大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0713 忠仂鉋の削り

2019-11-30 22:29:12 | Weblog
この鉋は 以前修理した物だ。  台の反対側に穴を掘ってそこに刃を入れ替えている。 刃は鋼が硬くてなかなか研ぎ減らない。 寝かせて研いで有ったので 少し立てて研ぎ直している。  今まで 使う機会は無かった。 薄く削れるかどうか試す様な鉋では無い。  ゴリゴリ荒く使うのに良いと思う。 そこで今作る丸椅子が有る。 その足を丸棒に削り出す為に使っている。 まあ比較的良く切れる。 結構永切れする様に思う。 材はブナ材を使っている。  この鉋は小型で軽くて 扱い易い。  六分や八分の鉋では重くて 扱いずらい。 まあ 鉋にもそれぞれの役割が有る様だ。 

椅子の脚を丸く削る時にこの鉋を使う。 小型で軽くて削り易い。 比較的刃持ちも良いと思う。 それに引きも軽い感じがする。 この刃は非常に硬くてなかなか研ぎ減らない。 余り研ぎ易くは無いと思う。 暫くは手元に置いて 使い込んで行こうと思っている。 (2020/1/23)
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鰹節削りの製作

2019-11-29 10:31:22 | Weblog
11月ももう後わずか。  今年も残り1か月となる。  やはり1年は早い物だ。 今年は何となく体力の衰えや首の痛み 指の痛みなど 老化を思い知る年だった。 11月に予定していた海外旅行も 体調の事を考えて中止した。 誠に残念。 長くも無いだろうこれからの事は考えて見るが、まあ過去の延長に未来は有るんだろう。  ボチボチ片付けでもしながら この1年は終わると思うが。

そんな事を思いながら 呑気にこの鰹節削りを作った。 この鰹節削り用の鉋は何処で手に入れた物か思い出せない。 長く置いて有る物だ。 それを活用した。 普通の鉋でも良いのだが、大げさ過ぎるし、大きくなるので使わなかった。  材料は 外装は桜材(染井吉野)を使う。 中の引出は カバ材を使っている。 鉋は台の狂いが有るので 少し削っている。 外形は 横11センチ 奥行27センチ で蓋をした時の高さは 9.5センチ 程度になる。 今回はOILを塗らず WAXで仕上げている。 中は変な匂いが付かない様に何も塗って無い。  組立はタイトボンドだけで接着しただけで はたしてもつかどうかと思っている。 材の収縮で剥がれる様なら次回は竹釘を打とうと思う。  今は様子見の状態。  取っ手は出っ張りの無い ブラ環が良いと思うが 小型の物が無いので 自分で適当に付けた。 少し使い難い。

所で我が家には鰹節は無い。 削って有る物を 買って来て使うだけだ。 それじゃこの削り器はどうするのか。 単に暇つぶしの趣味木工と言う事になるかな。
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サフランの花(クロッカス)

2019-11-26 19:02:34 | Weblog
今年もこの花が咲いた。 これはサフランと言うが 園芸用なので多分クロッカスなのだろう。 割と背丈が低い。  花は一つでは無くて 更に咲く様だ。  淡いムラサキで綺麗だが 一日でしぼんでしまう様だ。 春になったら 掘り上げて物置で保管している。  今年で2年目になる。 こうして手入れして居れば毎年花を付けるのだろうか。  もう少し様子を見よう。 他の球根はまだ芽も出て来ないのに、この花だけが元気だ。
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0720 一枚刃平小鉋 銘 和廣?

