今日は天気が悪いので 家にこもって鉋の手入れしている。 引出からこの鉄翁鉋を取り出して研ぎ直した。 この鉋の刃裏を見ると 何となく錆跡の丸いブツブツが有る。 これが取れないと駄目かな。 それでも何度か研ぎ直しているので 錆はかなり落ちたと思う。 そこで少し削って見た。 まあまあ削れる様だ。 以前の削りと比べて格段に良くなったと言う事も無い。 まあ普通に削れると言う事だ。 この鉋の実力はこんな物なのか、或はもっと切れる物なのか 判断に迷う所だ。 刃も5分程度 研ぎ直した物で それ以上じっくり研ぐのは 集中力が途切れて難しい。 まあ思い出した様に時々出して 研ぎ直して削って見ると言うのが今のやり方だ。 それだけで 趣味としては十分楽しめると思うのだが。
この鉋は相当昔 入手した物だ。 どう言う経緯だったか余り覚えて無い。 色々研ぎ直して見たがそれ程切れない鉋と言う印象だ。 切れ無いのは台が良く無いからだろうと考えて台を打ち直した。 台になる材料も不足なので 長く放置していたが、たまたま友達の工房にコナラらしき材が有ったので それを譲ってもらい使った。 刃も短いので比較的薄い台にした。 勿論一枚刃で仕立てた。 台が出来て削って見たが どうも思わしくない。 がっかりして 暫く放置していた。
所で今日は久し振りに東京にも降雪の予報が出ている。 午前中ちょつと外出したが 曇りで寒い。 すぐに帰宅して午後は 自分の作業部屋でこの鉋を出して台の調整と研ぎ直しを行った。 削って見るとまあまあの削りが出来た。 以前は引きが重くて ビリツキも有ったが今日は 上手く削れる様だ。 何が良かったのか良く判らない。 まあこの鉋の名誉の為にも この削りの様子を残して置こう。 これだけ削れたのは今回が初めてでは無いかな。 刃も短く消耗しているので、普段使いにはならない。 この後も引出で保管される事になるだろう。
所で今日は久し振りに東京にも降雪の予報が出ている。 午前中ちょつと外出したが 曇りで寒い。 すぐに帰宅して午後は 自分の作業部屋でこの鉋を出して台の調整と研ぎ直しを行った。 削って見るとまあまあの削りが出来た。 以前は引きが重くて ビリツキも有ったが今日は 上手く削れる様だ。 何が良かったのか良く判らない。 まあこの鉋の名誉の為にも この削りの様子を残して置こう。 これだけ削れたのは今回が初めてでは無いかな。 刃も短く消耗しているので、普段使いにはならない。 この後も引出で保管される事になるだろう。
昨年 この鉋の為に台を打ち直した。 それで削って見ると どうも今一上手く削れない。 暫くそのまま放置していた。 台を作り直すのは切れる鉋と思うからだ。 今回改めて台を見ると 下端の精度が良くない様だ。 台直し鉋で削り直した。 刃の研ぎも良くない。 台を打ち直した時に刃の斜めも修正した。 刃を潰して付け直したので研ぎが十分で無かった様だ。 研ぎ直して削って見ると 以前同様に良く削れる鉋だと思う。
色々古鉋を蒐集して修理して削って見るが これだけ上手く削れる鉋は 余り無い。 これからも大切に保管しよう。 削りの様子を載せられる数少ない鉋の一つだ。
色々古鉋を蒐集して修理して削って見るが これだけ上手く削れる鉋は 余り無い。 これからも大切に保管しよう。 削りの様子を載せられる数少ない鉋の一つだ。
またまた一丁鉋がやって来た。 と言っても もらった訳じゃ無くて買って来たのだ。 今日は富岡八幡骨董市に行って来た。 天気も良くてそれ程寒くない。 業者の箱の中に鉋が数丁有った。 これを取り上げて値段を聞くと 500円だと言う。 値切りたい所だがこれしか買う物が無いから値切らず言い値で買った。 少し高いかな。 でも仕方ないだろう。 値切って嫌な顔されても面白く無いからだ。 虎マーク 重籐 花押 が刻印されている。
最初は多分 重勝かと思ったがそうでは無い様だ。 相当錆びた鉋では有るが、それ程使って無い様だ。 台は乾燥して変形している。 多分前の持ち主の自作台かも知れない。 台尻に近い部分に大きな節の様な物が有る。 プロはそんな材料で台を打たないと思うからだ。 この虎は何となく猫の様な虎だ。 何処の誰が作った物か 今の所不明。 はたして重勝に繋がる弟子の作品で有ろうか。 既に重勝関連の鉋は何丁か持っており、またもう一丁増えた。
