大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

515 初友 鉋の削り

2014-10-31 22:27:24 | Weblog
先日 台を打って作った初友鉋の削りを 行って見た。 初友の刃は 地金が二層になっていた。
こう言う地金の鉋は他にも見た事が有る。 まあ比較的研ぎ易い方だろう。 まだ十分刃が研げて
いないが、台に入れて 削って見た。 最初は 鉋屑が 割れて出て来て全く駄目だった。
裏の錆た部分が十分研げて無い様だ。 改めて研ぎ直すと 結構硬い鋼の様に思う。 何とか
研いで 何回目かにやっとここまで削れる様になった。 桜の台も案外良いかも知れない。
残念ながら 刃の長さが短くて もう使い切った感じだ。 台も薄く作って有るので 余り力を
入れると しなるかも知れない。 兎に角 自作の台で 一応そこそこの鉋屑が出せたと言うのは
大変 嬉しい。 これから古鉋の台を徐々に自作台に入れ替えて 暫くこれで遊べそうだ。 
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514 偵光 鉋の削り

2014-10-31 09:50:08 | Weblog
この鉋は既に紹介した。 この刃を買った時は 、 刃先が細かく欠けていた。 多分裏だしに
失敗したのかも知れない。 無理に裏だしせず、少し裏を研ぎ下ろして、べた裏気味の所は
グラインダーですきとり 対応した。 確かに固い鋼で研ぎにくい。 なかなか研ぎ下ろせず
最近 台も作ったので やっと研ぎ上げて、使って見た。 まだ真中に若干欠けの跡が残る
らしく 鉋屑が真中で割れて出て来る。 やっとそれらしく削れる状態になってきたが、すでに
刃の長さは短くなっている。 それでもやっとまともに削れる様になり嬉しい。 もう少し調整
して 薄削り出来る様になれば良い。 同好の志は居らず 自分ひとり あれこれ考えながら
試している。 まあそれで十分楽しめる。 最近は骨董市にも、ご無沙汰で 今まで持っている鉋を
試しながら、買いたい気持ちを押さえている。
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0515 一枚刃平鉋 銘 初友

2014-10-30 22:47:16 | Weblog
この鉋刃は町田骨董市で手に入れた物だ。 すっかり忘れていた。 先日 アサダ桜の材が
手に入ったので、台を打って見た。 この題は塗装するととても良い色になると思う。
裏刃も無いから 一枚刃平鉋に仕立てた。 刃が相当斜めに研がれていたので修正したが
まだ不十分だ。 台が出来たので 少し試し削りして見たが、結構切れた。 もう少し研げば
もっと良くなる可能性は有る。 刃が短く 普段使いには適さないので 記念に保管して
置く鉋だと思う。 今回は背の馴染みの部分を丁寧に作ったので しっかりと刃が固定されて
上手く削れるのかも知れない。 台が出来て 目出度い事だ。   
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我家の柿

2014-10-28 08:18:17 | Weblog
最近 夜は冷え込み寒くなって来た。 庭の柿の木も葉が枯れて落ちる様になった。それにつれて
柿の実のダイダイが鮮やかになった。 鳥も目に付くのか良く来る。 脚立を立てて、実を取った。
まだ 色の付かない20個位は木に残した。  それは鳥の食べる分だ。 柿の実は 腹が冷える
と言う。 酒を飲んだ後に酔い覚ましに良いとも聞くが どうだろうか。 少し近所にも
分けて 我家でも少しつつ食べている。 もう少し味の濃い甘い柿で有って欲しいが、実が付く
だけで有り難いと思って我慢しよう。 肥料が足りないのかも知れないし、環境も良く無いの
だろうと思う。 もうすぐ11月だ。 新蕎麦の便りもあり、蕎麦でも食べに行きたいな。
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江戸蕎麦手打處 あさだ

2014-10-21 22:15:19 | Weblog
別に 宣伝をしようと思って無いのだが、浅草橋にある 蕎麦屋 あさだの蕎麦は美味しいので
少し紹介してみたい。  10割蕎麦で特に風味が良いと思う。 JR浅草橋 東口を出て
裏手に行くと 道具屋 森平が有る。 先日此処のご主人が タモリクラブのTVに出て居た。
私は後で知ったのだが、友達がその動画について連絡をくれたので 見たが、映像の内容は
はたいした事は無い。
しかしこの道具屋の砥石はたいした物だ。 森平に行くようになって あさだの 存在を知った。

先日 昼に 此処で蕎麦を初めて食べて見たが、美味しかった。 そこで
今度 大学時代の同期仲間でここで 昼から 酒を飲み 蕎麦を食べる 予定を立てている。
廻りは 問屋街だし 酔ったついでに少しお店をひやかすのも良いかも知れない。
興味ある方は ホームページが有るから検索する良い。 少し辛めの汁は 私の好みに
ピッタリなのだ。 
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我家の柿

