大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

追入鑿 その3 銘 不明

2022-04-29 10:16:53 | Weblog
これが3丁目です。 刃幅3ミリ 一分の鑿です。 銘は探して見たが無いようです。 これも柄の桂に近い部分に カタカナのナの掘り込みが有りました。 多分その2で紹介した 鑿の持ち主と同じ人が使った物でしょう。 桂を見ると 踊る状態だったので抜いて付け替えました。 錆を落として 少し研いで有ります。まだ研ぎは不十分です。 それ程使って無いようです。 一分は時々使う鑿ですが 研ぎが難しいです。 特に治具を使わず手で研ぎますが真直ぐ研げない事が多いです。 鑿刃先の角がまだ研げて無いので これからもう少し研いで見ようと思います。  もう一本ある幅広鑿は 桂が無く 調達が難しいので まだ柄を付けて有りません。  もう少し時間が掛ると思います。 
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追入鑿 角打ち その2 銘 彦成

2022-04-29 10:05:14 | Weblog
これは2丁目です。 銘は彦成と有ります。 彦成は多分持って居ると思います。 錆はかなり酷くて 裏刃完全では有りません。 取敢えず錆を落として綺麗にした所です。 だがシミの様に錆跡が残って居ます。 この錆跡からまた錆びて来るでしょう。 刃幅12ミリで 四分と言う事でしょうか。  柄の桂に近い所に カタカナのナの様な掘り込みが有ります。 多分持ち主の刻んだ物でしょう。 錆びて居ますが それ程使い込んだ物では無いと思います。 まだ柄もしっかりして居るので このまま暫く使えるでしょう。 さて何処で作られた物でしょうか。 口金の形状を見ると 関東の物でしょう。 もう少し研ぎ直しが必要だと思います。  時間が掛りそうです。
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追入鑿 その1

2022-04-29 09:51:17 | Weblog
先日高幡不動骨董市で入手した鑿の紹介をして見よう。 銘は光定と有る。 刃幅24ミリなので 八分となるかな。 柄をよく見ると カネ栄と刻印が有った。 詰まり新潟で柄を付けた物と思われる。 多分新潟で作られた鑿なのだろうと思う。 取りあえず 錆を落として少し研いで有る。 まだ刃先両端まで十分研げて無いので もう少し研ぎは必要だと思うが、長く研ぐと砥石の面も崩れるし、気分が載らないので この程度で止めて写真を撮り紹介して見た。 使い込んだ物では無いのでまだ十分使えるし、柄を交換する必要も無いと思う。 今後少しつつ 使いながら研ぎ直して行こうと思う。  

現在整備中の鑿は これから柄の交換を予定している一丁を除き、順次紹介して行こう。
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0747 鉋刃 銘 二連四角

2022-04-27 21:00:45 | Weblog
これが 先日入手した道具類の最後の鉋刃で 台が無く刃単品で入手した。 頭部は鉄が崩れて 欠けており 若干凹みになって居る。  刃幅63ミリ 全長60ミリ程度の外形だ。 やはり頭部は山形をしていたと思われる。 銘を探すが見当たらない。 刃先近くに四角が2個繋がっている。 刃は薄いので 多分白紙鋼を使う鉋刃だろうと思う。 これもいずれ台を作り 試し削りして見たい。 
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0746 鉋刃 銘 石原

2022-04-27 20:47:38 | Weblog
この鉋刃は先日入手した道具類の左から2番目の平鉋の刃を抜いて 錆を落とした物になる。
刃幅57ミリ 全長63ミリ 程度だろう。 頭部はかなり鉄がめくれているので、これも削り落として有る。 大坂 石原 花押 カネ文と刻印が有る。  現在の大阪かその近辺で作られた物だろうか。  普通地名を鉋刃に刻む事は余り無いように思うが 知識不足で詳しい事は不明。 これも古い鉋刃では無いかと思う。  錆もあらから落として 裏出しして 裏押ししている。 この刻印カネ文より上はもう使えないので 使えるのは後 数ミリ程度だろう。  出来れば台を作り切れ味を確かめて見たい所だ。 まあ暇な時にボチボチやろうか。
今回の鉋刃の中では 比較的真面な物だ。
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0745 小鉋刃 銘 不明

2022-04-27 20:27:40 | Weblog
さて先日新たに入手した道具類の中から 平小鉋の刃を紹介して見よう。 これは写真の一番左側に有った小型の鉋の刃を抜き取って 錆を落とした物だ。 刃幅43ミリ 全長45ミリと比較的小型の鉋刃になる。 頭部は槌打たれた事で鉄がめくれて 既にほぼ平らになる程変形して居るが 勿論山形の頭の形だったろうと思う。 グラインダーで鉄のめくれは擦り落として有る。 銘を探すが 見付からない。 刃先中央部に変な凹みが有り 此処に何か銘や花押の様な物が有ったかも知れない。  もしそうだとすれば この鉋刃は既に相当使い込んだ物と思われる。 その割には残りは45ミリ有るので かなり長い様にも思う。 錆はあらかた落としたが 刃の両脇 台の溝にはまる部分は腐食が激しくて、 周りよりも低く上手く平面は出せない。 ある程度 裏出しして 裏押しを行って有る。 それでも錆による腐食で黒く穴の様に なった部分が有る。 完全に裏を出そうとすると 鋼は無くなる可能性も高い。だからこの程度で深追いせず止めて置いた。 出来れば新しい台に入れて切れ味を確かめてから 保管して置きたい。 使い古しの鉋台を活用して 何とかなるだろう。 多分古い物と思うが、何処で作られたどう言う素性の物か 今の所全く 手掛かりは無い。
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道具5点を新たに調達

