大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

薪挽鋸 銘 読めず

2023-02-22 19:27:40 | Weblog
この鋸は先日 高幡不動骨董市で ヤスリと一緒に購入した。 何時も秩父の方から来ると言う業者からだ。 鋸は3本位有ったが、これが一番良さそうだ。 曲がりも無く、歯の欠けも無い様だ。 それでも錆は相当な物だった。 迷っていると どこかのオジサンが これは薪挽鋸だと言う。 懐かしいとも言っていた。 自分は大工で 雨の日は良く目立ても行ったが、今は目立ての出来る大工は少ないと言っていた。 目立てはそれ程難しく無いとも言う。 確かにこの鋸はかなり錆びていて まず目立て出来ないと 使い物にはならないだろうと思う。  自分も少し目立ては行うが殆ど 独学で誰かに習った事は無い。  アサリ出しも重要でアサリ出ししないと 刃がはさまれて上手く切れない。 これで自分も歯を何本か欠いて困った。  まあいまだ目立ては上手く出来ず練習中と言う所だ。

この鋸は 刃渡り 41センチ  刃幅6センチ  柄の長さ 44センチ 程度だろうか。 元の状態は不明だが結構使って有ると思う。 柄は桐で自分で挿げた物だろう。  軽く鉋を掛けて見た目を改善し 新しい木肌を出している。
銘は有るが 残念ながら上手く読めない。 この鋸は特に曲がりも無く 刃を目立てすればすぐ使えそうだ。 鋸刃は回転サンダーで擦り 錆を落としている。 これで比較的楽に錆を落とせた。  少しOILを塗り 目立ての準備を行っている。 鋸はZソーの型枠鋸を良く使う。 かなり切れるが 目立ては出来ず使い捨てなので 長く使える物を探していた。
今回の物はその目的に叶う物だろうか。  
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ヤスリ 2本

2023-02-19 22:41:22 | Weblog
今日も暖かくなった。 これなら外出も楽で良いか。 でも少し風が冷たいかも知れない。 早速高幡不動骨董市にやって来た。 結構な人出の様だ。 裏手に廻り 何時もの業者から鋸1丁とヤスリ2本を買った。合わせて600円だった。 このヤスリは一緒に買った鋸の目立てに使う為に買った。 たぶん既に使って有ると思う。 大分錆が酷い様だ。 でもまあ使えれば良い。 ヤスリは消耗品だ。  持ち帰り ヤスリの錆を欠き落として柄を付けた。 材料は団地内の梅を剪定した時に出た枝を使う。  まだ乾燥しておらず湿り気味だ。  凸凹した所を削り取り木口に穴を開けた。 その穴を少し鑿で広げてから、ヤスリを叩き込んだ。 これで少し乾燥すれば 締まりしっかりと止まるだろう。  柄も一部皮の部分を残した。  錆は完全には取れない。 キリやナイフの先端で 錆を削り落としている。 まあこれで何とか使えるだろう。  鋸は薪挽鋸だが これは後から紹介しようと思う。  最近鋸を買う事が多くなった。 こいつは まず目立て出来ないと 殆ど使い物にはならない。  だから安いし 買う人も余りいないのだろう。
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穴挽鋸 銘 長谷部?

2023-02-12 18:07:57 | Weblog
先日の雪が嘘のように 今日は暖かくなった。 早速 布田天神骨董市に行って来た。 余り買う物は無かったが、道具類も結構有る様だ。  いつも秩父の方から来ると言う業者からこの 鋸を購入した。  100円だった。 安いが使えるものかどうか不明だ。 変な曲がりは無いが錆もすごい。 穴挽鋸だろうか。  結構使ってある様に思う。  新聞に包んでもらい 持ち帰った。
錆を落とすと 元々黒錆が有ったらしく それ程酷い状態では無い。 しかし何か所か深く錆びる所が有る。  今回は機械のサンダーに掛けて 錆を落とした。 これでさっぱりした。 銘は無いように見えた。  早速ヤスリで擦り込んで目立てした。 その後アサリ出しを行って 更に擦り込み目立てした。  全体にOILを塗り磨いた。 まあまあ使えそうだ。  良く見ると銘も有った。  だが銘は細く薄くて上手く読めない。 長谷部 まで読めたがその下は読めない。
後でもう少し調べよう。 穴挽鋸の形だ。 擦り込んで 横引鋸の目を付けて有る。 大まかに荒く切る用途なら使えそうだ。  刃渡り 40センチ 柄の長さ 33センチ 有る。 幅は一番広い所で 6センチ 程度だ。 既に黒錆が出来て居り これ以上はそれ程錆びないと思う。
歯の形のおかしい所をもう少し直して アサリを修正してやれば 十分使えそうだ。
柄は 総弦巻で 後から着けた物かも知れない。 鋸は久し振りだ。
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シュリンク ポット

