連休で道具引出に入らない道具を少し整理すると、この鑿の穂が出て来た。 これは知り合いの工房から、友達がもらって来た物だと思う。 柄が無い大工用の鑿だ。 友達は確か大工さんが使っていた下小屋を借りて、工房にしていた。 だから前使っていた大工の物だったかも知れない。 兎に角柄が無ければ 使えないので多分 不要と言う事でくれたのだと思う。銘は村国となっている。 村国は私も何本か持っている。 結構流通した物だろうと思う。まだそれ程使って無い様だが、ずいぶんと叩き傷が有る。 普通はこうわ成らないと思うが。 柄は若干太めで26ミリで仕上げる積りで 現状は27ミリ弱有る。 長さは13センチ程度か。 余り長過ぎると 引出の入らない。 この樫の木は若干柔らかい様に思う。 どうにか上手く納まった。 後は桂を付ける必要が有るが、今回も無い。 巡回道具屋が来るまで このままで置く予定。 刃は少し研いだが、 まだ裏が上手く出て無い。叩いて裏出ししないと駄目かも知れない。 まだもう少しこれで遊べそうだ。まあ使う機会は有るかどうか判らない。
今日から連休のスタートらしい。 高速道路は何時もの混雑だ。 毎日が日曜日の私は 連休だから どこか行くと言う計画も無い。 天気も良いので近所の散歩だ。 先日引出からこの鑿の穂が出て来たので、今日は柄を挿げてみた。 材は我が家の東の土手の樫の木を使う。 まだ若い木でねばりがある。 長さは約13センチで若干長い。 割と関西風の太めの仕込みだと思う。 やはり鑿に若干曲りが出たので 抜いて付け直した。 残念だが桂が無い。 道具屋が来るのは 6月だと言うので、それまでは桂無しとした。 この菊弘と言う銘の鑿は何処で手に入れた物か失念した。 引出で長い事転がっていた物だと思う。 研いで見ると比較的研ぎ易い物だ。 今はこんな鑿はめったに使う事は無い。 これ以外にも持ってるから どうしても必要じゃ無い。 結局柄を付けて遊ぶと言う事だ。
今日は雨だ。 散歩にも行きたいが、この雨では難しい。 そこで鉋でも一丁仕込む事にした。 これは先日鉋刃を切断した物で 右側は既に台を打った。 残る左は刃幅が約25ミリで 台穴を掘るのは良いとして 刃が入る溝を切る鋸が無い。 それでも廻し引き鋸が有るので、それを使い 挽いて見た。 切れの悪い鋸だが仕方ない。 ある程度鋸で挽くとどうにか 25ミリ幅の溝挽き鋸が入るので何とか 溝を作り刃を入れた。 約半日で一応使える状
態になった。 台が長いので前後を切り この姿にした。 全長125ミリ 幅42ミリ
厚み 20ミリ と言う所かな。 刃は頭の部分をもう少し丸めた方が良いと思うが 以前の鉋刃のイメージを残した。 まだ下端の調整を行っていない。 試し削りもこれからだ。 しかし チビタ刃は無駄にせず 新たな小鉋に生まれ変わった。 こうして再生すれば鉋は更に 数が増えて行く事になる。 それも良いだろう。
態になった。 台が長いので前後を切り この姿にした。 全長125ミリ 幅42ミリ
厚み 20ミリ と言う所かな。 刃は頭の部分をもう少し丸めた方が良いと思うが 以前の鉋刃のイメージを残した。 まだ下端の調整を行っていない。 試し削りもこれからだ。 しかし チビタ刃は無駄にせず 新たな小鉋に生まれ変わった。 こうして再生すれば鉋は更に 数が増えて行く事になる。 それも良いだろう。