2019-11-24 15:16:18 | Weblog
先日 調布の布田天神骨董市で入手した角面取り鉋が有った。 この台はボロボロだったし、角面取り鉋は他にも幾つか持っているので、これは修理せず、台は捨てて刃を保管して置いた。 それを小鉋に仕立てる事にした。  鉋に仕立てて置けば 刃を紛失する事も無いし 使う事も出来るからだ。 今回台は 以前鉋台だった物を再利用した。 これはどうも樫ではないようだ。 楓の様な感じだが樹種は不明。  比較的掘り易くて助かった。  台は全長 165ミリ 幅 47ミリ 厚み 20ミリ 程度だろう。 普通の鉋台としてはもう薄くて使い難い。 小鉋ならまあ良いだろう。  裏刃も無いので一枚刃の台とした。 角度は8分勾配にしてある。 刃を仕込んでから銘を良く見た。 上手く読めないが 一応 和廣として置いた。 小型の割りに 厚みの有る刃の様だ。  まだ十分研げて無いが 台下端を均して少し試し削りして見よう。 小鉋もいくつか持っている。 これは良いと思う物は無い。 これはどうだろうか。 結果が良ければまた報告しようか。
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蓋付入れ物を作る

2019-11-20 16:09:15 | Weblog
今回も 鉛筆立てのシリーズの積りでこの3作目を作った。 所が出来て見るとこれでは入れ物みたいだ。 キャンディー入れか何かに良さそうだ。  そこで急遽蓋を作り 蓋付入れ物とした。 六角の蓋で縁を削り落とし込みにしている。  正確に六角形なら どこの位置でも 蓋は落とし込み出来るはずだが、そうはいかない。
具合の良い位置を探して そこでピッタリ蓋が閉まるように調整した。  従ってその位置を間違えない様に合印を付けて有る。  まあ出来て見るとこんな感じの物だ。 

一辺が 下部で8センチ 上部で7センチとしている。  材は今回も椚を使う。 出来て見ると蓋付ならこれで良いが 本体をひっくり返して 上に開く形も良さそうだ。  それなら菓子鉢と言っても特に違和感は無いと思う。 但し高さは もう少し低くする必要が有ると思うが。  

まあこんな物を作って遊んでいる訳だ。 そろそろ材料が底をつくので また製材が必要だ。 製材するとすぐには使えないので、早目に手当てする必要が有る。  10ミリ以下の薄板を準備して置けば 後は自分で切って削って 接いで 何とか手加工で出来る。  現状は手加工木工が状況に合う様だ。  
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自動車玩具 その4

2019-11-17 22:41:05 | Weblog
またまた玩具を作った。  今回はやはりソロの木を使う。 写真の手前がそれで 後ろは前回作った物になる。  材料の都合で 板材の幅が不足なので高さを若干低くした。  まあ一応 自動車の積りで作っている。 車の車輪はテーブルの丸足を輪切りにして使った。これは多分楢だろう。  径が40ミリで少し小さい。 板の厚みが無くて、多分28ミリ程度だろうと思う。何となく貧相に見える。 後ろに有るのが 前回作った物になる。  さてこれをもらった子供たちは何と思っているのか。 その意見を聞く機会は無い。  次回はこの形を見直して もう少し違う物にしたいと思う。

だが何か良い アイディアが出て来ない。 実際の走る車を真似た物では 夢が無いし、玩具らしくシンプルでスッキリした作る易い形は無いかな。 トラックの様な働く車はどうだろうか。 
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百円ショップの木工用 ヤスリ

2019-11-16 22:02:16 | Weblog
以前ダイソーの半丸ヤスリを購入して使っていた。  主に錆びた鉋の錆落としと 木工でも紙ヤスリ替わりに使う事が多い。  目が細かいので 木工で使うのは余り効率的ではない。 今回 木工用の半丸ヤスリを買って見た。  今の所調子は良い。 これで削ると細かい木屑が舞い散り 始末が悪い。 削る物に寄り 咳混む事が有る。 材木の中には 発癌物質が含まれる事が有ると どこかに書いて有った。 防塵マスクも必要かも知れない。  だが既に相当量を吸い込んでいるはずだ。  本当なら肺癌になっても可笑しくないはずだが。  はたして本当なのだろうか。   兎に角 ダイソーの木工用品は割と役に立つ物が多い。 クランプもそうだ。  色々言いながら 子供向けの玩具を作っている。 また完成したら紹介しよう。
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11月カレンダーの紹介