普通ならまず買わないだろうが、虎マークに引かれて買って来た。 この虎は右側に顔が左側に尻が来るように描かれている。 中には左を向く虎マークも有るから面白い物だ。
際鉋は既に持っているし、 多分使う機会は無いので 取敢えず刃と台を整備してそのまま保管する予定で居る。
最初は多分 重勝かと思ったがそうでは無い様だ。 相当錆びた鉋では有るが、それ程使って無い様だ。 台は乾燥して変形している。 多分前の持ち主の自作台かも知れない。 台尻に近い部分に大きな節の様な物が有る。 プロはそんな材料で台を打たないと思うからだ。 この虎は何となく猫の様な虎だ。 何処の誰が作った物か 今の所不明。 はたして重勝に繋がる弟子の作品で有ろうか。 既に重勝関連の鉋は何丁か持っており、またもう一丁増えた。
普通ならまず買わないだろうが、虎マークに引かれて買って来た。 この虎は右側に顔が左側に尻が来るように描かれている。 中には左を向く虎マークも有るから面白い物だ。
際鉋は既に持っているし、 多分使う機会は無いので 取敢えず刃と台を整備してそのまま保管する予定で居る。
昨年暮 敷地の東側の土手に有る樹木を伐採した。 それを少し切り取り ククサまがいの物やお椀を制作した。 最初は手持ちの丸鑿で掘れる物か試して居たが、出来そうなので幾つか作る内にこんなに溜って来た。 これ以外にもう一丁製作中に物が有る。 左端から順番にピーナッツ入れの積りのお椀 ククサの試作 この2品は 藪椿らしい材を使う。 その横はククサ本番一作目 二作目 三作目となる。 三作目は乾燥中で 仕上げ削り中になる。 これらは椚を使っている。 材は固く無くて掘り易い。 だが材の径が細くて大きな物は作れない。 これだけ作るとさすがに少し飽きる。 取敢えずこの程度で一旦止めておこうか。
このククサと言うカップは山でナイフ一丁で作った物だろうから、本来は結構ラフな作りの物だろう。 サンダーでツルツルに磨いては良くないのかも知れない。 少し鑿跡が残る程度の方がいずれ味が有るように思う。
このククサと言うカップは山でナイフ一丁で作った物だろうから、本来は結構ラフな作りの物だろう。 サンダーでツルツルに磨いては良くないのかも知れない。 少し鑿跡が残る程度の方がいずれ味が有るように思う。
今日は天気は良いが風が強くて 寒い一日だった。 新聞記事にも有った 書道博物館に行って見た。 書道は小学校で習った程度で 殆ど素人だが 文字には興味はある。 館内に展示してある物の大半は拓本の様だ。 古い物が多いので その真筆が有れば 勿論良いには違いないが 残る事は少ないのだろう。 蒐集家 中村 不折の解説も判り易くて 大変参考になった。 石に文字を掘り それが書家の 筆法を充分に伝え 後世に残せると言う 掘りの技術にも大変感心してしまった。 隷書の文字を見ていると 漢字はやはり中国から来た物だなと感じた。 国立博物館 平成館でも展示していると書いて有ったが ここ書道博物館の方が知られて無いのか 人が少なくてじっくりと見られるので良いと思う。 展示替えを有るから 気に入る企画の時に行くと良いと思う。
帰り 鶯谷駅に向かう途中に 笹乃雪と言う豆腐料理のお店が有りそこで昼食を食べた。この豆腐はなかなか美味しい豆腐だ。 良い一日だった。
帰り 鶯谷駅に向かう途中に 笹乃雪と言う豆腐料理のお店が有りそこで昼食を食べた。この豆腐はなかなか美味しい豆腐だ。 良い一日だった。
この鉋は高幡不動骨董市で買った物だ。 台を打ち直している。 結果として多少は削りは改善されたと思うが、格段に良くなったと言う程でも無い。 まあまあ薄くは削れる様だが 引きが重い様に思う。 やはり研ぎと刃の角度をもう少し研究した方が良いのかも知れない。 今回は人造仕上げ砥石で研ぎ上げた後で 天然砥石でもう一度研ぎ直した。 これでまあまあ上手く削れる様に思う。 しかしやはり引きは重いと思う。 しかし特別に重い訳でも無く これは良い鉋と私が思う物と比較すると重いかなと思う訳だ。 要するに感覚の問題だ。 この材は2×4材だが これが檜だと全く違う感覚になる。 まあブツブツ言いながら時々は鉋を掛けている。 たまには砥石も使ってあげないと乾燥してカラカラになる。 下手すると割れるかも知れない。 乾燥し過ぎない様に 砥石の上に別の砥石を載せて不要な砥石を載せて 乾き過ぎない様にしている。 千代信も駄目な鉋じゃ無いと思う。 私が上手くこの鉋を切らすポイントを掴み切れて無いのだろうと思う。