この鉋刃は昨年10月 高幡不動骨董市で入手した。 もうチビテ使えないと思ったが研ぎ直したら何とかなりそうだ。 そこで欲を出して 台を打って見た。 今日はこれで2台目の台打ちとなる。 余り出来が良く無い。 台は厚味25ミリ 幅70ミリ 全長230ミリ程度ある。 仕込み角度は40度とした。 これでも刃が短いので台にもぐり込んでいる。 刃の出を上手く調整出来ないので、頭部馴染み部分を少し削り取って、刃の頭を叩いた時に誤って台を叩かない様にして有る。 この台は薄板二枚を上下に貼り合せた物を使った。 狂いを無くす為の工夫では無くて、単純に適当な材料が無いから貼り合せて我慢した。現状は刃を入れて台に馴染ませている。 これから調整して削って見ようと思うが、今日は疲れたのでもうやめた。 上手く削れたらまた報告しよう。 しかしこの重勝鉋は頭部が随分と凹んでしまっている。 普通はここまでならないけどね。 それに銘も 虎マークも殆ど見えない。頼りはこの花押見たいな物だけだ。 本当に重勝か怪しいかも知れない。
実は以前八王子でミニ削ろう会が有り、鉋の蒐集展示を行っている人の持っている重勝の鉋を見た。 矢張り私の物とは違う物だった。 その人に話すと、それは偽物でしょうと 笑って
言われてしまった。 まあそう言う事も有るだろう。 それでも切れれば良いのだけどね。
何度か研ぎ直しているが、鋼の色がさえない。 上手く刃が付かない様に思う。 一応削れるのだが、思った程では無い。 やはり駄目なのかな。 かなりベタ裏なので隙取ってやりたいが、鋼が薄くて 無理して切れると困るのでそこまでしてない。 比較的柔らかい研ぎ味の様にも思う。 まあ良いか。 昔東郷神社骨董市が開催されていた頃、良くこう言う刃物を探しに来る人に会った。 彼らも研げるだけで良いと言って チビタ鉋を買っていた。 そんな物と私は 使えそうな物を物色していたが、 当時はそう言う古物も結構あった。 やはり買っとけば良かったかな。 残念。
実は以前八王子でミニ削ろう会が有り、鉋の蒐集展示を行っている人の持っている重勝の鉋を見た。 矢張り私の物とは違う物だった。 その人に話すと、それは偽物でしょうと 笑って
言われてしまった。 まあそう言う事も有るだろう。 それでも切れれば良いのだけどね。
何度か研ぎ直しているが、鋼の色がさえない。 上手く刃が付かない様に思う。 一応削れるのだが、思った程では無い。 やはり駄目なのかな。 かなりベタ裏なので隙取ってやりたいが、鋼が薄くて 無理して切れると困るのでそこまでしてない。 比較的柔らかい研ぎ味の様にも思う。 まあ良いか。 昔東郷神社骨董市が開催されていた頃、良くこう言う刃物を探しに来る人に会った。 彼らも研げるだけで良いと言って チビタ鉋を買っていた。 そんな物と私は 使えそうな物を物色していたが、 当時はそう言う古物も結構あった。 やはり買っとけば良かったかな。 残念。
この鉋刃は以前入手した物で 詳細は不明。 相当使い込まれて頭部が凹んでいる。 多分際鉋として使った物と思う。 引出で刃単体でずっと保管していた。 これを取り出して刃幅約40ミリに切った。 残りは約20ミリ弱でこれもいずれは小鉋にしようと思う。 上手く出来るかどうか不明なので 取敢えず端材でこの鉋刃の台を作った。 結構上手く出来た。しかし台上端に少し割れが有る。 そこにボンドを擦り込んで対策した。 これから刃を研ぎ直して使って見よう。
その後 研いで少し使って見た。 まあまあ使えた。 これで良いだろう。 研ぎ直すのが面倒なので、一度に何丁か小鉋を纏めて 使い 使い終わったらまとめて研ぐのが合理的だと思う。
その後 研いで少し使って見た。 まあまあ使えた。 これで良いだろう。 研ぎ直すのが面倒なので、一度に何丁か小鉋を纏めて 使い 使い終わったらまとめて研ぐのが合理的だと思う。
