大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

六角箱の為に蓋を作る

2023-11-28 09:00:15 | Weblog
右側の箱は先日作った物だ。 これにも蓋を付けて見た。 材料は本体と同じ秋ニレを使った。 何枚か
接ぎ合せて作った。 この秋ニレは なかなか良い材料だと思うが、もう材は無い。 残念だ。

左側の箱は 以前作った物で これを鉛筆立てにしていた。 鉛筆は他の物で代用して 余りの 杏子だと
言う材料の残りを蓋に使った。 これで2個蓋が出来た。 蓋作りは これで暫く無いと思う。

床に転がる 端材も大分整理が進んだ。 これからも 捨てずにとってある材料を利用した物作りは
続くと思う。 
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0759 直秀の削り

2023-11-25 21:53:21 | Weblog
この鉋の修理も終わり 刃を研ぎ直している。 刃先が錆びている場合は、ある程度 研ぎ減らしてやら
無いと 本来の切れ味が判らない。 今回も一裏程度は 研ぎ減らしていると思う。 それでやっと少し
切れ味は戻って来た様だ。 まだ刃の両端は余り切れない。 でも何とかこの程度は 削れている。

直秀なかなかやるな。 もう少し良くなると思う。 刃先を見ると輝く澄んだ鋼の色をしている。 こう言う
物は切れると思う。 後は台もこの所の乾燥で若干動く様なので、暫く台を直しながら使えば 良いだろう。
暫く 削りはやって無かった。 やはり面白い物だ。 まだ十分な削りではないだろうが、取敢えずここに
載せて置こう。 今回研ぎ方も少し変えている。 それが良いのかどうか 他の鉋でも確かめて見ようと思う。
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マスク入れ箱(欅)

2023-11-24 17:23:02 | Weblog
またマスクを入れる箱を作って見た。 寸法は前回の物とほぼ同じにしている。 これで50枚入りマスクは
箱ごと入るはずだ。 各社若干 寸法に違いが有るので 入らない場合も有る。 その時は箱から出して入れれば
問題ない。 派手な外装のマスク箱を その辺に置くのも嫌なので これを作った。 過去にも 何個か
作っている。 多くは欲しい人にあげてしまった。 今回は この団地の中に有る 大きな欅の木を強剪定
した時に出た 枝をもらって置いた。 その一部は 丸椅子となり 今は近所の方の所に有る。 その時の
余り材料で 作った。 もう3年以上経つので、乾燥は進んで居ると思う。 組立したら急いで 塗装した。
今回もミディアム ウヲルナットのOILで塗装して、サンディングして滑らかにした。 塗装すると 材の
逆目が目立つ様だ。 鉋掛けをもう少し丁寧にしないと駄目だな。 仕上げ鉋掛ける前に 水拭きすると良いの
かも知れない。 欅の削りは 自分には難しい。 しかしこの材はもう無くて作れない。

今回はOIL塗装の後に 蜜蝋WAXを塗り仕上げた。 更に滑らかな感触となる。 後は 蓋を作らないと
いけないな。 同じ材料で作りたかったが 替わりになる材料を探さないといけない。 また蓋が出来たら
全体を 紹介しよう。  
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0759 二枚刃平鉋 銘 直秀

2023-11-21 09:05:21 | Weblog
先週高幡不動骨董市に行って来た。 何時もの業者からこの鉋を購入した。 200円だった。 見ると
それ程使い込んだ物では 無いが 刃の錆がすごい。 まあ200円ならこんな物かな。 それ程古い物では
無い様だ。 持ち帰り 刃の錆を落とした。 研ぎ直して見ると裏が上手く出て無い。 裏を平面に研ぐ
のでは無くて、斜めに研いで有った。 此処まで研ぎ落さないと駄目な様だ。 時間が掛かる。 台は乾燥で
かなり変形している。 少し削り直した。  

取敢えず仮研ぎの刃を台に入れて 写真を撮った。 裏刃も有るが 現在錆取り中だ。 何となく形にはなった
が、刃が研ぎ直し中でまだ使える状態では無い。 銘の直秀 は鑿を持って居る。 何となく関西の物と思うが
良く判らない。 すゞやと脇に有り 上に鈴のマークが有る。 このマークは何処かで見た気もするが 自分の
持って居る鉋の中には無い様だ。 現状まだ使え無いので 上手く使える様になったら 此処に載せて報告しよう
と思う。 鉋は久し振りだ。

