大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

爪ヤスリ

2024-10-26 09:20:13 | Weblog
10月20日 第三日曜日 高幡不動骨董市に行って来た。  特にこれと言う欲しい物は無いが
これを購入した。 200円だった。  古い爪磨きヤスリの様だ。  新しい物でも千円程度で買えると
思う。  全長は19センチ程度か。 柄は樹脂製の様だ。  何となく昭和レトロな雰囲気が有る。 
柄の下の方に 植物の彫り物が有り 着色されている。  ベースになる樹脂の表面に 昔の万年筆の
軸に使う様な色の樹脂が貼り付けて有る。  

多分昭和に時代の物では無いかと推定している。  ヤスリの部分は少し錆びている。 上手く落とせるか
判らないが 暇な時にやって見よう。 自分の使う爪切りの刃が良くないのか 切った後 滑らかでは
無いので これで整える様にしている。  まあ実用の道具の一種と言えるか。
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東京国立博物館 平成館特別展示 埴輪展

2024-10-25 12:28:01 | Weblog
10月22日 埴輪展を友達と見に行って来た。  物凄く混んでいるのかと思ったが それ程でも無くて
助かった。 東博は久し振りだ。  入場料2100円はかなり痛い出費だ。 中はゆっくり見られたが
出展作品も多く 時間も掛かり少し疲れた。  

群馬県太田市に住んでいた頃に 武人埴輪を入手していた。 太田出土の国宝と どの程度の差が有るか
興味が有った。  結論から言えば 全くの別物と思えた。  私が入手した桂甲の武人埴輪も良く出来て
おり、多分埴輪作家が作った物だろうが  本物は迫力があり切れが有る。

目元の感じや プロポーションも違う様だ。  私の持ってる物は 丁寧に細かく作って有るが 何となく
ぼてっとして 迫力が無い。  まあ仕方ないだろう。  多くの作品を見て楽しませてもらった。
外に出ると既に2時近くで 腹も減り ドッと疲れが出た。  それでも楽しい1日だった。
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近所の木蓮を伐採し製材

2024-10-09 17:52:40 | Weblog
やっと涼しくなって来たが、雨の日が多くてまいる。  予定していた日曜日のクリーンデーも雨で来週に
延期になってしまった。 来週は 用事が有り どうするか迷う所だ。

さて近所の空き家に 知り合いが引っ越して来る。  物干しを設置するので 伸びた木蓮と金木犀を
伐採してくれと言う希望だ。  そこで皆で集まり 庭の木蓮と金木犀を切った。  太い幹はそのまま
廃棄出来ないので もらって置いた。  それを斧で半割にした。  まだ濡れた様に湿り気が多い。

昇降盤とバンドソーを使い 厚さ10ミリ強の板に挽いて見た。  白く芯材と辺材の境目が無いような
感じだ。  少し匂いも有る。  材は白いが 若干黄色味掛かった色の様だ。  これから半年ほど乾燥させる
予定だ。  まだ未乾燥の今の内に 大まかに平面を出して置いた。  

半割材のもう片方が有るので いずれ板にする予定。  これで小型の箱一つくらいは作れるだろう。
都市周辺に有る 集合住宅で育った木蓮は切られて 捨てられる所を 運よく拾われて  何か木製品に
生まれ変わる事になる。  自分では材料費無しで 珍しい樹木を使った木工製品が 作れてうれしい。

これは老人の一人遊び趣味木工と言う事だが、 もう少し格好を付けて 都市木工と 呼んで見ようかと
思って居る。 
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0766 鉋刃 銘 茂兵衛

2024-10-01 21:04:43 | Weblog
町田天満宮骨董市にやって来た。  最近着物や帯その他 布類が多い。  私の好きな 道具類は
少ない様だ。  境内を2度も3度も廻ったが、欲しい物に当たらない。  やっとこの鉋刃を
ガラクタ箱の中から 見つけ出して購入した。  100円だった。 しかし相当錆びた物で 素性も
良く判らない状態だった。

取敢えず 錆を落として 裏出しして裏押しして 研ぎ直して見た。 幅55ミリ 長さ66ミリ程度
だろう。  普通の鉋刃よりかなり薄作りの物だ。  どうも昔の物だろう。 銘を見るが錆に食われて
上手く判読できない。 刃先側に丸に谷の様な刻印が有る。 此処から数ミリで刃先なので 既にかなり
使い込まれた物の様だ。  台も無い。  和鉄に和鋼の鉋刃の様に思うが。  

出来れば 台を打って少し使って見たいが、まだ刃も充分に研げて無い。 柔らかい研ぎ味と言う
事でも無く 結構硬くて中々研ぎ減らない様だ。  上手く使える様になったらまた紹介しよう。

その後に付いて 銘を推定する事にした。  二文字目は兵の文字の様だ。  そこで三文字目は衛だろうと
仮定した。  詰まり〇兵衛と考えた。  そこで兵衛が付く名前を探して見た。  一番使いのが 茂の文字
だろう。   従って 銘は 茂兵衛となる。  読みは ”もへい” になる。  これでどうか。
大胆な推定だが 正解では無いだろうか。

ところで刃を研ぎ直している。  硬いと思ったが そうでも無い様だ。 ちょっと研ぐと直ぐに返りが
でる。  まだ錆の深い所が完全には取り切れてない。  果たして切れるかどうか不明。 台はすぐに打てる
状況ではない。  使うまでには時間が掛かるだろう。  
  
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