今日この鉋の台を打った。 今日は風が強く時々雨もまじる天気で、一旦外に出て見たが外出は中止して、家で道具いじりで過ごした。 この台はブビンガだと銘木屋は言う。 硬いが結構滑らかで扱い易い。 ちょっと見ると赤樫にも見えるがどうだろうか。 台打ちも大分慣れて2時間ほどで掘り終わり、溝を引いて刃を入れた。 それから調整して夕方には 一応削れる状態になった。 今回も一枚刃に仕立てている。 刃が斜めに研がれていたので刃を付け直した。 これで研ぎに大分時間が掛かった。 削って見ると普通に削れる。 特に良い訳でもない。 こんな物かなと思う。 もう少し切れると期待していたので再度研ぎ直している。刃もまだ大分長いので、色々いじれると思う。 刃先の鎬の部分が小さくて研ぎ難い。 地金も極軟鋼だと思うがやはり研ぎ難い様に思う。 これ安物なのか、私の技術が不足なのか。
この台は樫の木程重く無くて、扱い易い。 刃は切れが今一なので研ぎ直した。 裏はまだ完全では無いが それでもかなり切れるようになって来た。 これなら普通に使えると思う。後はもう少し裏の錆跡が無くなってくれると良いのだが。 まだ時間が掛かる。
何度か研ぎ直して削って見る。 杉材の柔らかい物だが 一応削れる。 しかし削った跡を触ると何となくざらついた毛羽立ちが有る様に思う。 刃裏にも粉が付いている。まだ裏が十分平滑では無いのかも知れない。 更に研究が必要だ。 最初は研ぎ難かった鉋刃だが最近は感触も良く削れる。 もう少し頑張って見よう。
刃を何度か研ぎ直している。 どうも研ぎ難い刃の様だ。 地金が硬いのかな。鋼が硬いのかなかなか研ぎ減らない。 よく有る安物鉋に多いタイプだ。 しかし研ぐと比較的良く切れる様に思う。 これで研ぎ易ければ申し分ないのだが。 まあ切れるからこれで良い。 まだ1か所傷が有る。 もう少しだな。
この台は樫の木程重く無くて、扱い易い。 刃は切れが今一なので研ぎ直した。 裏はまだ完全では無いが それでもかなり切れるようになって来た。 これなら普通に使えると思う。後はもう少し裏の錆跡が無くなってくれると良いのだが。 まだ時間が掛かる。
何度か研ぎ直して削って見る。 杉材の柔らかい物だが 一応削れる。 しかし削った跡を触ると何となくざらついた毛羽立ちが有る様に思う。 刃裏にも粉が付いている。まだ裏が十分平滑では無いのかも知れない。 更に研究が必要だ。 最初は研ぎ難かった鉋刃だが最近は感触も良く削れる。 もう少し頑張って見よう。
刃を何度か研ぎ直している。 どうも研ぎ難い刃の様だ。 地金が硬いのかな。鋼が硬いのかなかなか研ぎ減らない。 よく有る安物鉋に多いタイプだ。 しかし研ぐと比較的良く切れる様に思う。 これで研ぎ易ければ申し分ないのだが。 まあ切れるからこれで良い。 まだ1か所傷が有る。 もう少しだな。
我家の庭のチュウリップが咲いた。 このチュウリップは一度植木鉢で育てて咲かせたもので
掘り上げて保管して有った物を 庭に植えて置いた物です。 一度咲かせたので次の年は花が小さくなります。 そのままにして置くと3年位は春 花を付けるが その内段々小さくなって無くなって行くようです。 だけど植木鉢より 庭に土の方が 立派に咲いたりする事も有るし、水もやらなくても育つので 楽です。 桜は散り チュウリップが咲いて 春も確実に うつり変わって行くようです。
掘り上げて保管して有った物を 庭に植えて置いた物です。 一度咲かせたので次の年は花が小さくなります。 そのままにして置くと3年位は春 花を付けるが その内段々小さくなって無くなって行くようです。 だけど植木鉢より 庭に土の方が 立派に咲いたりする事も有るし、水もやらなくても育つので 楽です。 桜は散り チュウリップが咲いて 春も確実に うつり変わって行くようです。