2022-04-24 20:24:48 | Weblog
今日は富岡八幡骨董市に行って来た。  雨が降りそうだったが、午前中は何とか降らずに済んだ。  今日は道具5点を購入した。  それがこの写真の物だ。  錆びて古くなった物で 一点百円で計 五百円だった。  右端はチョウナの刃  隣は鋸のアサリを出す道具
 その下は鉋の刃 左の二つは 台に入った一枚刃の鉋二丁になる。 状態は極めて悪い。

多分錆が落ちても 裏は出せないかも知れない。  鉋はどれも古いタイプだろう。 頭の尖った帽子頭型で、長く刃先は残って居る様に見えるが、実際かなり使い込まれて居るようだ。  チョウナの刃には銘は無いように見える。 アサリを出す道具は こみの部分が腐り柄が膨れている。  

これから少しつつ錆落としを行い整備して行こう。  使えるかどうか判らないが 錆が取れたら 鉋刃単体で紹介したいと思う。  5月の連休も この道具の整備で遊びが出来そうだ。 同じ事をマネしても良いが、真面に使えるとは考え難いので 出来れば止めた方が良いと思う。 
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0744 土牛鉋の削り

2022-04-19 20:15:12 | Weblog
錆びは落ちたが、 刃先には大きな欠けが有る。  これを研ぎ落すのに 随分時間が掛った。  いつも#2000の砥石で 研ぎ落すがナカナカ研ぎ減らないので 今回は荒砥石を出して来て 研ぎ落した。  やっと削れる状態になったが どうも今一だ。 よく見ると荒砥石の研ぎ跡が少し残っていた。  それを研ぎ落して やっとこの程度削れる状態だ。

まだ研ぎが十分で無いのか ゴリゴリした感触の削りだ。 これで何度か研ぎ直して削っていれば段々良くなりそうだ。 まあ そこそこ使えそうな鉋で良かった。 もう少し 上手く削れる様に 頑張って見ようと思う。  
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0744 二枚刃平鉋 銘 土牛 六分

2022-04-19 19:58:11 | Weblog
既に一度紹介したと思う。  今回も高幡不動骨董市でこの鉋を入手した。 200円だった。  裏も有るし状態もそれ程悪くない。 土牛は既に何丁か持って居る。 比較的良く切れる鉋だと思う。  どちらかと言えば実用でガンガン使う道具だろうと思う。 刃幅 65ミリ 全長 95ミリ程度有る。  少し使って有る様だ。頭部は槌で打たれて 鉄がめくれている。 少しグラインダーで削り落として有る。 台はそれ程減っていないが、台頭は槌で打たれて真中辺りが 少し凹んでいる。 台は乾燥でそれ程狂っては居ないと思う。 刃の右上にはクラウンマークにMの文字が見える。 裏もしっかりした物が付いている。 来国俊と銘も有る。  さて何時頃作られた土牛だろうか。 よくわからないが それ程古い物では無いと思う。 整備出来たら試し削りして見ようと思う。 それ程錆も無いので 比較的早く削れる状態に持って行けると思う。 

台を整備したが どうも刃の左肩を打って 刃の左側を抜き気味にしないと 上手く削れない様だ。 だからこの左の肩の部分が槌打たれて居るのだろう。 どうも台が変形している様だ。 それ程酷くは無いようだが、刃を少し斜めに研がないと 上手く無い。 これを修正しようと試みている。 上手く行けばよいし駄目なら 台を打ち直すしかない。 刃の表馴染み側を見ると、64m/mの後にドットが打たれている。  多分何かの意味が有ると思う。
(2022/4/21)
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道具5点を買って来た

2022-04-17 20:11:39 | Weblog
桜は散ってしまった。  でもこの所天気が良くない。  冷たい北風が吹き 天気も曇りがちだ。  今日も思った程天気は良く無く パラパラと雨も降った。  さて今日は恒例の高幡不動骨董市に行って来た。   余り期待して居なかったが 今日は道具類5点を購入した。   何時もの秩父から来ると言う業者だ。  取り合えず買って来たままの状態で写真を撮り紹介して見よう。

右端 平鉋 銘 土牛: 土牛はすでに持って居るがまた買って来た。 かなり錆びて居るがその割に台もしっかりしているし、裏刃も有るしこのまま整備して使えそうだ。

右から2番目 追入鑿 銘 本永国: 桂が無いし柄が裂けているが 作りは良さそうだ。 薄平鑿だろう。 
右から3番目 追入鑿 銘 光定 かなり錆が酷い。 
右から4番目 追入鑿 銘 彦成 この銘の鑿はもって居るかも知れない。 
左端 追入鑿 銘 不明 一分の鑿で 銘は無いのかも知れない。
この5点で千円払った。 鑿の状態は十分把握して居ない。 一本は柄の交換は必要だが その他はそのまま使えるかも知れない。 裏錆がかなり酷いので 十分取り切れるか心配は有る。 今後錆を落としながら 研いで使える様に整備する予定だ。 使える状態になったら 何れ個別に紹介して行こう。 5点あれば 暫くこれで遊べるだろう。   
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