大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ペン立ての製作

2019-09-30 21:05:49 | Weblog
暇な時に タブレットを使って YouTubeの動画を良く見る。 家具の製作や 小物の製作の様子も時々見ている。  そこで私も少しそれを真似して見た。  今回は六角のペン立てを作って見た。 難しいと思ったが 私の持つスライド丸鋸を使って何とか出来た。  しかし若干精度に問題が有るので 次回は昇降盤で作ろうと思う。  まあ治具さえしっかり作れば 比較的容易に出来ると思う。 

今回は高さが13センチ程度 六角の下で一辺が7センチ程度 上は5センチ程度で 木端は60度にして作った。 出来たら雇サネを入れた方が丈夫だとは思うが 精度の問題でずれると厄介なので サネは入れず芋接ぎとしている。 底板は溝を切り嵌め込んでいる。 材は我が家の東の土手に有った椚だろうか。 割と細い材だが まあ何とか使えた。 まだ余分も有るからもう2個から3個は作れると思う。 これで少し着色してからOILで仕上げれば良いだろう。  この材は比較的柔らくて 鉋掛けが楽で助かった。 体力が落ち 肩痛や首のコリが有るので長く作業は困難だ。  こんな小物を作るのが現状ではやっとかも知れない。

着色 塗装したら完成状態を一度報告したい。 出来たら染料系塗料で着色して見たいと思うが手持ちが無い。
何か良いアイディアは無いかと検討している。
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0717 四方反り台鉋 銘 不明(読めず)

2019-09-29 22:15:32 | Weblog
この鉋は 富岡骨董市で入手した2丁目になる。 これは四方反り台鉋では有るが、多分小鉋を改造した物と思われる。 木端返しの部分の作りからそう判断している。 刃幅36ミリ 全長76ミリ程度有る。 それに比較的薄い刃の様だ。 銘は有る様だが 角箱の中は何と書いて有るか判読できない。 残念? 台はかなり乾燥して ひび割れが見える。 取敢えず割れに瞬間接着剤を流し込んで 締め付けて有る。 刃はかなり錆びていたが 削り落として まあ見られる程度まで手入れして有る。 これから台と刃の緩みを修理して刃を研ぎ直して 使って見たいと思う。 多分椅子の座面の凹みを掘り込むのみ 良さそうな鉋だ。 上手く使えたらまた報告したい。 
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0716 二枚刃平鉋 銘 啓北 

2019-09-29 21:55:41 | Weblog
鉋は もう十分有るから 買うのは止めようと思って居るが、今日も少し雲は有るが 秋晴れの良い天気なのでいそいそと富岡八幡骨董市に出かけた。  境内は何時もの感じだが 今日は骨董屋以外の 東北の名産品を売る店も出展していた。  何時もの業者からこの鉋を購入した。 他の2点と併せて千円と言う所だ。 やはりこの値段では状態は余り良くない。 刃は 啓北と言う銘で初めて見る物だ。 日本錬 啓北 山熊特選と表示して有る。 地紋は矢羽模様になっている。  残念な事に裏刃が無い。 このサイズはなかなか見付からないので 何か別の裏金を切って付けるしか無いだろう。 刃幅」57ミリ 全長90ミリ程度で それ程使い込んだ様でも無い。 台は頭部が割れが有り余り良い状態では無い。  台には2-1 三ツ谷 集と彫り込みが有る。 多分この鉋の持主の名前だと思う。 大工ならこんな所に名前は彫らないだろうし、 必要なら焼印でも押すだろう。  そうすると学校の工作の授業で使う為に購入した物だろうか。  取敢えず割れを繕って何とか 使える状態にして 一度使って切れ味を確かめて見たい。 良く切れる物なら 新たに台を打ち直しても良いと思って居る。 写真の状態は台の汚れを落として、刃の錆を取り軽く研いだ状態にある。 何処で作られた物か調べているが、今の所手掛かりは無い。  台の焼け具合を見ると 作られて相当年数経過していると思う。  昭和に時代の物だろうと推定している。  使える状態になったらまた報告したい。
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桜小箱が完成だ

