬉しかった。

これはスタンレー社の鉋で良く知られた物だ。 新品だが私は 中古の鉋でも
良かったんだ。 いずれにしても私が プレゼントした鉋より 数倍高い物だろう。

見ず知らずのアマチュア木工家の 言う事を聞いてくれたんだ。 何と義理堅い人だ。
もしまた日本に来たら 今度は 鋸か鑿でも贈ろうかと思う。 いずれ彼の家具工場の
見学でも出来れば 良いのだが。  それに 彼らが作る ウインザーチェアのキット
を手に入れて 自分で組み立てて見たい。 それが私の希望だ。 
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みんなのアムステルダム国立美術館へ  渋谷・ユーロスペース

2015-01-23 18:49:44 | Weblog
今日は 風は強いが、昨日より天気は良く暖かい。 午後この映画を見る為に
渋谷に出かけた。 映画は今日までだと言う。

レンブラントやフェルメールを所蔵するオランダの国立美術館で改装を行ったが
色々な問題が発生して 結局工事は遅れに遅れて10年間休館する事になった。
この映画は その裏事情を あからさまに描く所が面白い。

美術館はオランダの集めた美術品を展示するスペースで有り、国としての国威を
発揚する場でも有ろう。 しかし一般市民にとっては普段自転車で通行する場所
でもある。  色々な意見が鋭く対立して調整は難しい。しかしついにオープンする
日がやって来る。 この映画を見たら オランダに行って見たい気分になった。

オランダには アウラと言うりこーだのメーカーも有る。 ここも訪ねて見たいが。
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0482 一枚刃平小鉋 銘 兎(🐰)

2015-01-22 20:31:59 | Weblog
今日は雨で寒い。 外に出ず家の中ですごした。 そこで以前から持っている鉋刃の
為に 台打ちを行った。 この材料は以前から持っているクヌギらしい物を使った。

台は比較的薄く20ミリ程度にしたが、それでも刃が短いので 刃は台に殆ど埋まり
そうだ。 余り良い材料では無くて 乾燥で割れが来ている。 でもこの鉋は使うと
言うより この鉋刃を休ませる台として作った。 この刃の兎は何というか 前を向いて
うずくまる様な格好だ。 兎紋と言う所だ。 これと似たマークが亡くなった父親の
持っている金槌にある。 だから懐かしく この鉋刃を手に入れた。 早く台を
作らねばと思っていたが 延び延びになりやっと出来て 安心した。 これでこの刃も
紛失せず 引出て休んでもらえそうだ。 少しOILを塗ると 薄茶色になり これは
樫の木とは違う表情になった。   折角なので 台が安定したら 整備して
一度使って見よう。
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追入鑿 角打ち 五分 銘 角利

2015-01-19 23:37:01 | Weblog
これも ぼろ市の購入品。 帰って 錆を落とすとそれは角利の鑿だった。 
手入れして 少し使って見たが 案外と研ぎ易いし切れそうだ。 どうも角利
は安物と言う先入観が有ったが そうでは無いかも知れない。柄を見ると桂が
踊る状態だったので 抜いて 付け直した。 そんなに使い込んで無い様だ。

何処から出て来た物か知らないが、あの骨董屋のおじさんから買った鑿類は
どれも 結構使える物ばかりで良かった。 一本500円で買ったので
安いのか高いのか判らないが まったく使えない物は無かった。 

1月は寒いし インフルエンザも大流行と言うし あのぼろ市以外には
なるべく人混みに出ない様にしている。 でももう買って来た物は ほぼ整備
したので また何か買いたいなと思うこの頃だ。  
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追入鑿 角打ち  一寸 銘 左小康

2015-01-19 23:22:00 | Weblog
この鑿も ぼろ市で手に入れた。 同じ様な鑿は既に持っているがまた買ってしまった。
柄が短くて少し使い難いかも知れない。 柄はいずれ交換すれば良い。 この鑿は裏の
平面が出て居なかった。 そこで叩いて 裏だしした。 鑿は裏だししないと聞いていたが
平面が出るまで 裏を研ぎだすのは大変なので 金槌で叩いて裏だしした。 
その後が今も刃先に残っている。  研いで見ると 案外と研ぎ易い様だ。 左の付く銘は
鑿には多いかも知れない。 しかし小康と言う銘は始めて見た。 刃がそれ程減って無いのに
柄がこんなに短いのは何故だろうか。 骨董市に出て来る鑿は ほとんどが平鑿で丸鑿は
見掛けない。  有れば買いたいのだが、見掛けない。 仮に出て来ても 目ざとく
買ってしまう人が居るのだろう。 平鑿はもう買わずとも 十分だと思うのだが、また
買いたくなってしまう。
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鋸の目立て依頼