2014-10-20 14:33:53 | Weblog
去年は数個しか実を付けなかったが、今年はどうした事か大豊作だ。 枝がしなるほど実が付いた。
其の為なのか 小粒の富有柿だ。  確か府中の植木市で購入したこの柿の木は、日差しが
少ないせいか 成長が遅くて 実も付かない。 それが最近やっと果実を楽しめるようになった。
だが食べて見ると 甘く無い味の薄い柿の様だ。  鳥がきて実をつつくが、まずいと思うのか
すぐ食べずに行ってしまう。  しかし段々秋も深まり、葉が落ちると 柿の実のダイダイが
あざやかになり、見ていても楽しい。 食べても良いが、 このダイダイ色を見ても楽しい物だ。
メジロもヒヨドリも来て もう少し柿を食べたら良いのに。 気前よくご馳走するよ。
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0436 一枚刃平鉋 削りの感触

2014-10-17 20:22:02 | Weblog
この鉋は以前に紹介した。 鉋刃単品でもらって来て、自分で台打ちした物だ。 銘は無い様だが
第五回博覧会 紀元と刻印が有る物だ。 古い物だと思う。 台を薄く作らないと使えないほど
刃は消耗している。 研ぎ直して使って見ると結構 良く削れた。 それ程薄い鉋屑は出せて
いないが、もう少し調整すれば まだ行けそうだ。 しかし台が桜材で 薄くて少し力を入れると
しなりが出て上手く無い。 良く研いで軽く さっと削れば良いのだろう。 まあ自分で作った
台でも 何とかうまく削れる事が判り嬉しい。 やっぱり樫の木で作ればよかったかな。 この
桜材も そめい吉野か何かで、どこかの倒木だった物だ。 お互い廃物を利用して、楽しむのも
良いでは無いだろうか。  
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0514 一枚刃平鉋 銘 偵光

2014-10-13 17:27:42 | Weblog
この鉋刃は 富岡八幡骨董市で購入した。 刃単品で500円位したはずだ。 この日は何も
買う物が無かったので、この刃先に割れの有る刃を購入した。 割れの有る部分を研ぎおろす
のに随分時間が掛かり、暫くこの刃の存在を忘れていた。 もう買って10年くらいなると
思う。 最近 もらって置いたアサダ桜の材で台打ちの練習に この刃を仕込んで見た。
台打ちも慣れて来たので、最近は墨付けして約半日で どうにか鉋屑を出せる様になって来た。
今回は 材料の木表に節の跡が有り 下端に出来ないので、木裏を下端にして台を打った。
普通はやらないが 今回は台打ちの練習も兼ねているので、これでも良い。 結構固い材料だが、
ねばりが有る様だ。 刃を追入て下端を均して、少しけ削って見た。 赤松材なので 比較的
柔らかく 上手く削れた。 刃先にまだ 割れの痕跡残るので 鉋屑は二つに割れるが、比較的
軽く引けた。 一枚刃なので当然だろうが、他の鉋ではこうは引けないので、まあ切れる刃
だろうと思う。 長く引き出して眠っていたが、 これから少しはお役に立ちそうだ。
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一枚刃平鉋  銘 長光 八分

2014-10-10 18:30:34 | Weblog
友達からもらって来た、 長光の鉋刃が一応 研ぎあがったので、台を打って 刃を仕込んで
見た。 今回は 以前購入して置いた 白樫を使った。 いずれ二枚刃の鉋にするつもりだが
今回は取敢えず 一枚刃の鉋に仕立てた。 大体 半日の時間が掛って 何とか 仕込めた。
後は 少し刃を台に馴染ませてから 下端を調整して 削れる様になる。 もう少し時間が
掛かるだろう。 一枚目の長光は 抜群の切れ味とは言い難いが、二枚の長光はどうだろか。
期待している。  上手く削れたらまた 報告しよう。
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0510 一枚刃平鉋 銘 あずま白鳳 六分

2014-10-06 10:07:07 | Weblog
この鉋も以前 紹介したと思う。 刃が使い込まれて短いので 反り台鉋に改造して有った。
反り台は使う機会が無いので、台を打って平鉋に作り直した。 台は 桜材を使った。
ねばりは有るが 鉋台として適当かどうかは不明。 今回も 裏刃は付いて居たが 当面一枚刃
で作った。 裏を入れる 押さえ棒が 失敗するとどうにも成らないので、少し使って切れたら
裏を入れようと思う。 台は厚味23ミリと薄く使いずらい。 刃が短いので それに合わせた。
刃は若干立ち気味に仕込んだ。 硬い材を削れる様にする為だ。 白鳳は道具曼荼羅にも記述が
ある鉋だが、それと同じ物かどうか不明。 本には あずまと言う文字は無かった。 後の
時代の物だろう。 鋼は硬そうだが、研ぎは比較的楽だった。 中砥に#1500を使った
からだろう。 暫く寝かせて 刃が台となじんだら、下端を調整して試し削りして見よう。
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