今回はこの鉋に付いて書いて見よう。 三つの鉋の中では一番状態は良くて錆も酷く無く すぐにも使える筈の鉋だった。 所が今回は 一番苦労した鉋になった。 まず 刃をひっこめた状態で長く保管した物だろう。 叩いても刃が下端に出て来ない。 調べて見ると この台の反りがすごい。 鉋台としては柾目に 一般の材で言えば板目になる台は かまぼこの様に 台上端が盛り上がり 下端真中が凹む状態だ。 それを今回は相当削り 下端を均した。
刃口は包み口になって居たが 結局この包みは削り取った。 刃の状態を下端側から観察する為だ。 よく見ると刃は台の馴染み中央部分で当たっており 刃の端の部分は浮いた状態だった。 そこで今回は薄板を台の馴染み部分の両端に貼り付けて、再度当り具合を削りながら調整してやっと 刃が下端に出る所まで調整した。 刃は研いで削っても 上手く削れず、何度も研ぎ直して やっとこの程度削れる様になった。 今の所 極普通の削りの感触で それ程良くも悪くも無い。 何となくコリコリと小さな音を立てて削れる様だ。 ここまで来れば 更に何度か研いで居れば段々良く削れる様に成るだろう。 まだ一裏分も研ぎ減って無いから 本来の切れ味はこれからだろうと思う。 今後に期待しようと思う。
まあ現状は 土牛鉋の削りには 負けるだろうと思う。 それにこの台はもう十分枯れてると思ったが 一度下端を均して置いても 翌日にはもう狂っていた。 まだ相当動く様だ。そんなに新しくは見えないのだが。 手の掛かる鉋だ。
刃口は包み口になって居たが 結局この包みは削り取った。 刃の状態を下端側から観察する為だ。 よく見ると刃は台の馴染み中央部分で当たっており 刃の端の部分は浮いた状態だった。 そこで今回は薄板を台の馴染み部分の両端に貼り付けて、再度当り具合を削りながら調整してやっと 刃が下端に出る所まで調整した。 刃は研いで削っても 上手く削れず、何度も研ぎ直して やっとこの程度削れる様になった。 今の所 極普通の削りの感触で それ程良くも悪くも無い。 何となくコリコリと小さな音を立てて削れる様だ。 ここまで来れば 更に何度か研いで居れば段々良く削れる様に成るだろう。 まだ一裏分も研ぎ減って無いから 本来の切れ味はこれからだろうと思う。 今後に期待しようと思う。
まあ現状は 土牛鉋の削りには 負けるだろうと思う。 それにこの台はもう十分枯れてると思ったが 一度下端を均して置いても 翌日にはもう狂っていた。 まだ相当動く様だ。そんなに新しくは見えないのだが。 手の掛かる鉋だ。