大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

花台試作 その2

2020-07-31 21:39:23 | Weblog
雨の多かった7月も今日で終わりだ。 今日も曇りだが少しは日も差した。 やっと待ち望んだ梅雨明けも近い様だ。 これから蒸し暑い季節がやって来る。  それでも雨よりは少しましだ。
コロナの感染拡大が止まらない。 困った事だ。 広く一般に広がっているとすれば、喫茶店も危ないのかな。 なるべく行く回数を減らそう。  今日も午後から 少し木工を行った。

さて花台の試作加工を行っている。 板の妻手側に端バメを入れる加工だ。 今回は鑿使いの練習も兼ねているので 総て手加工で行った。 やっとここまで来た。 少し失敗も有り繕っている。
これで端バメがピッタリ合えば問題無いが そうは行くまい。 これから微調整に入る予定。まだ端バメの溝に対して ホゾが若干厚いので これを削って合わせる必要がある。 鑿と鏝鑿を使い少しつつ削って行く予定。 まだ先は長いと思う。 まあ時間はたっぷり有る。 それに集中して作業出来るのは2時間程度なので 飽きたら ソファでひっくり返って休む。 八王子の工房では気ままに出来ないから 材料取り以外は 自宅で作業する。 このペースで行くと まず8月一杯掛るだろう。 それで良い。 
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農業老人

2020-07-28 10:33:57 | Weblog
今日も朝から 小雨が降る。 蒸し暑い。  蚊も飛んでくる。  庭に出ても最悪の状態だ。家にこもり 音楽でも聴きながら ソファーで昼寝が 一番だが、毎日では やはり飽きる。

新宿から電車で1時間弱 西に行った多摩に住む。 周りは団地が多い。 幸いわずかに有る我家の庭でインゲン豆を育てている。 初めて栽培した割には 良く出来た。 庭に出るとすぐに蚊が飛んで来るので、 事前に双眼鏡でどの辺りに豆げ生るのか 確認してから 急いで むしりに行く。 大きな葉っぱの影で 見落としも有るから 大きく育った物も有る。 これで何回目の収穫か 忘れたが 百円ショップの種にしては上出来だ。 十分元が取れた。 それだけでは無く ささやかな野菜の栽培では有っても 結構面白い物だ。 わずかな土地を借りて 野菜を育てる人達の気持ちも 理解できる様になった。 こうして自宅の庭であれば 気ままに出来て 収穫も有り暇もつぶせるのは ナカナカ良いと思う。  デパートのソファーにもたれ掛り 昼寝している老人も 居るが 農業老人の方が 少し健康的かな。 インゲンを細切りにして、油でいためて 醤油で味付けして 卵とじにして食べるのが好きだ。 太くても案外と柔らかい物だな。

最近 蒐集老人から木工老人へ変わりつつあるが、同時に 農業老人にもなりつつある。 自分はまだ若いと思って居たのだが、やっぱり老人かなと妙に納得するこの頃だ。
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欅材の花台試作 その1

2020-07-28 09:31:24 | Weblog
箱物は少し飽きて来たので 少し違う物を作って見よう。 今回は試作となる。 技術的にやった事が無い加工を行うので、失敗の可能性も有るからだ。  材は欅を使う。 まだ若い欅だと思う。 厚みは50ミリ有るので バンドソーで8センチ幅でリッピングして それを半割にした。これを接ぎ合せて 長手38センチ 妻手32センチ程度の 板を作った。 鉋で平面を出したが 木目がもめて居て 一枚刃鉋では 逆目が立ち上手く仕上がらない。 二枚刃の鉋で裏をしっかり利かして 削り仕上げた。 これに端バメを入れる事にした。 端バメ材は スライド丸鋸で 端を45度切断した。 この板を台に乗せて墨付けした。 端バメ材は幅7ミリ程度 深さ1センチ程度決る予定だが これは昇降盤で出来るし、残りは手加工でやろうと思う。

