大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0753 際鉋 銘 高重(右勝手)

2022-12-25 09:13:01 | Weblog
この鉋は先日 高幡不動骨董市で手に入れた。 200円だった。  この写真の左側面側の刃が入る溝の脇が切れている。 刃を無理に叩き込み過ぎたのかも知れない。 だから余り使ってないが放置して置いた物だろう。 普通は 台を作り直す必要が有る。  あいにく適当な材が無いので このまま修理して見た。 際鉋なので 左側面が削る材に当たる。  比較的浅い 段欠き部分を削れる様に 側面の 上面に近い部分に 欅の薄板を貼り付けた。 それがこの写真の左の色の違う部分になる。 これで 軽く面を化粧削りした所だ。 刃幅30ミリ 刃の全長110ミリ有る。  この銘 高重はどこで作られた物か不明。 際鉋は余り使う機会は無いし これで多分 引き出しで 暫く保管する事になるだろう。  台を作り直した方が良いだろうが、これでも良いか。  この仕込み角度では 左側の溝が 比較的浅くなる。 補強が無いともたないと思う。 角度を直せば良いのだろうが、面倒なので このままにしておこう。 重が頭に来る銘は 会津の鉋に多い様だが、 これは会津の物では無いだろうと思う。  ネットで調べているが、現状はどこの鍛冶屋の物か判らない。  


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バターナイフの制作

2022-12-23 09:49:28 | Weblog
12月の団地内の清掃(クリーンデー)も終わった。  これで12月の行事はほぼ終了だ。あとは少し募金活動が残っている。  まだ年賀状に手を付けて無いな。 何となくやる気力が無い。

さてクリーンデーで 団地庭の月桂樹の枝を少し切った。葉だけでなう幹も良いにおいがする。
この枝を半割にして 一本の木から 二個のバターナイフを作って見た。 まだ生木なのでサクサク削れて楽だ。  形が出来たら これをお湯に入れで煮る。  あくが抜けて木も締まり安定する。 それを乾燥させて サンダーを使い形を仕上げた。 その後 サンドペーパーを使い細かい傷を落として 最後に亜麻仁油を少し塗る。 これで完成だ。  亜麻仁油は食用油なので 多分問題ないと思う。  上手く乾燥するか心配だが 過去の実績として問題なかった。 これで誰か来た時のお土産が出来た。   今年暮れは コロナの再流行も有り 特に旅行の予定も無い。
来年の干支は兎だから 何とか 飛躍する年となって欲しい物だが。  
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鉋二丁を購入

2022-12-19 09:04:33 | Weblog
12月も半分は過ぎ去ってしまった。 昨日は日曜日で比較的天気が良いので、高幡不動骨董市に出かけて見た。  人出も多い様だ。  境内の裏手の何時もの業者から 鉋2丁を購入した。  かなりくたびれた物だ。 ここの売り物はどれも200円という事だ。 2丁で400円払った。 一丁は際鉋 銘は高重と有る。 余り使って無いようだが、無理したのか 刃を挿入する溝の左側側面が裂けている。  これは修理難しいので 作り直すことになるだろう。  刃はかなり長い様だ。 いずれ整備したらまた載せたいと思うが、時間は掛かりそうだ。  もう一丁は 一枚刃の小鉋だが、 普通の鉋の台を短く切った物の様だ。 刃は短く ほぼ使い切った物の様だ。銘は 勇人と読める。 かなり上手く短くなるまで使ってある様だ。  関西の物かも知れない。 台の変色を見ると かなり使い込んだ古い物と思われる。 これも整備して見たいが やはり時間は掛かるだろう。  暮れに鉋2丁手に入ったので 正月休みはこれで遊べそうだ。   今年も残り少ない。

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蕎麦切包丁か?

2022-12-18 14:05:34 | Weblog
これは先月11月の 高幡不動骨董市で入手した物のはずだ。 あれからもう1か月が経過して今日12月の高幡不動骨董市に行って来た。 忘れていたこの包丁の事を少し書いて見よう。

買ったとき 既に相当錆びて ボロボロだった。 桐らしい柄もついていたが腐っていた。 暫くは 錆を落として ほって置いたが、一応サンダーを掛けて錆を落として 柄を付け直した。 まあ一応使える状況だ。  所でこれは 蕎麦切り包丁だろうか。 少し幅が狭いようにも思う。刃は直線だったので そのまま直線に仕立てた。 錆跡はすごくて あちこちアバタの様な凹みが出来ている。 このまま置くと 多分また錆びて来るだろう。 

