多摩センターに有るパルテノン多摩の2階で企画展示を行っていた。幕末の貝取村(現 多摩市)に乞田鍛冶と呼ばれる刀鍛冶がいた。それが幕末から明治へと、時代の変化と共に、刀鍛冶から野鍛冶に姿を変えた。乞田鍛冶と呼ばれたいた人たちだが腕の良い野鍛冶集団 ひょうたん鍛冶として活躍していた。ここに有る写真は見難いが めかい包丁である。笊を作る為の材料となる細竹から平たいひごを削りだす包丁だと思われる。ひょうたん鍛冶の由来は銘の部分にひょうたんマークが入って居るからだろう。 先端の尖がりは何の為に必要なのか判らないが、私も欲しいと思っていた。 骨董市でもなかなかお目に掛からない。 仕方なくこの展示品を写真に撮り我慢する事にした。
これは絵本棚を裏から見た所です。階段状の本立て部分の裏のスペースをどう使うか思案した結果です。下部は図鑑等の入る部分の裏面なので何も無い壁です。中段が本立ての下段に当り少しスペースが有ります。 従って此処に引き出しを作りました。引き出しの中に、本を持ち出した場合の貸し出しメモ帳等が入ります。上段は余りスペースが無いが高さはあるので真中に取り外し出来る棚を設けて有ります。更に全体に観音開きの扉を付けて中に小物を収納し、扉を閉めて見えない様にしました。 普段は子供が触らないように、裏面は壁に押し付けて設置します。この為、突起部を無くし、取手は付けず、扉 引出共に丸穴を開けて指を突込み開ける様にしました。保育園 幼稚園では使い易い家具だと思います。 欲しいと言う方は町田市相原に有るアール工房(検索できます)まで連絡ください。
これは某保育園から頼まれて作った絵本の飾棚と書庫と小物入れを兼ねた家具です。 高さ90センチ 幅50センチ奥行き35センチの家具です。 下の開口部は図鑑その他重い厚い本を収納する本箱になっています。 上は4段の階段状になっており、絵本を立てて飾るスペースです。見にくいですが15ミリの丸棒2本で本が前に倒れて来ないようにしてます。普通はこの部分を箱状にしますが、それでは中にゴミが溜まり掃除し難いとの要望で横棒2本で本の倒れ止めとし、手が入る様にして、清掃の簡便化を計りました。階段状になった本立は若干後ろに傾斜させてあります。最上段は子供では手は届いても抜き取るのは難しいかも知れません。材料は集成材で厚さ20ミリとしました。それ程難しい構造では無いので 器用な人は作れると思います。
この鉋 どんな経緯で何処で手に入れたか忘れてしまった。それでも銘は千代鶴となっている。千代鶴是秀と言えば有名な鍛冶屋だが、多分その人本人が作った物である訳が無いと思う。恐らく鉋を売る為に、問屋が打たせた銘だろう。使って見たが、一応切れるが思った程では無かった。まあ私の試し削りでは、切れる切れ無いを判断するのは難しい。 こうして何処かの骨董市に流れて来たからには、前の持主も諦めて放出した可能性が高い。それでも東京の鍛冶屋の作った物と言う感じはするが、どうだろうか。
先日インターネット道具販売を行うサイトをチェックしていたらこれと良く似た鉋刃の写真が載っていた。良く見るとそっくりではないか。是秀の箱書きが付いていた。では私の鉋はどうか。多分是秀本人が作った物では無く、知り合いの鍛冶屋に作らせて銘を入れた可能性は有るかも知れない。偽物も出回っただろうから、余り信用してない。しかし私の鉋はベタ裏なのでこれを直して、台を新たに作り直せばもっと切れる鉋なのかも知れない。
先日インターネット道具販売を行うサイトをチェックしていたらこれと良く似た鉋刃の写真が載っていた。良く見るとそっくりではないか。是秀の箱書きが付いていた。では私の鉋はどうか。多分是秀本人が作った物では無く、知り合いの鍛冶屋に作らせて銘を入れた可能性は有るかも知れない。偽物も出回っただろうから、余り信用してない。しかし私の鉋はベタ裏なのでこれを直して、台を新たに作り直せばもっと切れる鉋なのかも知れない。
これは山崎さんが私にくれた物だ。 多分山崎さん昔の仕事仲間からもらって来た物だろう。見ると古い鉋の様に見えるが、台には1958年10月1日とゴム印が有る。これが恐らく購入した日だろう。 40年以上前のものだ。 台には中仕上とマジックで書いて有り、その目的で使っていたと思われる。 研いで使って見たが切れる鉋だった。 裏刃には則冶と有り共裏では無い。台尻にツネオと掘り込みが有るから、これが以前の持主の名前だろう。流れ流れて私の所にやって来た。大切に使わせてもらおう。最近刃を研ぎよく見る。面白い事に地金の色が研ぎ上げると鋼の色と変わらない感じだ。恐らく古い釜地とかチェン地を使って無いのだろう。地金で研ぎは随分違うから、誤解を恐れず私の経験で言えば それ程上等の高価な鉋では無かったかも知れない。
この輝虎銘の鉋は何丁か持っている。 それだけ広く流通した物かも知れない。 有る時ネットオークションサイトにこの輝虎銘の鉋が有った。 そこには作者 中野武夫氏の名前が有った。 何となく納得した。 大切にしようと思う。 作者が判って良かった。
(2019/8/5)
この輝虎銘の鉋は何丁か持っている。 それだけ広く流通した物かも知れない。 有る時ネットオークションサイトにこの輝虎銘の鉋が有った。 そこには作者 中野武夫氏の名前が有った。 何となく納得した。 大切にしようと思う。 作者が判って良かった。
(2019/8/5)
これも山崎さんの道具箱に有った鉋だ。この様な面取り鉋を思ったより沢山持っていたので驚いた。飾り面を取る必要の有る仕事をしていたのだろう。 何かフラッシュ家具作りかと思ったがそうではないらしい。 大きくごつい手だが、結構器用に使って、豪快に素早く物を作る。 あの感じは私には真似出来ない。 私が作ると 何となく線の細い物が出来る感じがする。 人が作るとやはりその人の個性が出る。 機械で削るのとは違う。
こんな鉋も使ったのか。入り隅を丸面に仕上げる鉋だろう。小さくて指で摘み手首の捻りで削る物か。 少し使った跡がある。今回山崎さんの道具箱から色々な種類の鉋をもらった。 少し使った物もある。 跡は大切に保管しておこう。 山崎さんには必要なら何時でも返すと言ってある。 もう仕事する気は無いらしいが、私は色々教えて欲しい事がある。
これも山崎の焼印が2箇所有る。台は黒檀で補強してある。かなり使い込まれている。 これが無いと上手く削りだせない所は多いだろう。しかし一枚刃なので逆目が立ち易く使いこなしは難しい。 使いやすく柄を削りだしている。私も少し使わせてもらった。 やはり慣れないと使いこなしは難しい。
これも山崎さんの物だろう。左勝手と併せて右勝手を購入したのだろうか。どうも同時に買ったとは思えない。 台の色も長さも若干違う。蟻溝の底を削る為か台は改造されている。買った物は素材で自分で使いやすく改造しただろう。そうやって鉋の使い方を覚えるのかも知れない。