この鉋のその後について、現状はまだ削りの状態を見せられる状況ではない。 しかし取敢えず研ぎあげて
台も修正して 少し削って見た。 割と軽く 薄く 滑らかに削れた。 少し安心した。 まだ刃先の一部に
研ぎの不十分な所が有り、綺麗に削れない。 裏も完全では無い。 これなら使えると思う。 もう少し
研ぎなして 見よう。 今回 台はこのまま使う予定だ。 (2023年11月25日記)
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六角箱に蓋を付ける

2023-11-17 22:41:10 | Weblog
先日 作った六角箱2作目に蓋を作った。 蓋の材料は 本体と同じ秋ニレを使った。 蓋は幅の狭い板を
貼り合わせて有る。 この方が後から反りが出にくいと思う。 だが良い材料の部分は既に使ってしまい
色々 良くない部分を目立たない様にしながら使っている。 節の部分はパテで埋めて有る。
取っ手は何時もの形を使っているが、今回掴みやすく 少し高くして見た。 或いは少し目立ちすぎかも知れない。

蓋の周囲は丸面を取って有る。 今回はトリマーを使った。 刃が切れないのか材が焼ける様だ。 蓋には
チークOILを塗り仕上げた。 これで使えそうな材料は総て使いもうこの材は無い。 本体は接着だけで
仕上げている。 側板の貼り合わせ面に浅い溝を切り 此処に接着剤を流し込んで接着している。 糊柱と
言う技法をまねている。 これで 箱は一応完成で 後は乾燥で反りが来たり 剥がれたりしないか様子を
見る予定。 来年春まで問題が無ければ 多分大丈夫だろう。 さてどうなるかな。
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六角箱の制作 その2 秋ニレ

2023-11-15 17:41:57 | Weblog
また箱を制作した。 写真の上に重なるのがそれだ。 今回も材料は秋ニレを使った。 これは前回製作の余り
材を使っている。 材を乾燥時材に割れが入り 本来は使えない材だと思うが、材が不足なので割れ目に瞬間
接着剤を流し込み使っている。
まあ これで余り目立たない。 外形寸法は前回と同じにしている。 2段に重ねて使う事を想定して同じ
寸法にした。 これで蓋は一つで済むので、 同じ秋ニレで蓋も作ろうと思う。 これで使えそうな材は殆ど
使い尽くした。 

次回何か作る場合は 新たな材の調達が必要だ。 そういえば以前 桜(染井吉野)を切った時にもらって置いた
材が少しある。 これを使おうかと思うが、見ると虫食いがすごい。 真面に使えるかどうか判らない。
この所 木工に凝っている。 作った物は 殆どは人にあげてしまったが、 本当は何か展示会でもしたいと思う。
そういう機会が有るかどうか判らないし、このままだと邪魔になるし どうするか迷う所だ。 

これからもう六角箱は止めて もう少し実用的な マスク入れ箱を作ろうかと思う。 多分もう1台は作れる
程度の材料はあるだろう。 今の所 鉋も鋸も調子良い。
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六角箱の制作 秋ニレ

2023-11-13 17:18:34 | Weblog
また箱を作った。 今回は六角形の箱だ。 以前も作った事が有る。 慣れればそれ程 難しく無いと思う。
今回の材料は 多分秋ニレだと思う。 面白い木目の材だ。 割と削り易いし 艶も有る。 外形寸法は
一辺が 9センチで高さが 7、5センチの材料を 6枚貼り合わせている。 留の部分は 治具を作り
削っている。 底板はコナラ材を 使った。 これから蓋も作る予定でいる。 材がもう少しあるので もう1箱
作ろうかと思って準備している所だ。 今回もOILを塗って仕上げた。 匠の塗油と言う物だが、どうも中身は
色々混ざっている様だ。 

