道具箱にこの繰り小刀が入っていた。大分使われた物の様だ。 銘を見ると春吉となっていた。 春吉と言えば 山崎春吉の事だろうか。 確かめる術はないが、山崎春吉は 天仙寿銘の鉋を作った鍛冶屋さんだ。 鉋地金に極薄い鋼を鍛接する絶妙の技を持っていたと言われている。 その人が作った物かどうか いずれ確かめて見たいと思っている。 道具屋は山崎春吉とこの繰り小刀の作者は違う人では無いかと言っていた。 多分そう言う事だろうな。
3月も押し詰まり、皆買いだめに忙しい。 最近女房がスマホを購入した。 設定が難しくて悩んでいる。 ソフトウエアの更新にWifiが欲しいと言う。 私はこう言う無線ルータは嫌いだ。 電波が家の中を飛び交い 私の大事なステレオに悪さをするように思うからだ。 パソコンも有線接続で使っている。 線が這い回って煩わしい気もするが。 そこで仕方なく 安いルーターを購入した。 周波数帯が2.5Gや5Gでは それ程影響は無いだろう。 パソコンも古い機種なので 買い換えたいが 4月を過ぎても 必ず安くなるから大丈夫だろうと思って今は買わない。 こう言うモデルチェンジの早い製品は 少し時間が経過して 型落ちで買えば 良いと思っている。 所で スマホは案外使い難いので 私は古い携帯を使い その代わり タブレットを購入しようと研究中だ。
黄色いチューリップが咲いた。 このチューリップは女房が 買って来て育てていたが一度咲いて 球根が小ぶりになり もう駄目かなと思いながら、庭の土に埋めて置いた。 すると 翌年芽が出て花を付けた。 今年は駄目かなと思ったが 今年も咲いた。 毎年咲くと花が段々小さくなり、ついに咲かなくなる。 そう言う物が我家の庭には 幾つもある。 赤いチューリップも有ったはずだが、今年は咲かないかな。 小さな庭で 日当たりも良くないから 劣悪な環境でも 毎年頑張るチューリップをほめてやりたい。
この反り台鉋は職人の自作品らしい。 台の材はカバを使っている様だ。 恐らく普段良く使う材を台に流用した物だろう。 刃口には口埋め材として黒檀が使ってある。 刃は鉋の裏刃を流用した物らしい。 耳が折り曲げてあり 頭が水平にカットしてあるので、それと判る。 台頭部をそぎ落として、刃を打ち込み易く調整し易くしている。 しかしこの状態でも 刃はまだ出ておらず削れない。 刃を台の中に埋まりこむまで入れ込まないと使えない。 多分案外と使い難い物だったろう。 四方反り台鉋を購入せず、手持ちの道具で遣り繰りしているのは、それ程頻繁に使う予定の無い道具だと言う事だろう。 参考にこのままで 保管して置こうと思う。
この使い古した 決鉋が出て来た。 見ると刃が研ぎ減って既に限界まで使われている。 だから新しい決鉋を調達したのだろうか。 以前紹介した決鉋は二代目と言う事になるのだろう。 それ程 決鉋を使いこむのは どう言う仕事をした人だろうか。 この決鉋台は減って、刃口の部分に別の材を埋め込んで使っている。 減って入るが綺麗に丁寧に使いこんで有る様に思う。 台の色も変色しており 古い物だろうと思う。 このまま使わずに保管して置こうと思う。
職人の道具箱をかき回したら更に 道具が出て来たので、紹介して見たい。 この鑿は大工の使う物だろうと思う。 それ程使って無いようだ。 刃幅は15ミリ程度有る。 鑿は色々有るが 大工用はこれ1本だけだと思う。 少し研いで見たが 割と研ぎやすい鑿だった。
久し振りに府中まで出かけた。 駅のホームから外を見ると 何時もの見慣れた建物が無い。 殆んど取り壊されて更地になっていた。 もう以前のごたごたした町の面影は無く、ビルが駅を取り囲みむ 何処にも有る町の生まれ変わるのだろう。 寂しい気もするが、世の中の流れと言う物か。 昔 府中で生活していた事もあり 変わり行く街を 驚きと寂しさの中に見守っている。
先日 府中まで行った。 何時もの 蕎麦屋 吉見屋で蕎麦を食べて 斜め向かいに有る金物屋 小田川商店によってこのステープルを購入した。 一箱五千本で446円と思ったより安い。 MAXの物では無くて立川と言うメーカだからかも知れない。 これで椅子の座面修理が可能になる。 10ミリの針は ホームセンターでは置いて無い場合が多いのでこう言う専門の金物屋が役に立つ。 それにホームセンターより安い場合が多い。 これからはもっと利用しようと思う。
今日は天気良い。 やっと暖かくなって来た。 我家の建物の東側の斜面に有った 樫の木が 台風で倒れると困るので、植木屋が切り倒した。 直径は30センチは有りそうだ。 不要と言う事で その幹の一部を分けてもらった。 樫の木は常緑樹で水を含み 重くて私には持てない。 そこで幹の太い部分を約40センチ切り取って もらって来た。 そのまま放置すると割れるので、 庭に置いて睡蓮鉢に水を張り そこにつけた。 暫く樹液を吐き出させてから 鉈で半割りにして 乾燥させる予定。 これで上手くすれば 鉋台の幾つかは出来るだろうと期待しては いるがどうなるだろうか。
ボケの花が満開だ。 この赤い花は目立って宜しい。 鳥がきて花をついばむ。 蜜を吸っているのだろうか。 暫くすると青い実がなる。 この実を取って ボケ酒を作った事もある。 毎年春先 目を楽しませる木だ。 春本番ももうすぐだ。