2019-09-27 10:46:14 | Weblog
先日から製作していた 桜小箱に 蓋を付けて これで一応完成と言う事にしよう。 箱は140ミリ×145ミリ程度で 高さは80ミリ程度なので 中途半端な大きさだとは思う。 材は箱本体は 桜で 蓋は欅を使い取っ手は紫檀を使っている。  今回は試作の積りで作った。 蓋には変なパッチが有る。 これは欅が鉄砲虫に食われた跡だ。  そのままではまずいので取敢えず塞いだ。 何となく格好悪い。 蓋は90度回転すると寸法的に上手く上手く蓋出来ないが 180度回転すれば 蓋は可能だ。 なのでこの方向でとあえて目印は付けてない。  蓋の縁を少し掘り込んで 本体に載せているだけの形式にしてある。 作って見て 判った事はやはり内側の曲面をどう削りだすかだろう。 この曲面が削れる鉋を作らないと 駄目だろうと思う。 どう作るか現在検討中。  

と言う事で 骨董市には行かずに なるべく現状の材料と道具で 何か作って暇をつぶす状況はしばらく続きそうだ。  次は6角の鉛筆立を 検討しているが どうなことか。 
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桜小箱と鏝突き鑿

2019-09-25 21:04:18 | Weblog
ネタが無くて暫くご無沙汰していた。 最近余り体調も良くなくて 骨董市にも行って無い。 そこで家に有る材料と道具で遊ぶことにした。 作るのはこの桜の小箱になる。  我家に有る重箱で 塗りの剥げた物を見るとこんな作りになっている。  それを真似て見た。  別に珍しい仕口では無い。 妻側の側板の木口を欠き取り長手側の板を貼り合せた物だ。  これで一応角を丸めるとそれらしく出来る。 外側の角は 難しく無い。 鉋で削って サンドペーパで仕上れば良い。 内側の角は 難しい。 まずこの丸に有った鉋が無い。 作れば良いと思うが 適当な刃が無い。  そこでこの鏝鑿が登場する。  こう言う道具を使うとは思っても居なかった。  この鏝鑿の右から3本目と4本目を使って 内丸を削り出した。  今回は試作だ。 手持ちで削って行くので なかなか上手く削れないが まあ何とかそれらしく出来た。 材が桜で助かった。 粘りも有り削り易い。 それでも若干欠けが出来た。  そこはパテで誤魔化している。 この鏝鑿は10年以上前に 骨董市で関西から来た業者から買った物だ。  調べて見たが銘も無い。  鍛冶屋に特注で作らせた物かも知れない。  柄の作りや 形も違うので 組鑿では無いのだろうと思う。
 
それにしても、使う機会が有って良かった。 一度も研いで無いが良く切れた。 砥石が無いのでそれを調達して 研ぎ直して整備しようと思う。  これから蓋の部分を作る予定。  もう少し遊べそうだ。 今後買い込んだ道具を 使って何か作ると言う方向に転換して行きたいと思う。   さてどんな蓋が良いだろうか
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箸箱の製作

2019-09-18 22:55:25 | Weblog
桜材はもう少し有る。 余り材でこの箸箱を作った。 外形は 長さ250 幅35 高さ25 で作って見た。  もう少し高さは低くても良いかも知れない。 これは私の箸を入れるのに良い大きさになっている。蓋の部分がスライドして抜ける形式にした。 これより被せる方が良かったかも知れない。 底板とスライド部分は 欅材の余りで作った。  これなら我家の機械と手道具で作れるのが良い。  今度はペン立てでも作って見ようか。  この桜の材の色は 余り」濃く無くて丁度良い。 取敢えずOILを塗って有るから まだ臭くて 箸は入れられない。
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今年最後の一輪