この裏刃は秀貞鉋の裏刃として 一緒に買った物だ。 秀貞鉋は2丁有った。 その内1丁は二枚刃でもう一丁は一枚刃鉋だった。 私は 一枚刃鉋の方を買った訳だ。 いずれ台を打ち直して 二枚刃で使う事も有るかも知れないので、この裏刃を付けてもらった。 銘は 助成となっている。 幅70ミリ 全長50ミリの裏刃だ。 結構立派な物だ。 このサイズだと簡単に入手は難しいと思い 鉋刃と台が別に置いて有ったので あえて裏を付けてもらった。 と言う事はもう一丁は二枚刃鉋だが 裏が無い事になり 売り難いかも知れない。 でも骨董屋はその事に気付いているかどうか知らないが 簡単にOKとなった。 これだけ幅広の裏刃は余り見掛けない。 入手して置いて良かった。 もう一丁の二枚刃鉋は使い込んで有って台もぼろかったので これで良かった。 現在の台にこの裏刃が入るかと言うと あと1ミリ程度の事だが入らない。 だから取敢えず別々に保管して置こうと思う。
久し振りにまともな鉋を入手した。 まだ手入れの途中で試し削りもしてないので 良く切れる 良い鉋とも言い難い。 一般によく見る八分の鉋よりもさらに少し幅広の平鉋だ。 大工が使う道具箱に有ったから 大工が使った物かも知れない。 刃には厚くグリスの様な物が塗って有った。恐らくは錆止めの積りだろう。 それに刃と台は別々に保管して有った。持ち主は既に亡くなり その息子と言う方が管理していた物と業者は言っていた。 鉋刃は幅80ミリ 全長105ミリ有った。 少し使った様だが 恐らくは柱の仕上げ削りでもした物だろうか。 同じ銘の刃が2丁有った。 これはその内の一丁だ。 台は幅92ミリ 全長 275ミリ 厚み30ミリで普通のサイズの様だ。 刃幅が特に広いので台幅も広くて私には持ち難い様だ。 この台は鉋の元の所有者の自作台かも知れない。 作って相当時間も経過した様で下端には狂いが来ている。 銘は秀貞と有る。 どこかで聞いた有名な鍛冶屋の銘を逆転させた感じの銘だ。 はたして三木の鍛冶屋さんと関係有るのかどうか判らない。 今の所手掛かりも無い。 取敢えず刃に塗ったグリスを落として 研ぎ直している。 これから台も修正して使える状態まで持って行きたい。 まだまだ時間が掛るがそれは それだけ長く遊べると考える事にしよう。
この所天気 暫く晴天が続き 気分は良い。 今日は今年初めて 高幡不動骨董市に行った。 何時もよりは業者の数も少ないかも知れない。 一回りして 裏手でこの鉋を見付けて購入した。 この業者は比較的安い値段の物が多い。 棚に置いて有る物はどれも 200円だと言う。 この鉋は 錆びて古く見えるが それ程古い物では無い様だし、殆ど使って無いと思われる。 刃幅47ミリ 全長90ミリ程度で 頭部も鉄がめくれて無いので それ程使って無いと思う。 銘は 丸の中に何かの記号の様な物が打たれている。 このマークの小鉋は他にも2丁持っている。 しかし作りはそれぞれ違う様に思う。 鉋刃を打った鍛冶屋は別々の様だ。 中でも今回の物が一番新しい物の様に思う。 台を見ると刃の入る溝の脇台頭側が裂けていた。 多分台が乾燥して刃を締め付けて 脇に割れが入ったのだろう。 今回はこの脇の割れに 接着剤を擦り込み 再接着して後で脇から竹釘を打った。 木ネジでも良かったが 鉄だと後から鉋も掛けられないので、竹釘にした。 これで割れは広がらないし何とか 使えると思う。刃は軟鉄に鋼を付けて 作った普通の作りの物と思う。 それ程切れる物とは思えない。 まあ糸面取りや荒仕事に使えば良い。 頻繁に使って研ぎ直せば 何時かは切れる様になるのかも知れない。 台幅58ミリ 全長223ミリ 厚み28ミリで小型で扱い易いサイズだ。 今使っている物と入れ替えて 暫く使って評価して見ようか。