2019-11-16 14:01:00 | Weblog
フィンランドで買って来た11月のカレンダーの絵を紹介しようか。 これが現在のフィンランドの状況だろうと思う。

空には黒雲が湧く。  大粒の雨が落ちて来る。 熊はセエターを着て空を見つめる。 小鳥は傘をさして憮然たる表情だ。  普通なら熊はもう冬眠しているのかも知れないな。  迎える厳しい冬を思わせる。 冬は暗く辛い季節で 何か楽しい事は無いのかな。  まあ来月に期待しよう。  

隣街では クリスマスの照明の点灯式が有る様だ。 日本はこんな 光輝く国ではない筈だ。 こう言う電飾は何時から盛んに成ったんだろうか。  悪くは無いが 何となく現実からは乖離している様にも思う。
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硯箱の蓋が完成

2019-11-15 09:06:47 | Weblog
11月も中旬になった。 朝は寒くなって来た。 それにつれて血圧も若干高めの様だ。  さて暫くやっていた 硯箱の蓋が完成した。 今回蓋の表面に張る材料を何にするか随分悩んだが、結局 欅となった。 以前木工をやる友達から入手して 使った残り材だ。 これを使いたいが 幅が若干足りない。 他の材ではやはり違和感有るので 同じ材から 残りの接ぎ部分を取りたいが不足だ。 仕方ないので 張り足した部分は 縦3枚継ぎして 使った。 まず普通はやらないだろうと思うが、今回は無理して使った。

鉋で平面を出したが、やはり木目がもめているので、若干逆目が残る。 そこで最後は立て鉋を使い仕上げた。まあ目立つ傷は無い。 板厚の違いで 完全に削り切れない部分が有る。 薄板だったので材は乾いていると思う。 それ程動かない。 今回は木表を 表面側に出して使った。 後でOILを塗ると色の濃い部分と薄い部分にむらになった。  随分赤黒い地味な色になった。 暫くすると更に黒っぽくなると思う。 縁の部分は桜材を使っている。 縁は丸く面取り仕上げにしている。 これで硯箱は一応完成だ。 何だか随分重い箱になった。 硯は良く見ると出来損ないみたいだ。  まあおちついて墨をすり 習字をする趣味は無いが、昔父親がやっていたことを思い出して、形だけまねして見た。 こういう小物の製作は自宅で手道具で何とか出来て良い。  まだ桜材は有るから何か作ろうか。  その前に子供椅子をもう一丁作ろうかな。 
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0719 二枚刃平鉋 銘 土牛 (六分)

2019-11-14 13:24:26 | Weblog
先日購入した鉋はラベルに土牛と有るので、 取敢えず土牛として置こう。 刃には何かマークが刻印して有るが これは何だか良く判らない。  台頭側の割れは今回も 割れを押し広げて、掃除してから タイトボンドを流し込んで 万力にはさみ接着した。 その後割れ止めに台下端に入って居た 楔を再度差し込んで これも接着して置いた。 更に台頭木口に 溝を掘り 端ハメを行った。 これで今の所持っている。 また開くかも知れない。 台はきれいに清掃して OILを塗ってやった。 裏金が無かったので 手持ちの適当な物を付けた。  出来あがるとこんな感じになる。 まあ 一応見られる状態だ。  刃を研ぎ直して 台を均して削って見た。 上手く削れ そこそこ切味も良い。 欅の板材を削って見たが 特に問題無い。 結構使えそうな鉋だ。 実用の道具として役に立ちそうだ。 もう少し下端の狂いを修正する必要が有りそうだ。 暫く手元に置いて 使って見ようと思う。

蒐集した鉋類は今までこうして 手元で使っていたのだが、次から次と鉋も新しい物が来るので、使い続ける事が出来ない。 すぐに別の物に移って行く事になる。 最近はこれでは良くないなと思う様になって来た。 なるべく鉋類を増やさない様にしているが、まあ月に一本ぐらいは増えて行く。 これはほとんど病気見たいな物だろう。 
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