大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

クマのプーさん展 Bunkamuraザ・ミュージアム

2019-03-31 22:55:03 | Weblog
今日で3月も終わりだ。 桜は咲いたが 何となく肌寒くて体調が今一良くないこの頃だ。このプーさん展が有るとから行きたいと女房が言うので 久し振りに渋谷に出かけた。 やはり渋谷は人の多い所だ。 一体どこから人が集まって来るのだろうか。 文化村のミュージアムでプーさんの原画を見た。 今日は日曜日で春休みもそろそろ終わる為なのか、随分混んでいた。 長い列が滞るので 少し列から離れて遠くから見た。 薄暗くて絵も説明文も小さくて読みにくく 随分目が疲れた。 これはイギリスのビクトリア・アルバータから来たと言うが 確かに私もV&Aには行った事が有るが、そんなの有ったかどうか記憶に無い。 さすがイギリスは どうしてこう言う物が生まれるのだろうか。 ロンドンから車で一時間半程度行った アシュホードの森が舞台だそうだ。  確かにイギリスにはこうした自然が多く残る様だ。 ブレグジットでもめているらしいが、何とか解決して前進して欲しいと望む所だ。 プーさん展は4月14日までで もう少しで終わりだ。 見るなら早目にした方が良い。 結構混むかも知れない。 
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0147 来一郎撰削り その2

2019-03-30 09:44:03 | Weblog
そろそろ3月も終わりだ。 まだ花粉症の状態は改善されない。 もう少し続くだろう。先日も鉋削りやって見た。 まあこの鉋は実績もあるから削れて当然かも知れない。 むしろまだ そんな役にも立たない事してるのと気が引ける思いも有る。

 蜘蛛は網張る私は私を肯定する     種田 山頭火

これは山頭火の有名は句だと聞いている。 漂泊の俳人としてあまりにも有名で若い人にも人気があると聞いている。 蜘蛛は誰に教えられる訳でも無いが、きちんと網を張って捕虫する術を心得ている様だ。 所が私はこんな事していて良いのかと自問して見るが、これで良いと自分で答えているらしい。 その裏には こんな事していては駄目だなと言う気持ちが有るんだろう。

これを自分に当てはめて見ると、鉋削りは勿論趣味の事だ。 長くやってはいるがいっこうに上達もしない。 そうとは判っているが、時々は古鉋を引っ張り出して 削って見る訳だ。 役にも立たない無駄な事を何時までやるのと 自問する。 やっぱりこれは少し飽きてきたと言う事かも知れない。  4月から 少し目先を変えて 八王子の某所で木工を再開しようと思っている。 さてどうなる事だろうか。 
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0058 忠兵衛鉋の削り

2019-03-27 21:08:11 | Weblog
この鉋を入手したのは 相当に前の事で東郷神社骨董市が開催されて居た頃だと思う。 この鉋刃は綿帽子型の頭部で薄い刃で 昔の鉋刃の様に思われる。 銘も上手く読めないが今回をこれを 忠兵衛と呼んで置いた。 源兵衛や勘兵衛と読みたい所だが どうも違う様に思う。 しかしそれらと同時代に物では無いかと期待するが 何とも言えない所だ。 一度台を作り直している。 削って見るが、余り上手く削れないので 暫くそのままにしていた。

今回はこの鉋を取り出して再度見直しを行った。 刃の入る溝の部分が緩いので少し調整した。台下端ももう一度削って均した。 刃も裏のダレが有り 裏出ししてから裏押しをやり直した。  これで研ぎ直して削りの確認をして見た。 若干ゴリゴリした削り味で 何となく粉っぽい削り屑が出て来る。 少しは まともに削れる様になったのは良いが、 もう少し軽くスッと削れて欲しい所だ。 こうなると次の一手は難しい。 さらに研ぎ直して様子を見ながら 別の対策も考えて見よう。 良くなればまた報告したい。  
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追入外丸鑿 六分 銘 無し

