5月連休の前半はスタートした。 今日は薄曇りで天気は良くない。 何時も連休にはこの美術館を訪ねる事が多い。 今回も新聞屋がくれた招待券を持って見に行った。 主に日本画の蒐集品を見た。 山崎 種二さんの蒐集品だろうが、証券会社はもうかんるんだなと変な所にすっかり感心した。 緻密に描かれた日本画は日本人の得意とする所だろうが、綺麗過ぎて どうもしっくり来ない様にも思えた。 帰り恵比寿駅周辺のビックリ寿司で 食事して帰途に付いた。 天気が良ければ もう少し気分良く 何処か別の場所に梯子したかも知れないが、あいにく降りそうなので 急いで帰った。 都会に出ると 人が多くて疲れる。 でも今日は少ない方だろうね。
私が関係する 家具会社の倉庫にレンタル工房を開設した。 利用条件が色々有り 利用者は少ない。 そこで看板を製作して 宣伝に努める事にした。 こんな看板をタモ板で製作した。 文字の彫りをやった事が無いので、小田原に遊びに行ったついでにお店の看板をじっくり観察した。 そこでこのやり方が一番 簡単だろうと思い彫って見た。 しかし結構面倒な物だった。 やっと彫りあがったので、これから色を付ける予定だ。 それもどうするか悩む所だ。 まだ暫く時間が掛りそうだね。
4月も終わりに近くなり、大型飛び石連休が始まる。 その前に小旅行した。 箱根 強羅の箱根美術館に行って見た。 初めて行って見たが結構面白かった。 岡田茂吉については 殆んど知識は無いが、独特の考え方をする人の様に思った。 庭は特に素晴らしい。 茶室 真和亭でお菓子を食べ抹茶を飲んだ。 とても静かな所で中は暗く 外の苔庭が素晴らしい。 日本人ならほっとする一時が持てる。 だが廻りは皆 団塊世代の爺婆ばかりだが。 最近の箱根はアジア系の外国人が特に多い様に思う。 彼等はこう言う所には来ない様だ。 箱根に行く機会があれば 覗いて見ると良いと思う。 お勧めしておきたい。
また高幡不動骨董市に行って来た。 天気も良く無くて 冷たい風の吹く寒い日だ。 一回りしてこの鑿の穂を入手した。 100円だった。 これは二分の鑿の刃の部分で柄も無く 錆びた状態で転がって居たので 安かったのだろう。 銘は無い。 刃の長さからすると、まだ殆んど使われて無いと思う。 以前買って置いた柄にこの刃を挿げて見た。 一応使える状態に成った。 研いで見ると比較的研ぎ易い地金の様だ。 刃先裏がかなりべタ裏気味なので 少しは研いで使っていると思う。 これ以外に これと言う魅力有る道具は無く残念だ。 鉋は幾つも有ったが 欲しい物は無く買わなかった。
テーブルを製作した。 足は赤松荒材 天板はコンパネを使い 安く作った。 近所にある食堂のテーブルが ぐらつくのでこれに代わる物を頼まれて、これを作った。 もう少し良い材を使いたかったが、材料費がもらえる状況では無いので、一番安い材で制作した。 これでも天板には 布を被せて使うので 何とか成るだろう。 コンパネの縁は切りっぱなしでは毛羽立つので 縁に薄い木を貼り付けた。 OILで少し色を付けて塗装して見た。 これを持って行って、今あるテーブルと入れ替える予定。
道具箱の中にこの白書が入っていた。 接着剤が付いて 酷い状態だったので持って来て、研ぎ直した。 線を引く目的では無く別の使い方をした様だ。 頭部を叩いて 白書きで木を掘り込んだ様だ。 こびりついた接着剤を取り 研ぎ直した。 どうにか見られる状態にして 道具箱に戻した。 職人は白書きを鑿代わりに使ったのだろうか。
鉋も名目 五百丁を越えたか。 この内何丁かは 人に譲ったので 実際五百の大台に届かないと思う。 これだけ鉋を集められたのも骨董市のおかげだ。 良く鉋有るから私のを買ってくれよと言う人がいる。 総てお断りしている。 市に出かけて自分の目で見て 親爺と話をしながら、値切って買うプロセスを大切にしている。 そうで無いと入手の経緯を忘れてしまう。 さてこの鉋は前述の物と同じ所から購入した。 多分前の持主も同じだろう。 外丸と内丸とペアで使ったのだろうか。 この曲面を見てもどう言う仕事に使うか想像できないが、少なくも桶類では無いと思う。
これも護国神社骨董市で手に入れた物だ。 買った時は 白っぽい台の色で サンドペーパか何かで 古色を削り取った様に見えた。 台の中央にラベルが貼って有った。 通産局長賞受賞 KIYA TOKYOSA&COと印刷されていた。 そのラベルは磨いて居る内に剥がれた仕舞った。 銀座の木屋で売られた物だろうか。 不明。 刃は37ミリ有り 多分小鉋の部類だろう。 まだそれ程使って無い。 多分古い物だろうと思う。 余り使う機会は無いだろうが 折角入手したので刃も研ぎ直して 大切に保管しようと思う。 別のもう一丁と併せて千円で それ程安くない。
4月16日までという事だったので、急いで上野に出掛けた。 モダンアートが好きとか嫌いとかでは無く 見て理解出来ない物が多い。 しかし大体感覚的に、これは好みだとか、嫌いだとかは 判断できる。 まあそれで良いと思う。 こう言う物を見ると 自分の好みがどう言う物か 大体判る。 形が面白くて 色使いの鮮やかな物。 暗く絵具をぶちまけた様な物は好きでは無い。 リズミカルな動きのある形と鮮やかな色使いの物、もしくは 深い青で落ち着いた 物が好みの様だ。 見た後 二階の食堂で昼食を食べた。 上野の杜の緑も濃くなり さわやかな風のそよぐ 公園を眺めて食事はなかなか良い。 それにやたら混雑してないのも良い。 ここはお勧めだ。
これも護国神社骨董市で手に入れた。 200円だった。 こちらは若干錆びているが十分使えそうだ。 同じく大工用の首の太い鑿だ。 家具職はこんなごつい鑿は使わないと思う。 これも柄は自分で挿げた物らしい。 刃の長さからすると まだそんなに使い込んだ物では無いだろう。 研いだ感触は 国宝ほど良くない。 二本の鑿を購入して300円なら 安い買物だ。 鑿のコレクションがまた増えた。
その後調べたら 忠助の鑿はもう一本持っていた。 鑿で骨董市で購入して同じ銘の物が二本揃うのも珍しい。 多分以前は結構使われて居た物では無いかと想像するが。
その後調べたら 忠助の鑿はもう一本持っていた。 鑿で骨董市で購入して同じ銘の物が二本揃うのも珍しい。 多分以前は結構使われて居た物では無いかと想像するが。