大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

六本木 タンゴ

2019-10-31 21:32:31 | Weblog
2019年10月12日(土)の朝日新聞のbeを見ていた。 俳優仲代達矢氏が通った 六本木の俳優座界隈の事が記事になっていた。  その写真の手前に良く見ると タンゴと言うトラットリア&ワインバーの看板が有った。  しかしこの店については記事の中には何も書いて無い様だ。  この界隈に普段行く事は無いが 何となくタンゴが気になった。  看板のメニューに有る値段はそれほど高くは無い。 そこで友達を誘いそのレストランに 行って見た。  なるほど俳優座の裏の路地に有った。  この辺りは飲食店が多い様だ。

そこで ワインを頼み昼食を食べた。  今回は友達のおごりで私は支払わなかったのでハッキリした値段はおぼえて無いがまず2千円までは行かないだろう。  それで結構満足して 話も弾んだ。  昼はそこそこ混んではいたが、満席では無くゆっくり出来た。 夜はどうだろうか。  また行っても良いかなと思った。 こう言う偶然で 知らないレストランを試すのは始めての機会だった。  だがこう言う切っ掛けが有ると 友達も誘い易い。 新聞の一部をここに載せて置こう。
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鉛筆立て その2

2019-10-30 09:41:32 | Weblog
昨日は雨で 散歩にも行けず。 家にこもる。  先日作った鉛筆立ての2作目を作って見た。 今回は高さを若干低くして10センチ程度にした。  この方が取り出し易いと思うからだ。 それに作り方も変えて見た。前回はスライド丸鋸で切り出したが 小型材で危険も有るのでこの木端の60度を鉋で削り出した。 これが手でフリーでやって見ると全く駄目だ。 そこで簡易の治具を作り削って見た。 まあ何とかなった。 これが完成した所。  鉛筆立ての下に台にしているのが その治具となる。 今回も雇サネは入れて無い。 それ程精度も良く無いので サネを入れると上手く密着しないと思うからだ。 廻りに紐を掛けて 楔を打ち若干無理して密着させた。  もう少し精度良く部材を切り出す方法を考えないと 多数つくるのは難しいと思う。 やはりスライド丸鋸で やった方が良いのかも知れない。 現在研究中。材も薄い方が良い。 多少無理が聞くからだ。 8ミリ程度が良いと思う。 それと余り堅くない方が良い。 まあその内に 飽きるかも知れないな。
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イザベラ・バードの旅 講談社学術文庫

2019-10-27 23:23:58 | Weblog
先日 府中市美術館に行って来た。  散歩も兼ねて東府中の駅から歩いたが、たっぷり20分は歩いただろう。 結構遠かった。  美しき明治の絵画作品を集めた展示だった。  作品は多くて なかなか見応えは有った。  帰りにショップに立ち寄り このイザベラ・バードの日本奥地紀行をベースに宮本常一氏が明治期の風俗 習慣を読み解いた講義録をまとめた文庫本を購入した。  大変に興味深く面白く読んだ。 

明治の初期の日本を イギリス人女性が一人で旅して それが特に問題無く出来た事に驚くが、当時の日本はそれ程 治安の悪い国では無かった様だ。  彼女はその後も何度か日本に来ている様で 多分気に入ったのだろう。  日本の気候や蚤の多さにまいったらしいが、もうこりごりと言う事では無い様だ。 多分 日本人は嫌いでは無かった様だ。  当時の東洋の小国に来る 冒険心 探究心は大変な物だ。  現状明治は遠い昔だ。美しき明治は もう絵画の世界にか残って居ないだろう。  それにしても日本は大きく変わった様に思う。 

もう昔の日本には戻れない。 そして今 我々老人も イザベラ・バードの様に海外に 行くべき時では無いだろうか。 彼女が初めて日本に来たのは 48歳の時だと言う。  旅は良い物だ。
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子供の椅子 5作目完成か?

2019-10-21 17:37:25 | Weblog
以前から取り掛かっていた子供の椅子5作目がやっと完成かな。  前作4作目と同じ材料 ソロの木(シデ)を使っているのだが、 今回の材料はカビが入り込んだ様な部材で すごい黒い模様が浮き出ている。 OILを塗ると 若干茶色っぽい素地が濃くなり、黒い縞も濃くなって来た。  はやり何となく気味が悪い感じで困った。  まあ今更どうにもならないのでこれで完成としようか。  背板を支える二本の柱が少し細いと思われるが、 一応15φ有るので強度的には大丈夫だろう。  次の作る時にはこの辺りのデザインを変更しようと思う。  足が太いからこれに見合うデザインで無いと可笑しいかも知れない。  人にあげて仕舞い椅子は無かったが また1台出来上がった。  その次の6作目も材料は準備している。  次はタモで作る予定。