今日は調布 布田天神骨董市に来た。 10時を少し過ぎた頃だ。 業者の数は余り多く無い。 まあ見て廻るには適当な数だ。 此処はノンビリしていて業者も途中で食事に行ったりして、留守の事もある。 今日の収穫は 一番上はシックネスゲージ 真中は錆びた三角ヤスリ それに下は 鉄の輪(桂だろうか)の三点だ。 これで300円だった。 鉄の輪は直径5センチ程度有り 鑿の桂では無いと思う。 私は鉄物が好きなので こんな錆びた輪も良い。 本当は 木工旋盤のバイトを買いたかったが、先に業者の買われてしまった。 残念だ。 買い物に忙しくて 廻りを見るのを忘れた。 桜はどうだったろうか。 今日までは
何とか見られるだろうが、もう散りかけている。 桜の季節は終わりだ。 次は 桃かな。
その次は すももや杏子だろうか。 季節は確実に過ぎて行くもんだ。
何とか見られるだろうが、もう散りかけている。 桜の季節は終わりだ。 次は 桃かな。
その次は すももや杏子だろうか。 季節は確実に過ぎて行くもんだ。
今日は調布布田天神骨董市に来た。 見回すと鉋はこの一丁しか見当たらないのでこれを購入した。 500円だった。 それ程古い物では無い。 裏も付いていた。 銘は輝虎だが私の以前入手した輝虎とは違う様だ。 多分最近製造された物だろう。 少し使って有る様だがまだ殆ど減って無い。 木工初心者に譲る予定が有ったので買って来た。 四分は比較的扱い易いサイズだと思う。 それ程錆も無く 裏も綺麗だった。 台は大狂いだったので削って修正した。 裏刃も鉄板を曲げただけでは無い立派な物が付いている。 銘は入って無い。綺麗にして 刃を入れて見たが 紙を挟まなくても、刃は止まる様だ。 少し削って見たが良さそうだ。普通に切れる。 これなら使えるだろう。 しかしこの輝虎と言う鉋は何処で作られた物だろうか。 輝虎はこれで4丁目かな。 縁が有りそうだ。
先日入手した 573番 銘 三角輪の鉋は登録商標も何も無くさっぱりしているが、どう言う素性の物なのか探る手掛かりが無い。
所が有る時別の鉋を見ていて、その鉋刃の表馴染みの頭部にこんな刻印が有った。 三角輪 検 特級 福三郎 と言う刻印が有った。 小さいから判り憎いが、三角の隅に紐が通して有るし その三角の中に検と言う文字が打って有る。 すると福三郎に関係する鍛冶屋に作らせて検査を行った時に使うマークなのかも知れない。 福三郎に関係するなら、関西 三木辺りで作られた可能性も有りそうだ。 但し福三郎鉋には必ず有るマークでもなさそうだ。 どういう使い分けをしているのか知らない。だがこの鉋が関西の物かも知れないと言う手掛かりだけでもうれしい。所でこの三角輪の鉋は 正直余り切れないが、どうも鉋刃のせいだけでも無く、台も良くないと思う。 そこで台を打ち直して 再度削りに挑戦して見たいと思う。この鉋でまだまだ楽しめる訳だ。
所が有る時別の鉋を見ていて、その鉋刃の表馴染みの頭部にこんな刻印が有った。 三角輪 検 特級 福三郎 と言う刻印が有った。 小さいから判り憎いが、三角の隅に紐が通して有るし その三角の中に検と言う文字が打って有る。 すると福三郎に関係する鍛冶屋に作らせて検査を行った時に使うマークなのかも知れない。 福三郎に関係するなら、関西 三木辺りで作られた可能性も有りそうだ。 但し福三郎鉋には必ず有るマークでもなさそうだ。 どういう使い分けをしているのか知らない。だがこの鉋が関西の物かも知れないと言う手掛かりだけでもうれしい。所でこの三角輪の鉋は 正直余り切れないが、どうも鉋刃のせいだけでも無く、台も良くないと思う。 そこで台を打ち直して 再度削りに挑戦して見たいと思う。この鉋でまだまだ楽しめる訳だ。