刃長 218ミリ 刃幅 73ミリ 程度かな。 柄は丸で 125ミリ程度にしてある。 元は桑切包丁だったかも知れない。 刃先は鋼になっている。 銘はどうも無い様だ。 田舎の鍛冶屋が作った物かも知れない。 食べる物を切るなら 変なOILを塗るのはためらわれるので、軽く椿油を塗り 保管して有る。 このまま保管して 多分使う事は無いだろうと思う。
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0034 丸K鉋の削り(新台)

2022-12-16 09:21:53 | Weblog
先日この鉋の為に台を新たに打って見た。 台長 270ミリ 台幅 75ミリ 厚み 32ミリと言う所だろう。  材は桜を使う。 この桜は虫食いだ。 所々に穴が有る。 そこは木を削り埋めて有る。  削って見ると 普通に削れた。 研ぎが良くないのか それ程軽く削れない。 普通の削りの感じだろう。 裏刃は無いので このまま一枚刃で使う予定だ。 桜の台も悪くない。  鉋刃は関西の物の様に思うが 確証も無い。 刃幅58ミリ 全長88ミリ 程度で まだ十分使えると思う。 最近は家具を作ることも無く、すぐに形になる鉋台を作ることが多い。
最近は 齢のせいなのか 親指の付け根が痛んだり、指が十分曲がらなかったり、色々支障が有る。特に冬場 冷える時は調子が良くない。  木工もいつまで出来るのだろうか。 

この所 新型コロナも増加傾向だ。 5回目の予防注射も既に行った。 3年経過しても 警戒を緩める事が出来ない。  家にいる機会が多く 鉋をいじくる機会が増える。 どこか遠く 海外旅行にも行きたいな。  今の管理組合役員の任期は来年春までなので 来年こそと考えているが。 その時 体調がどうなのか今一 自信が無い。  それに3年の間に円は随分安くなり 貧乏人には海外旅行は無理かも知れないな。
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0034 一枚刃平鉋 丸K特製

2022-12-13 22:52:04 | Weblog
この鉋は相当昔入手した物だ。 台は良くないが比較的切れる刃だったので、修理して少し使った。 銘の文字は無く 真ん中にお花の様なマークが有る。 最近取り出して台を作る事にした。 
この材は 染井吉野の桜だ。  私が住む団地の庭に 長く有った物だが、最近枯れが目立つので切り倒した。 その一部をもらって置いた物だ。 その材で小型のスツールを作り その余りを
使っている。 今回も一枚刃で八分勾配に仕込んである。 取敢えず刃を挿入して、今の所様子を見ている。 良さそうなら下端を均して削って見よう。  既に枯れて居るとは思うが、変形の具合を確認している。  ライトオークのOILを塗ってある。  鉋台には向かない材料だと思うが 台打ちは趣味でやっている物だし、色々な材で台を作って 楽しんでいる。 上手く削れる様なら また報告しよう。
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0466 靖次鉋の削り

2022-12-11 21:08:44 | Weblog
最近この鉋を出して 少し使って見た。 余り薄くは削れないが 普通には使える鉋の様だ。 割と薄い仕立ての鉋刃の様だ。  台はどこかで貰った物らしいが、記憶に無い。 それにこの台は何か 槌で撃たれて何か所もへこみが出来ている。 多分打ち当ての 材として使ったものでは無いかと思う。  台を削って見ると 丸い槌跡が 幾つも有る。 少し削り落として見たが へこみが深くて完全に削り落とせていない。 それに乾燥して結構硬いので途中であきらめた。 もう少し削る必要が有る。 そうしないと 写真写りが良くない。  それでも 取敢えず削りの様子を載せて置こう。  次は何時この鉋を出して削る時が有るかわからない。 これでも 良く削れる方だ。 もう少し軽く削れると良いのだが、結構引きが重い。 このまま また引き出しで休んでもらうことになるだろうと思う。
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0385 光登鉋 台打ち

2022-12-02 08:41:28 | Weblog
この鉋割と良く切れる鉋だった。 そこで台を作り 削りを確かめて見ようと考えた。 しかし適当な 台になる材料が無い。 今回は以前 工房でもらって置いた 材種不明の材を使って見た。塗装すると模様が綺麗に出る様だ。 乾燥しているのか非常に硬いが 少しもろい様だ。 欠けやすくて困った。  台下端に若干割れも有る。 ここには瞬間接着剤を流し込んで まあ何とかなるだろう。  いずれ二枚刃に直したいが 当面一枚刃で良い。 取敢えず刃が下端に出る手前で止めて 様子を見ている。 
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