2023-02-10 10:29:49 | Weblog
昨年秋 家の前に有った 大きな金木犀を切り倒した。 枝は束ねてゴミに出した。 太い幹はもっていかない。  それは輪切りにして そのまま置いて有った。  最近グリーンウッドワーキングが流行だと聞く。  本にも作り方が書いて有る。  そこで切り倒した金木犀の太い幹を輪切りにして見た。  割れは入って無い様だ。 ボール盤で真ん中に穴を開けて 丸鑿でくりぬいた。  金木犀は結構硬くて 繊維絡んでおり、ほり難い材料だ。 形を整えて底板をはめる溝を掘った。 ここまでは比較的順調だ。  その後底板を切り出して はめ込む事にした。 底板が若干大き目だったのか 入れる時に割れが入った。 緩いと隙間が出来るし、固いと割れるし丁度良い 塩梅が難しい。 割れてしまってはしょうがないので、 割れ目に瞬間接着剤を流し込みせ接着でごまかした。 暫く乾燥させると 底板の隙間は小さくなり何とかなりそうだ。 今回は試作なのでこれで良い。  いずれ割れ目に契りでも入れてやればよいだろう。 金木犀の皮は余り見た目が良くないので、軽く削り取っている。  これから蓋をどうするか考える。 余り綺麗に作っては 面白くない。 鉈目を残すくらいで良いのかも知れない。 生木で有ればもう少し楽に削れるだろうが 結構材が硬くて苦労した。  生木木工 暇つぶしには丁度良い。 丸鑿の整備や研ぎの練習にもなる。 まだ材料は有るから もう少しやって見ようか。

本によると 今作った物は シュリンク ポットと有った。 要するに小型の入れ物と言う事だろう。 液体物は無理だが 砂糖や塩 お菓子 種 等を入れて保管する物か。 形ももう少し工夫できるはずだが、 肝心の材料が 直径10センチ程度しか無くて 大きなものは作れない。 現状は単純な筒型だ。 もう少し 薄肉にしたいが 底板を入れる時に 無理するとすぐ割れる欠点が有ると思う。
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KEIO BIZ PLAZA

2023-02-03 22:37:21 | Weblog
今回は道具とは関係しない話題を一つ。 私は一週間に4日から5日は散歩で多摩センター駅まで行く。 駅中で喫茶店に入り 珈琲を飲んで スマホでニュースをチエックする。 それを楽しみにしている。  最近珈琲も値上がりして 喫茶店も入り難い。  こんな所にも値上げの影響は及んで来ている。   さて多摩センター駅中に京王観光の店が有った。 それがコロナの影響なのか 昨年閉店になった。 残念な事をした。  その同じ場所に 京王 ビジネス プラザと言うのがオープンした。 会員制のサテライト オフィスらしい。  会員になれば利用できる様だ。  大きなテ-ブルが有り 明るい雰囲気だ。  Wifiも使えると思う。  中に殆ど人は居らず 盛況という程でも無さそうだ。  果たしてここをどんな人が利用するのか 時々覗いて見よう。 永山駅中のコロラド珈琲も 高級喫茶店の雰囲気だが、客はビジネスで来る人が殆どと思われる。  それに結構盛況だから こう言うオフィスも 案外良いのかも知れない。 暇なオジサンが時間つぶしに行く喫茶店とは 違うだろうな。
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0756 二枚刃平鉋 銘 寿弘 六分

2023-02-03 09:09:49 | Weblog
先日 2月1日 町田天満宮骨董市に行って来た。 割と人出も多い。 少し風が有り寒かった。そこで 何時もの業者からこの鉋を入手した。 箱にはどれも一つ千円と書いて有ったが、800円で良いと言うのでこの鉋を買った。  結構錆が酷いが、それ程使ってないようだ。 刃幅65ミリ 全長105ミリ程度だろうか。  ほぼ板目台で 割れはなさそうだ。 削って見るとやわらかい樫の様に思う。 汚れた部分を削り落として、台下端も修正した。 刃口も広すぎるので暫定的に刃口に板を貼り修正している。 寿弘は鏨で掘り込んだ物だ。 登録とか商標は無い。 東京の鉋だろうか。 現状では不明だ。 刃先の錆が酷くて 削り落として 裏出した。 割と良さそうだが、 まだ十分に研げておらず 期待通りには削れない。 何度か研いでいれば切れる様になると思う。  鉋刃を入れる溝が右と左で 少し位置が違う様だ。 恐らく台の変形の影響だろう。  溝の裏に薄板を貼り付けて そろえた。  裏金も有るが 銘は無い様だ。 割と本格的な裏金の様なので 良い物かも知れない。 取敢えず現状を載せて置こう。
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0440 二枚刃平鉋 銘 市広 八分

2023-02-01 21:06:16 | Weblog
先日から仕立てていた この鉋は一応完成した。 台は全長 275ミリ 幅 87ミリ 厚み 28ミリだった。  反り台鉋台を加工した物だ。 刃口が広すぎるので 詰めた。 裏刃も新たに追加した。  使って見たが 案外良く切れる鉋だった。 残念ながら刃が短く 実用にはならないと思われる。しかし時々削りを楽しむにはこれで十分だろうと思う。 
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