所でこの足は丸足だが 旋盤が無いので 鉋で削り出している。  これが結構時間が掛る。 木工旋盤欲しいが 置く所が無い。  まあ無くても時間を掛ければ何とかなる物だ。 これ作って肩が凝って困った。

これを作り暫く時間が経過した。 冬を越して春になったが、まだ空気は乾燥する。 その為なのか 座面が若干反って来た。  裏の脚を差し込んで有る側に若干屈んでいる。 つまり座る面側が 膨らみ気味になった。 やはり材料が余り乾いて無いのに使ってしまったのが原因の様だ。それでも割れたりホゾが緩んでいる訳では無いので使用上は余り実害は無い様だ。(2020/4/12)

最近 この椅子は隣にお住いのTさんに貰われていった。 二番目のお孫さんがまだ小さいので使えるだろうと思い 差し上げた。 その後どうなっただろうか。 聞いて無い。(2020/7/13)
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椅子の材料加工

2019-10-16 09:08:40 | Weblog
先日管理事務所に行くと、最近入居した住人が来ていた。 子供連れだったが まだ子供は小さい様だ。 聞くと まだ生まれて3カ月程度らしい。  可愛い子供だ。  まだ椅子に座れ無いだろうが、子供の椅子が有るけど使うか聞くと是非欲しいと言うので 椅子をプレゼントする事にした。  君の椅子プロジェクトに協賛した訳だ。  無くなると寂しいので 更に同様な物を作る事にした。  今回も台風で倒れた 斜面に生えるソロの木(シデ)を使う。  丸太を工房に持って行き 大型のバンドソーで材に挽いた。 それで座面と足を木取りして見た。  挽いて見るとカビに食われた様な模様が出ている。 これは立木の時に既にやられていたのかも知れない。  だから台風の風で簡単に倒れたんじゃないだろうか。  まあそれでもある程度強度は有りそうなので、このままこれは 模様と思ってそのまま使う事にした。 むしろ変な変形や捻じれは起きないだろう。  何となく生乾きの材をそのまま接ぎ合せて 外形を切り抜いた所だ。  足は丸棒にして 座面に穴を開けて差し込む予定。  完成して塗装するとどんな感じになるだろうか。  何となく気持ち悪い椅子だ。子供はどう思うだろうか。  そこでタモ材でももう一丁作っている。 今回は椅子2個が完成する予定だ。
今回も 欲しいと言う人が居れば 提供する予定。  
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0718 平鉋 銘 直重

2019-10-12 19:36:21 | Weblog
今日は朝から雨だ。  夜には台風が上陸したらしい。 風も雨も強くなって来た。  以前骨董市で購入した鉋刃を 台を打って仕込んで見た。  材はあさだ桜と言って友達からもらった物を使った。 取敢えず一枚刃鉋で作った。 いずれ二枚刃鉋に改造する予定で居る。 今回は刃を挿入して 刃先が下端に出る手前で止めて暫く均している。 いずれ完全に仕込んで削って確認して見たい。 台に入れて置けば 誤って刃を紛失する可能性も無く 保管しやすいと思う。  簡単に研ぎ直した感触では切れそうな感じだが まあ使うまでは何とも言えない。

この鉋のその後について書いて見よう。  刃を研ぎ上げて台を均して削って見たが、材に艶が無く 粉は吹くし全く良い所が無い。  自分の見立ても当てにならない。  最近に無い 駄目鉋と言う事になる。 これは困った。  何とかしたいが取敢えずは 暫く放置して どうするか考えよう。 (2019/10/21)

この鉋刃は研ぎ直しても刃返りが上手く取れない様に思う。  刃先が上手く鋭く研げない様だ。 定規の小端の部分で刃先の鋼の部分をこすると何となく 傷がうっすら付くようだ。 刃がなまくらなのかも知れない。 グラインダーか何か掛け過ぎて 焼きが戻ったのかも知れない。  だが確かめる術もない。 一旦刃を引いて再度刃を付け直すと良いのかも知れないが、時間も労力も掛かるので余りやる気にならない。 折角台を打ったのに残念だが このまま引き出しでお休みしてもらおう。 (2019/10/24)

その後研ぎ直しているが、やはり駄目な様だ。 鋼の部分を見ると 光が鈍い。 こう言う光り方の鉋刃は切れない物が多い。 どう対策したら良いのか判らない。 折角台を打ったのに残念だ。 出来るのは焼き戻し程度で 焼入れは出来ないので 困った。 取敢えず台尻に✖を付けて 引出に戻す事にしよう。
(2020/2/24)