2019-03-26 09:34:17 | Weblog
今日私のブログを見ると何時もとフォーマットが違う様だ。 記事を書くのにちょっと戸惑うなー。 まあその内に慣れるだろうと思う。 所でこの鑿も 先日行った富岡八幡骨董市で入手した。 この外丸鑿は 外側の部分に鋼が付くもので、正式にどう呼ぶのか知らない。 このタイプの方が掘り易い場合が有るので、購入した。 錆びた鑿なので400円で購入できた。 桂が緩んでいたので付け直した。 多分まだ余り使われて無いだろうと思う。銘を探したが見当たらない。 何処で作られた物かも全く不明。 柄を見ると何となく彫刻鑿の様な感じもする。 取敢えず錆を落として 研ぎ直している。 これから少し使って見よう。 鑿の数も段々増えて来た。仕舞う所に苦労している。 
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片刃鋸 銘 中屋源次郎 

2019-03-24 21:21:46 | Weblog
今回この鋸も購入した。 鋸の良し悪しは私には判別が出来ない。 選ぶ目が無い様だ。 それに鋸は実用上余り使う機会も無い。 それでも入手するのは 目立ての練習の為なんだ。 改めて刃を潰して付け直す様な事は自分には無理なので、擦り込み目立てを行う。 なるべく刃の折れて無い物を選ぶ。 逆を突いて変な癖の無い素直な物を選ぶ様にしている。 それに鋸身が薄くてペラペラしないしっかりした澄んだ音の物が良いだろうと思う。 所で骨董市に鋸も良く出ている。 しかし安い物は 大抵は錆が酷かったり 鋸目が何カ所も折れていたり曲りの有る物が大半だ。 今回は片刃でかなりの大物だ。 刃渡り315ミリ程度有る。 横挽きだろう。 その割に目が細かいように思う。 多分 一度は目立てして有るだろう。 それもプロでは無いように思う。 銘は 中屋源次郎と読める。 裏には 丸に文と有る。 中屋貞次郎ならば 自分も両刃鋸を持っているはずだ。 今は見付からないが 後で見比べて見よう。 これで300円なので 割と安い。 それだけ人気が無いのだろうか。 柄は桐の枝をそのまま活用している。 田舎で薪引きに使われて居た物かも知れ無い。 鋸も割と好きな道具では有るが まず自分で目立て出来ないと実用にはならない。 これを職人に目立て依頼しては 安く買った意味がない。 それに結構場所も取るので収納に頭を悩ませる。

貞次郎の鋸を出して銘を調べると、ぜんぜん違う書体の様だ。 この鋸の名称はどうも貞次郎では無いようだ。 そこでこれを源次郎としてみた。 どうだろうか。 それと錆びを落として少し擦り込み目立てしたが、これは横挽きでは無くて、縦挽きの様に思われる。 それにしても細かい刃付けの様に思う。 (2019/3/29)

銘は源次郎と改めました。 この鋸は歯が細かくて 縦挽きでは無くて 横挽きだろうと思う。 上手く目立出来ないが 取敢えず横挽き風にして見た。 柄は桐の様だが 太すぎるので付け替えたいと思う。 (2021/3/13)
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追入鑿 六分 銘 舟弘 作 

2019-03-24 21:04:57 | Weblog
昨日は寒かったが 今日は晴天で昼は良い天気だった。 近所の桜も 少し咲き始めた様だ。春は物憂い季節だ。 目に涙が溜まるが これは多分杉花粉の影響だろう。 強い日差しに目を細めながら 富岡骨董市に来た。 やはり人手は多い。 何時もの業者から鑿2本購入した。 それにしても酷い錆だ。 裏もかなり錆びてるから止めようかと思ったが、それでも何も手に入れないで帰るのはしゃくに触るから 取敢えず買った。 家に帰り錆を落とすと 登録 舟弘作 特製の文字が現れた。 これは舟弘の鑿らしい。 初めて見る物で本物かどうか判らないが 取敢えず錆を落として軽く研ぎ直して有る。 柄を見るとカネ栄の刻印が在りやはり新潟で作られた物と思われる。  錆が厚かったので まだ裏には薄く錆跡が残って居る。 これを落とすのは大変なので 取敢えず使いながら 錆も徐々に落として行こうと思う。 六分の使い易いサイズで 舟弘ならこれは得した気分だ。
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0100 国重鉋の削り