2019-09-17 22:36:13 | Weblog
昨日朝 9月16日にハイビスカスの花が一輪咲いた。 もう蕾は無いから 今年はこれで花は終わりだろう。 多分5輪咲いたと思う。  もう少し沢山咲いて欲しいが 栄養不足なのかも知れない。  冬は寒さが厳しいので 家の中に入れて養生している。  花をよく見ると 先端が長くなっていて 先に5つ位の丸い玉が有る。これはめしべかも知れない。  その下に有るのはおしべだろうか。  夕方にはしぼんで 次の日には落ちてしまう。  はかない物だ。  花が終ると 葉が段々黄色くなり 落ちて行く。 その頃には伸びた枝を切りすっきり さっぱりして また来年の花を待つ。  この繰り返しで 何年経ったのだろうか。 樹齢はどの位かハッキリしない。 20年は越えると思う。
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0715 際鉋 右勝手 銘 「イ

2019-09-15 21:33:57 | Weblog
これは入手した二丁目の際鉋です。 割と薄い刃の様です。 台下端には 定規がネジで固定して有りました。現在は取り外して有ります。 台が乾燥で相当歪んでいます。 削って修正中です。 刃幅はこれも38ミリ程度です。刃の仕込みは他の 一丁目と違う様です。 実用の道具の様です。 これもこの台を修理して取敢えずこのまま使える様にしようと思っています。 「イ の銘の下に何か花押が有る様ですが良くわかりません。いずれ仕上がったらまた紹介します。
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0714 際鉋 右勝手 銘 松葉菱に正

2019-09-15 21:19:49 | Weblog
9月の中旬になる。 大分暑さも緩和されて過ごし易い。 所が体調が今一良くない。 首が上手く回らない。 困った事になって来た。 もう一週間以上この状態だ。 何かする事は出来るが どうも気になって気分が良くない。

さて今日は 隣駅まで歩きその後電車に乗って高幡不動骨董市に行って来た。 そこでこの際鉋二丁を500円で入手した。 状態は余り良くない。 だから安いんだろう。 この際鉋には下端に自由定規が付いて脇針も有ったはずだが、それらは無い。 ネジだけが残って居たので 外して有る。 刃幅は38ミリ程度だろう。 ある程度は使ったと思う。 刃頭部のめくれを削り落として有った。 台下端には真鍮板が張り付けて有った。これは 台の修正がやりにくいので無い方が好みだが 上手く取り外せないのでそのままとした。 定規は無いからネジを外して穴は後で埋め戻そう。 裏金も無い。 押さえ棒も無いから 多分前の持ち主が外したと思う。 余り上等な台では無いが 取敢えずこのまま 使える程度まで修理して見ようと思う。 駄目なら台を打ち直せば良い。 台の 汚れもスクレーパで削り落としている。 仕上がって削れる様になったらまた報告しよう。 そんなに古い物では無いだろうと思う。  
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線香を入れる箱

2019-09-12 08:41:17 | Weblog
桜材がまだ余っている。 何か作る物は無いかなと探した。 そうだ線香入れを作ろう。 時々田舎のお墓に墓参りに行く。 私の父と母が入って居る。  線香は ビニール袋に ライターと一緒に入れて持って行く。 お花は途中のホームセンターで買って行く。 墓で焚く線香は安物だ。 でも束がほどけてバラバラするのでやりにくい。 そこでこの箱を作った。 高級品の線香を買うと付いてくる桐箱と同じ物だ。 ただライターも入れるので若干大きめにして有る 横190ミリ 縦 115ミリ 厚み40ミリ程度かな。 桜の端材を寄せて作った。 オイルを塗ると赤味が強く出る。 この後どう変化するのか。 

家ではもう少し良い線香を使う。 毎日 線香立てている。 朝鮮棚の中段に仏壇は有るが線香の煙でいぶされて 天井部分が黒くなって来た。 毎日の事だから仕方ない。 こうして段々と時間が過ぎて行くのか。 気付かない内に 徐々に変化して行く様だ。
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