この鉋は私が府中の晴見町の団地に住んでいた頃、大国魂神社の大鳥居の道を挟んだ向側に有った大和屋道具店で購入した。もう30年以上前の事で、昭和50年頃だと思うが記憶は曖昧だ。 当時で五千円位しただろうか。忘れた。ここは今は伊勢丹になっている。 この鉋ちょっと研ぐとすぐ良い刃が付き良く切れる。 立川に有って特注家具製作をしてたワークショップ108主催の西野さんに見てもらうとこれは良い鉋だと言ってくれた。 この人は刃先を爪で擦り良い悪いの判別が出来る特殊な能力の持主だ。 私はこの人から道具扱いの基本を教えてもらった。 感謝している。 今この鉋は私の主力鉋の一つだ。大切のしている。
この鉋は多摩に住む元大工をしていた人から頂いた。よく見ると殆ど使われた形跡が無い。 その人の話によると鋸を買う調布に有った道具屋 二見屋甚八のお店で買ったと言うがこの店は今は無く確かめるすべも無い。 使って見ると良く切れる。 比較的軽くて 所謂寸六の鉋で使い易い。 恐らくこの人は大工棟梁だったので弟子に使わせる為に買った物と思う。20年かそれ以上前の物と思われるが本人に確認した事は無い。 今は大切の保管している。
2008年4月4月6日久し振りに富岡八幡宮骨董市に行った。良い天気で桜も散る頃だった。 鉋も色々有ったが皆高い。 有る骨董屋露天のブルーシートの上にこの鉋ともう一丁が転がっていた。 2丁で千円と言う事で購入した。安いのは台頭が割れている為だ。 台の樫の木が枯れて収縮し台に割れが入った様だ。接着してボルトで締めれば修理出来るだろう。刃は少し欠けているが研ぎ直せば良い。一枚刃なので小口削りや面取りに使えると思う。 台幅65ミリ 台長245ミリ台厚31ミリ 残念だがまだ使って無い。 いずれ結果を報告したい。
暫く使って無かったこの鉋を取り出して、研ぎ直して使って見た。 杉の柾目材は上手く削れる様だ。 削りの感触は余り良く無いが、削った跡を見ると上手く艶が出て削れている。これならまあまあだろう。 以前使った時は余り良い印象では無かったが、削る材やその時の研ぎの状態にも左右される様だ。 使えそうな鉋なので安心してまた引出に仕舞った。
暫く使って無かったこの鉋を取り出して、研ぎ直して使って見た。 杉の柾目材は上手く削れる様だ。 削りの感触は余り良く無いが、削った跡を見ると上手く艶が出て削れている。これならまあまあだろう。 以前使った時は余り良い印象では無かったが、削る材やその時の研ぎの状態にも左右される様だ。 使えそうな鉋なので安心してまた引出に仕舞った。
2008年6月1日東郷神社骨董市で購入した。 最初は2千円と言ったがすぐに千5百円に値下がりした。 でも裏刃が無いので傍にある適当な裏刃を付けて確認していると、台頭に割れが有る。 それを見付けると店の主人はじゃ千円で良いと言うので裏刃付きで千円で購入した。 刃幅59ミリ 台幅75ミリ 長さ258ミリ 台厚32ミリでほぼ未使用に使い。 恐らく古い物では有るまい。 刃裏には矢羽根模様があり菊甚は鏨で掘り込まれている。台は樫の柾目取りで比較的丁寧な作りだ。 まあそれなりの鉋だろうと推測して購入した。刃を研いで少し使って見たが硬い鋼でよく切れる。 もう少し使って様子を見よう。 台割れは隙間にエポキシ樹脂を流し接着後長いボルトを通して固定した。
2008年6月1日 久しぶりに東郷神社骨董市に出掛けこの鉋を見付けた。
少し高いと思ったが、1500円で購入した。鉋の美 前場幸治著 冬青社にも
国仲銘の鉋が載っているが、製作年代は戦前昭和1年~15年頃の物らしい。
鉋台は手作りの様だ。台は作られて相当の時間がたつた事を思わせる良い色に変化
している。 裏刃は溝にはめ込まれており、押さえ棒で本刃に押し付
けて固定するやり方とは違う。こう言う裏刃の固定は今まで見た事が無い。 刃は比較的薄く古い物の様に思われる。取り敢えず錆び落としに研いで見たが、刃の曲面にあった専用の砥面を作らないと本格的に研げないので 当面そのままで、削り味を試す状況には無い。 丸棒や手摺の作成に使った物だろうか。
少し高いと思ったが、1500円で購入した。鉋の美 前場幸治著 冬青社にも
国仲銘の鉋が載っているが、製作年代は戦前昭和1年~15年頃の物らしい。
鉋台は手作りの様だ。台は作られて相当の時間がたつた事を思わせる良い色に変化
している。 裏刃は溝にはめ込まれており、押さえ棒で本刃に押し付
けて固定するやり方とは違う。こう言う裏刃の固定は今まで見た事が無い。 刃は比較的薄く古い物の様に思われる。取り敢えず錆び落としに研いで見たが、刃の曲面にあった専用の砥面を作らないと本格的に研げないので 当面そのままで、削り味を試す状況には無い。 丸棒や手摺の作成に使った物だろうか。