最近この鉋を再度研ぎ直している。 特に裏を入念に研ぎ直した。 そこで今使っているエゴの木を削って見ると案外上手く削れる様に思う。 これはどうした事か。 時間の経過と共に少し焼き戻しした効果が出て来たのか。 兎に角これは良い兆しだ。 これならまあ使えるだろう。 もう少し研ぎながら使って見よう。 駄目鉋と思ったが それ程駄目では無かった。 諦めずに良かった。 (2020/3/22)



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木のものづくり探訪 西川栄明著 創元社

2019-10-12 19:24:22 | Weblog
ついに台風の上陸だ。 今日は外出せず家にこもる。  時々 行く工房の先生がこの本を持っていたので見せてもらい、私も購入した。  この本には私が通う工房の先生も 木工家の一人として掲載されていた。 多分 西川さんが見て これはと思う注目の木工家を20名とりあげて 本にまとめた物だろう。 経歴を見ると海外で 修行した人達が結構沢山居る様だ。  そう言う時代なんだろうと思う。 やはりそれぞれ魅力ある特徴を備えた人達だろうと思う。 そんな所に通いながら 私は 単にそこの機械を借りて 材料加工だけやらしてもらうのは 悪いなと思っている。 何時か何か 先生の目指す方向の物を作って指導を受けたいが なかなかこれと言う物が見付からないので困る。  まあ自分には才能無いなと思う訳だ。
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板の接ぎ合せ

2019-10-10 21:20:49 | Weblog
先日ペン立てを制作した。  初めて作ったにしては上手く出来た。 そこでもう少し作って見ようと考えた。材料は椚を使う。  この椚の木は敷地内に有り、切り倒した物を使う。 直径は12センチ程度だろうか。大型バンドソーで 半割にした物を更に1センチ程度の板厚に挽いた。  まだ湿り気の有る状態だったが 薄板なので 少し乾燥させたら何とか使えそうだ。  乾燥で曲りが有るので 20センチ程度に短く切り それを3枚程度接ぎ合せた。  それを削って使える状態にしたのが、写真の状態になる。 その前段階の板が横になっている物だ。  椚だと思うが 割と柔らかくて素直な材だ。  削るのが楽で助かった。 この板を更に切って加工して ペン立てを作る予定。  板は現状4枚有るが これでペン立てはたった1個しか出来ない。案外と材料は沢山居る物だ。  これで塗装すると結構面白い木目が出て来る。  もう少し沢山作り 人にも分けたいので もう少し材料になりそうな気を探して見ようかと思う。  比較的素直で柔らかい広葉樹が良いのだが 有るかどうか。 タモでは木目がつまらないな。
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墨壺 先カット型 

2019-10-05 21:22:44 | Weblog
墨壺については 余り詳しい知識が無い。  最近 ある事で知り合った方から この墨壺を戴く事になった。大変に有難い。  そこで この墨壺について 少し説明して見よう。  知識が無いので 今回は 前場幸治 著 墨壺の美 を参考にしている。  この方によるとこの墨壺を先カット型と分類している様だ。 先と言うのは糸車の方では無くて 墨池の有る 糸が繰り出される方を 先と呼ぶらしい。 この糸が出る部分に陶器製の糸口と言う物が有り 糸と木も摩擦で穴が広がらない様にしているが、それは欠落している。 また糸車に糸は有るが軽子も無い。  更に糸車を回す回手も無い様だ。 取敢えずここに楊枝を差して 糸車を手で廻せる様にしている。  材料は不明だが 一般的には欅材だろうと思う。 全体に黒光している。 OILを付けて拭いたからだろう。  手の込んだ作りでは無いので、既成の実用品なのかも知れない。  こう言う物が流行った時期が有ったから その頃に骨董屋で入手した物だろうと推定する。  今は余り見掛けない。 まあ大半はコレクターの手に納まったのだろうと思う。  取敢えず玄関の靴箱の上に飾って 眺める事にしよう。 墨壺はこれで2個目になると思う。 使う事は無いので 飾って形の面白さを楽しむと言う事になるかな。 贈り主に感謝。
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0713 忠仂鉋の修理

2019-10-04 10:11:54 | Weblog
この鉋については、 台の反対側に穴を掘って そちらに鉋刃を挿入できる様にした。 これで一応使える状態にある。  その後下端の以前刃の出る部分は既に 埋め戻して有る。  しかし上端側は前の穴がそのままで削る時に 手に当り具合悪い。  そこでこれも埋め戻す事にした。 材はそこに転がる 欅の端材を使い 穴の形に加工して 埋め戻した。 これで上端側もフラットになり使い易いだろう。  しかしまあ使う鉋はある程度決まっており これを手に取る事は無い。  軽くスムースに引けて 切れが良ければ 使おうと手が伸びるので まだその状態に無いのだろう。  比較的小型で軽いので 条件の一つは満たすから もう少し刃を研ぎ直して 様子を見る事にしよう。  
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