さて台の方は どうするか。 ルーターで掘り込む事は出来るが 埃と音が煩いので 鑿で手加工出来ないかなと思って居る。 機械で加工すると 早いが 一瞬のミスで失敗作となる可能性が有るので 出来れば 手加工でやりたいと思う。 頭の中で手順を確認している。 上手く出来たらまた報告しよう。  この後 ローソクホゾで足と柱を立て、 柱に欄干を梁渡す予定でいる。
脚は若干 外反りの猫脚を考えている。 まだ先の話だ。 これはまだ長く掛るだろうと思う。 取敢えず台となる板と端バメを加工して 端バメの入る墨付けを行った所だ。
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0723 巨豪鉋の削り

2020-07-26 14:16:30 | Weblog
この所 道具類で遊ぶ事は余り無かった。  7月初めに 富岡八幡骨董市に行ったが その後この骨董市も コロナの関係で開催自粛となり しばらく開催出来ないだろう。 その時に買った鉋は既に このブログで紹介した。 刃の欠けが多くて修理に手間取っていた。 欠けは大分取れて来たが まだ完全では無い。 何故なのか判らないが 錆も欠けも取れても切れない事が多い。 大体 一裏程度は使って研ぎ減らないと 本来の調子はで無い様だ。 それだと この鉋ばかり使う訳でも無いので 調子が出て来るのは もう忘れた頃になる。 今回まだ 一つ欠けの痕跡が残る状態だが 試し削りして見た。 やはり引きは重い様だ。 まだ十分研げて無いのだろう。 削り屑も割れて居る。 まあここまで来れば もう少し我慢して使えばもう少し良くなると思う。

全く使い物にならない鉋で無くて良かった。 この鉋でもう少し遊べそうだ。
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箱に蓋を付ける

2020-07-23 20:28:13 | Weblog
今日も雨だが 連休に入った。  その途端にコロナ感染者が急増した。 この感染症はいつ納まるのか 想像もつかない。  家に居たが バスに乗り 近くのレストランに昼食を食べに行った。 不要不急の外出と言われそうだが、家に居ても気が滅入るので 美味しい物でも食べて ストレスを解消したい。

さてその後 この蓋を作った。 もうあらかた出来て居たのだが 今日は柿渋とOILを塗って仕上げた。 まあこの黒い筋は 模様にも見えるし、それを活かして見た。 縁には今回も鉄刀木を貼り付けて 飾りとした。 蓋は箱本体よりも若干大きめに作り その替わり摘みは付けない。 縁を若干掘り込んで 箱に載せてピッタリはまる様にして見た。 いずれ若干収縮して 緩くなるだろう。 この箱はこれで完成とする。  今はこの箱の中に 血圧計を入れている。 これで机の上は少し片付くだろう。 この所ずっと箱物を作って来た。 次は 花瓶を載せる台でも作るかと考えている。 既に材料は準備している。  またまた自粛生活に戻るかも知れない。 そうなれば 時間はたっぷり有る筈だ。
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柿渋と寿司屋

2020-07-23 10:35:49 | Weblog
今回も日常の一コマを紹介して見ようか。  今日も雨だ。 湿気が多くてカビがすごい。 先日から作っていた箱の蓋に柿渋を塗った。  この柿渋は先日 町田の東急ハンズに買いに行った物だ。 これで2個目となる。  それ程 使わないと思ったが アット言う間もなく 1個目を使い切った。 最後は 固まり掛けてドロドロしていた。  この500ミリリットルで1300円程度しただろう。 結構高い塗料だ。  これを買いにわざわざ町田まで行く事も無い様に思う。 

さてわざわざ町田に出かけるのは、この大黒と言う寿司屋に寄る為だ。 コロナ禍でストレスも溜まるので、寿司でも食べて一杯 昼から飲みたいからだ。  前回は 寿司の回転も無く 注文で握ってもらったが、今回行って見ると 昼のせいも有るだろうが、人も多く 寿司も回転していた。 寿司にはビニールシートが被せて有り、まあ一応は対策している様だ。 生ビールとぐい呑み酒を飲み 寿司を食べた。  久し振りに食べて(でも先日も近くで食べているが)美味しかった。 町田は買い物だけでなく ここに寄るのを楽しみにして居る。 店のレジで ポイントカードを作る事を勧められて 大黒カードを作った。 宣伝する訳では無いが こう言うのも日常の一つの楽しみだ。 
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コナラ虫食い跡