何だか急に箱作りに専念しているが、 まず夏の間は 暑くて出来ないし、今は空気も乾燥するので 製作には
適していると思う。 材料は 殆どがこの 団地に有った樹木を使っている。 この秋ニレも切り倒した一部を
貰って置いた物だ。  丸太を半割にして乾燥させ 昇降盤で切り込みを入れ、 バンドソーで板取りしている。
板にしたら、 棚に載せて暫く乾燥させる。 大体8ミリから10ミリの薄板なので 1年乾燥させれば 使え
ると思う。 それでも時には狂う事もある。 大体コナラは 非常に狂い易い。 細い木が多くて 節も
有るから 真面な材料は取れない。 色々工夫しながら 使いこなしている。 これから後もう1つ~2つは
箱を作ろうかと思う。 まず大物は作れない。 材料が無いからだ。 しかし小物が作れれば それで十分だ。
作る事が 楽しみの木工だ。
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箱の制作 その3 沙羅

2023-11-10 22:43:26 | Weblog
この所 箱の制作に励んでいる。 これはその3作目になる。 材料は沙羅(夏椿)を使った。 これは当団地
の庭に有った物で 1年ほど前に太い枝を切った物をもらい受けて置いた。 これで一度鑿の柄に使った。
材料は余り無いので 貼り合わせてやっと1箱分が出来た。 まあ普通は使わない材料だろう。 今回も底板
はエゴの木を使っている。 持ってみると他の材料より軽い様だ。 多分密度が低いのだろうと思う。

材を削って見たが それ程硬くなくて 鉋も良く掛かる。 木目は目立たないが 全体が茶色でシラタが無い
様に思う。 今回はチークOILで塗装した。 特に着色はしてない。 これで箱は3つ出来た。 3段に
重ねて 一番上に蓋を付けようと思う。 蓋になる材料を探している。 何か側面に 彫り物でもしたいが
練習してからで無いと無理だろう。 
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箱の制作その2 花水木

2023-11-09 09:23:59 | Weblog
この秋 箱の2作目を制作した。 今回の材料は 花水木を使った。 これは我が家のお隣の 庭に有った
物で 枯れたと切り倒した幹の太い部分をもらって置いた。 直径は10センチ有るか無いか程度の物だ。
珍しい 材料だ。 白か若干ピンクがかった色の材木で、非常にねばりが有り、折り曲げても折れない
様だ。  大体8ミり程度の挽割して使った。

外形は長手 220みり 妻手180ミリ 高さ65ミリで 5ミリ程度の ブラックウヲルナットの縁を
貼り付けて有る。 底板は今回もエゴの木を使った。 出来て見ると結構ずっしり重い箱となった。 
今回も軽く ミディアムウヲルナット色のOILを塗ってあるが ほぼ地の木材の色に近い。

これは前回作った 箱の上に重ねて二重箱にしようと思う。 その上に未だ出来て無い、夏椿材の箱を重ね
3重の重箱にしようと思う。 珍しい材料の重箱が完成したらまた 報告する予定です。
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箱の組立

2023-11-08 17:54:52 | Weblog
この所 良く作る箱の組立について少し説明して見よう。 これは我流で参考に成らないかも知れない。
箱の組立は箱の側面4面をまず組み立てて その後で 底板を はめ込むと言う順番で作る。
側板は長手側と妻手側と 留で接合する。 留部分の接着だけでは弱いので、かんざしを入れる場合が多いが
余り格好良くないので 私はやらない。 替わりに 留部分に溝を切り 雇サネをはめ込む。 これは余り
きつくすると、留部分が合わない時、調整が出来ないので 緩く作り事前に確認している。

組立は定盤の上で行う。 平面をきっちり出すために必要だ。 現在は昇降盤を定盤代わりに使っている。
事前に側板にテープを貼って組立た時 ずれない様にする。 接着剤を塗り急いで留の組立を行う。 接着したら
事前に貼って置いたテープで仮固定する。 総て留の接着が終わったら、ずれが無いか確認する。
直角も確認するが、殆ど会っている。 その後 荷作り紐を二重に掛けてしばる。 此処では無理にきつく
締めなくて良い。 その後四隅に各棒を挟む。 これでしっかり接着出来るので、後は乾燥を待つと言う
手順になる。 写真は組立終わり、紐を掛けて棒を入れた所。 特別な道具は無くてもこれで充分用が足りる。

まず焦らず 手早く行う事。 組立ミスが無いように 事前に段取りを確認して置く事が大切だと思う。
この後 組み上がった物を紹介する予定です。
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