2019-03-20 16:28:00 | Weblog
この鉋刃は調布の布田天神骨董市で刃単品で入手した。 以前はどうしても上手く削れない鉋と言うイメージが有る。 研いでも刃先は細かく欠けるような感じだった。 まず裏の錆が落ちない。 これでも大分良くなった方だ。 昨年は2回位焼き戻しを掛けた。 その後も余り上手く削れないので暫く放置して有った。 数カ月経過して研ぎ直すと何となく軟らかな研ぎ味だ。 そこで削って見ると 何も無かった様に しっとり削れた。 これは焼き戻しとその後の時間の経過が良い方向に働いたのでは無いか。 もう粉が吹くような事も無い。 これなら普通に使えると思う。 台の調整と仕込みのガタツキを直せばもっと上手く薄く 削れそうな気がする。 国重は何処の誰が作った物か知らないが これなら使えると思う。 捨てたり他人にやったりしなくて良かった。 それと焼き戻しの効果が顕著になるまでには少なくとも半年は待つ必要が有るように思う。
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0701 昭弘鉋の削り

2019-03-19 19:15:36 | Weblog
この昭弘は刃先の状態が良く無く 削れる様になるとは思わなかった。 それでも比較的研ぎ易い鉋刃だったで 何度も研ぎ直した。 裏押しも何度も行い、裏の錆も大分取れて何とかなりそうなので、取敢えず以前製作した 剣正宗の台を利用して刃を仕込んで見た。 丁度上手く納まった。 これで少し削って見ると まだ調整も研ぎも不十分で 少し厚めの鉋屑では有るが、とにかく削れた。 削れれば やる気も出て後は色々調整して もう少し上手く削れる様になると思う。 この台は真中で貼り合せているので どうも色々動く様だ。 幅広の鉋は扱い難いが、材に載せて押し付けると 安定して上手く削れる様だ。 これで幅広の鉋屑が出せれば気持ち良い事だろう。 まだまだ先は長いと思う。 
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0703 際鉋 右勝手 銘 大吉

2019-03-17 20:18:45 | Weblog
今日は晴天で少し風は有るが、暖かい。 この鉋は高幡不動骨董市で入手した。 今回はこれ一丁のみだ。 この業者は、何時も比較的安い値付けで良心的だ。 これも300円と言う値段だった。 もっとも錆びているし その程度の物なんだろう。  見るとどうも雨に当たった様だ。 鉄錆が台に流れて台を黒く変色させている。 それに鉋刃には 赤錆が浮き出ていた。 しかし割と台は健全だし 余り使って無いように思われる。 裏刃も付いて居るが これも単に鉄板を切って曲げた様なものでは無くてしっかりした 分厚い物が入って居る。 銘は大吉で どうも安物鉋の代表見たいに思われるが、昔の物はしっかりと出来ていたと思う。 私が持つ南京鉋 大吉も刃はしっかりした物だ。 なのでこの際鉋を手に入れた。 他にも平鉋が2丁有ったが そちらは買うのは止めた。 今できの安物に見えたからだ。 取敢えず埃と錆を落とした所だ。 これから研ぎ直しと台の調整を行う。 刃はやはりゆるい様だ。 際鉋の調整は難しい。 上手く出来るか余り自信無いが何とかなるだろう。 上手く使えたらまた報告する。
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0451 喜代英の削り

2019-03-15 10:36:13 | Weblog
この鉋は5年以上前に入手した物で、当時の事はもう記憶に無い。 鉋刃には 和鋼と有り銘は片かなのヒを三つ重ねたキを使っている。 地金を見るとすの無い極軟鋼の様に見えるが研いで見ると非常に研ぎ易い。 案外切れるかも知れない。 残念ながら刃の入る溝の押さえの部分の鋼が錆びて刃先までやられている。 この鉋の裏刃は購入当時から付いて無かった。探しているは 丁度幅の合う物は無い。 現在も探している。

削りはまあまあ良い方だ。 もう少し調整すれば良くなりそうだ。 このこの鉋刃には登録も商標も打たれて無い。 どう言う素性の物か不明。 それでも案外良く切れそうなので もう少し研ぎと調整を行って見ようかと思う。
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