2020-07-22 10:30:51 | Weblog
このコナラ材は切った時期が悪かった様だ。 葉の茂る夏時に切ったと思われる。 丸太を材に挽いて見ると 時々虫食いの後が有る。  既に材を加工した後で見つかると再製作するのは面倒なので そのまま使う事が多い。 虫食いで 材の粉になった柔らかい部分を 掘り取り別材を埋める。 上手くやれば 目立つ事は無い。  修理跡を写真に撮ったが 判り難いので 印を付けて置いた。 こう言う木工も良いのでは無いかな。
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茗荷収穫

2020-07-22 10:05:26 | Weblog
今年の梅雨は長い様だ。 早く暑くなっても良いから梅雨明けしてくれと願う。 今月末までは無理なのかな。  所で 新型コロナの感染再拡大の関係なのか、骨董市も再自粛となった様だ。 残念だが仕方無い。 このブログも 道具の登場は無く 日常を載せる事になる。

さて雨が多い事が 影響するのか 我家の庭の片隅に有る、茗荷の芽が良く育つ様だ。 これで今年二度目の収穫だが 何時もの年の倍ぐらいの収穫は有ると思う。 これを細かく切り吸い物にしたり お摘みにするが、余れば 酢漬けにして保管して置く。 これで暫くは楽しめる。 蚊の多い 茗荷の森に手を入れるのは 嫌なのだが仕方ない。 花が咲いて 白い物が見える辺りに手を突っ込んで 効率良くむしり取る様にして居る。 花が咲くと何となく実がふやけて味が落ちると言う様だが、 まあ花が咲く前に取るのは難しく 諦めている訳だ。  

買わずに 食べられる茗荷は 有り難い。 こう言う何気ない事が日常になって行くのかな。
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箱 組立と塗装

2020-07-18 21:44:25 | Weblog
外枠だけ組立した所で 底板の取り付けを 一時中断していた。 底板が反る可能性が有るからだ。 つまり材の乾燥が不十分と言う事になる。 そこで今回は電子レンジに底板を入れて温めて見た。 それでもそれ程板に反りは来ないので 多分問題無いと考えて 底板を取り付けた。 その後 今回も柿渋を塗って見た。 この状態で放置しても 乾燥で変形しても困るので 早速OILを塗り込んで 磨いてみた。 これがコナラなのと言う感じに仕上がった。 良く見ると 表面に うっすら 割れが見える部分が一カ所有った。 パテを擦り込んで誤魔化して置いた。 余りステキな模様でも無いが、まあ仕方無いだろう。 これで箱本体は一応完成となる。 後は蓋を検討している。 これで何の細工も無い単純な四角い箱では有るが これでもキッチリ作るのは結構難しい。 OILが乾いたら その後に蜜蝋WAXを塗ってやろうと思って居る。 今回は留の部分も剥がれて来ないと期待している。 この冬を越して 乾燥したした時に何か問題が起こらない事を期待している。
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箱の製作(コナラ)

2020-07-18 11:51:27 | Weblog
毎日 良く雨が降る。 今日も雨だ。 散歩に行かず 家で箱の製作を行っている。 この箱は220×180×70 程度の大きさにしている。 この大きさに特に意味は無い。 材料の関係で取れる大きさになる。  今回も留で接着しているが、木口の接着だけでもたせるのは 無理が有るので、今回は木口に溝を切り 雇サネを入れて見た。 サネは溝にピッタリの寸法で作ると 組立時 留が上手く合わない事が有るので サネは少し緩めにした。 その分接着剤を多めに塗り対応した。 これで上手く出来た様だ。  これで効果が有るのかどうか。 組み上げて 材がもう少し乾燥して 来た時にどうなるのか 様子を見ようと思う。 つまりこれは試作となるのかも知れない。 底板も同じ材料で接ぎ合わせて 平面を出した所。 底に嵌め込まないのは 材が動くか 様子を見て居る為だ。  このコナラ材は 黒い模様が入り 何となく気持ち悪い感じだ。 箱の 上縁にはタモ材を薄く貼り付けている。 だから雇サネの溝は見えない。 少しつつだが 色々改善しながら 箱作りは まだ続く。 さて今回は蓋をどうしようか。
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