2015-01-17 21:56:32 | Weblog
正月の年賀状の中に 三木の鋸屋の物が有った。 そこで思い立って 両刃鋸を二丁
目立てに出した。  時間が掛かると言っていたが 案外と早く 戻って来た。

写真の上は ぼろ市で入手した信州 茅野 玉川村の 両角 倉蔵の八寸両刃鋸
下は 中屋 勇次郎 銘の九寸鋸 (多分 町田骨董市で入手)

九寸鋸を少し使って見たが良く切れた。 目立ては (有)カネジュン 光川 大造氏
に依頼した。  

 年賀状クーポンを使い千円値引きで 二丁で 送料込みで5400円だった。

 思いの他 安く出来たので 嬉しい。 やっぱり切れる鋸は気持ちが良い。
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追入鑿  一寸二分 銘 左小市

2015-01-16 22:19:08 | Weblog
ぼろ市の第二会場と言われて居る所に 陣取る業者からこの鑿を含めて3本買った。
この業者は 古道具販売は趣味としてやっていると言う。 リンゴ箱の中には鋸が数本
入っており それに混じってこの鑿が転がっていた。 箱の中は一本 500円だと
言う。 好きな形のこの追入鑿を購入した。

この鑿は刃先が斜めに研がれていたので 私が研ぎ直した。 見ても明らかに判る程
斜めに刃が付けて有ったので 何かその様な用途に向けて 刃を付けた物だろう。
普通に叩いて使うには 少し使い難い。 まだ 十分ではないが ほぼ直って来ている。

わりと 研ぎ易い刃だった。 この銘も初めて見る物だ。 形は肩が張っておらず
なだらかに付いており、いかり肩でない方が私は好きだ。 今はナイフの代わりに
木を削ったり、 鉛筆を削ったり 使っている。 良く切れる。  
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平薄鑿  一寸 銘 越前 高橋

2015-01-16 21:57:09 | Weblog
先日 行った世田谷のぼろ市でこの鑿を手に入れた。 500円だった。 追入鑿とも
言うのかも知れないが、 若干肉の薄い鑿だ。 刃を見るとそれ程使って無いし健全に
見えたので買って来た。 叩いて使うよりも 手で削る様に使う方が良さそうだ。

この鑿を買った業者は 布田天神骨董市でいつもお世話になる業者だった。 今回は
余り良い物を持って来て無い様だ。 残念だ。 業者の話を聞くと最近 骨董市も
陰りが見えるそうだ。 業者間で売り買いが多く、 お客も少なく売れないと言う。


さてこの銘の越前は地名だろうし 高橋は作った鍛冶屋の名前なのかも知れない。
かなり錆びていたので 砥石て錆を落として 黒染め液を塗って少し化粧してみた。
まだ刃先の研ぎの途中の状態で仕上がっていない。 
全長22センチ程度で 大工用では無くて工作用ではないかと思う。
それ程高級品では無く 普段使いの物だろうと思う。結構硬い鋼でなかなか研ぎ下ろせない。
焦ると 研ぎに力が入りすぎて 形が崩れるので 暇に任せて
時々 研いでいる。 
鑿は 収納に場所を取らなくて良い。 その数もだんだん増えて来た。

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0521 一枚刃平鉋 銘 輝虎

2015-01-15 23:23:11 | Weblog
ぼろ市で 輝虎と 銘が有るこの鉋を入手した。  千円と少し高い買い物だ。
輝虎は私も 以前 大工からもらった物を持っている。 今回は試し削り出来そうな
物を入手した。  

刃幅60ミリ 全長85ミリで 使い込んだ物の様だが まだ使えそうだ。 台は
全長300ミリ有るので 長台とは言えないが それに近い物だ。
輝虎を調べると 東京の鉋らしい。 但し誰が作った物か書いてなかった。 それでも
古いものらしい。 

輝虎銘の脇には 絶世之名作と刻印が有った。 自信たっぷりだ。 その名に違わぬ
切れ味なのか 知りたい所だが 台が良く無くて すぐには使えない。 本当は台を
入れ替えた方が良さそうだが、 すぐには手当出来ないので、取敢えず今の台を
修理して 使おうと思う。 だから すぐには 切れ味の報告は難しいと思う。

今年のぼろ市は 午前中から雨になり 業者も店じまいする所が多かった。 私も
鉋を買ったので すぐに帰った。 今回は輝虎鉋に巡り合えたし これで良い。  
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