大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ソロの木 荒木取り

2024-02-23 10:46:59 | Weblog
今日は寒い日だ。   さて1月の終わりごろ 団地内の樹木剪定を業者が行い、その時ソロの木2本を伐採
した。 そのソロの木の丸太を少しもらい受けて置いた。 それは既にブログにも載せて置いた。

その丸太の1/4割材で 座面となる予定の材を荒く木取りして置いた。 厚み40ミリ 長さは35センチ
程度で 幅は色々だが8センチ程度だろう。 この状態で木口にボンドを塗り 乾燥割れを防ぐ様にしている。
材が生乾きなので約1年はこのまま保管して 徐々に削りながら形を整えようと思って居る。
まだかなり湿り気が残る材だ。  丸脚の後ろに積んであるのが その座面用材料だ。

更に脚になる材は 別に枝から鋸でひきわりして、丸めて見た。 これが癖の有る材で まあ普通なら使わない
所だが 今回はこれを使って見た。  アテ部分なのか とても硬い部分が有る。 材の中に虫食い 入皮の
様な部分が有り 切り取って別材を接着している。 乾燥するにつれて徐々に曲がりも出て来た。
そこで 曲がりを見ながら 少しつつ削っている。 丸足は末 21ミリ 元32ミリ 長さ460ミリ 程度
で揃えて有る。 もう少し乾燥が必要だ。 此処まで加工して後は材が乾燥したら 後日加工しよう。 ソロは
柔らかい木と思ったが そうでも無い様だ。 

まだ材料は十分ある。 見ると肌の白い材料だ。 これが切って放置すると 木口からカビが入る様で
注意が必要だ。 取敢えずボンドを塗り割れとカビを防ぎつつ、次に何を作るか考えて居る。

自分は木工家では無いと思って居る。 木工は手足と頭を使う訓練でもある。 好きな事をやり 生きて
居れば長生きも可能かも知れない。 人と交わり遊ぶ事は苦手なので、この趣味が無いと 煮詰まって
しまう。 椅子作りは丁度良い。
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財布の購入

2024-02-16 09:44:11 | Weblog
春も近いと感じさせる暖かい陽だ。  気分は良いのだが どうも手足に違和感がある。 朝動き出すとき
筋肉が固まっていて 動きが悪い様だ。 これは散歩して少し使うと改善させる。 右手親指は良くない。
財布から小銭をつまみ出すときに 上手く摘まめない。 人差し指も動きが悪い。 普通ならもう少し
反り気味に出来るはずだが 真直ぐ伸ばす以上には 反らない。

さて何時も使う財布は左側の物だ。  これは骨董市で鉄道忘れ物 業者が安く売った物だ。 500円だった
筈だ。 これを何時もは使う。 チヤックの部分に小銭が入る。 中に仕切りが有り 分けて収納できる。
使い良いのだが、これが大体30度程度までしか開かない。 だから中の小銭を指で摘まみ出す事になる。
これが急いでいると上手く摘まめない。 要するに高齢化の為す業だろうと思うが、後ろに人が並ぶと
焦る。 硬い皮で 開きが悪いのも有るだろう。 そこで右側の財布を新たに購入した。 これは6千円
強と高い。  小銭入れは財布の表面側に有り、ここがガバっと開く。 中の小銭が取り出し安い。
まあこのタイプは良くある物で、珍しく無いと思う。 

詰まり 老人となった為に 手の動き 指の動き 足の筋肉の動き 総てが思う様にならない。 当然
内臓の部分にも劣化は見られると思う。 体の発する信号を注意深く感知する事が重要だ。 使い難い物を
無理して使わず、自分に有った物を 気持ちよく使い 気分よく生きていく事が大切な年代に差し掛かった
のでは無いかと思う。 不満をため込まない様にしなければ。 今日は良い天気だ。
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0761 二枚刃平鉋 銘 輝秀 六分

2024-02-12 18:11:50 | Weblog
この鉋は 布田天神骨董市で入手した物だ。 既に1度紹介した。 今回は刃を研ぎ直して台も整備したので
再度鉋として紹介しよう。  此処には二枚刃平鉋としているが 実際は 裏金も押さえ棒も無く 普通の
平鉋として使って居たらしい。  台は比較的良さそうだ。 割れも無い。 台長275ミリ 幅83ミリ
厚み28ミリ程度で 薄い台になっている。 刃が70ミリ弱と短いので 薄い台は丁度良い。

刃はかなり無理に金槌で打たれたらしく 頭部の鉄のめくれがすごい。  研いで見ると比較的上手く使って
有る様でそれ程ベタ裏にはなって無い。 だが刃先の中央寄りに 2ミリほどの欠けが有る。 これは
研ぎ落すしかないが、そうすると 裏が無くなるので また裏押しからやらねばならない。 それは面倒だし
刃の全長も65ミリ程度になってしまうだろう。 無理にそこまでして 整備して使う事も無いだろう。
時間も相当掛かると思う。 そこで今回は 台を綺麗に削り直して、刃を研ぎ直してそのまま保管する事
にした。

そうすると何の為に買った鉋なのか 判らない。 まあコレクションとしてしまう為に買ったみたいだ。
だが今回は深入りせず このまま保管して何時か取り出して 整備して使うかも知れない。 石堂は他にも
持っているから、無理に使う事も無い。 押さえ棒は抜いて有ったので穴は埋めて置いた。 台には蜜蝋
WAXを塗って置いた。 台頭と台尻も面取りして有った。  家具屋が使って鉋なのかも知れない。
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布田天神骨董市の収穫

2024-02-11 16:36:38 | Weblog
今日は天気も良さそうだ。 少し風が有るか。  早速布田天神骨董市に行った。 行って見ると今日は
何か行事が有る様だ。 境内にテントが並ぶ。 見ると調布子ども屋台選手権と看板が有る。
屋台で食べられる様な食品を子ども達が作り それを食べて味を競う物らしい。 

そこで骨董屋は神社の庭に移動し店を出していた。 今回の収穫はこれだ。 鉋の上に載る細い棒が有る。
これは何なのか良く判らない。 長さは19センチ程度ある。 幅は8ミリ程度か。 先端は尖っている。
反対側の端は緑に塗られている。 研いでやれば 墨付けの時に使えると思い買って来た。 300円だった。
アライと刻印して有る。  キリの穂先を作っていた アライだろうか。 金属を彫るタガネの様な気もする。
だが そう言う物を見たことは無く 現状は不明だ。

下には鉋が有る。 よく見ると石堂輝秀の鉋の様だ。 しかし状態は良くない。 錆がすごい。 裏刃は無い。
刃の全長は70ミリ程度で もう使い切った感じの物だ。 500円は高いなと思ったが買って来た。
これから整備する予定だ。 新しい台を作れば使えるかも知れないが、もう実用にはならないだろう。
この台が使えそうなら 反対側に穴を掘り 刃を仕込んで保管しようと思う。 それなら少しは使って
切れ味を確認できるだろうと思う。 輝秀の鉋は他にも持っていたはずだ。 無理して買う必要は無かった
かも知れない。 道具の仕立てを楽しむと言う事になるか。
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元町家具屋の今昔物語 高橋保一著 とりい書房

2024-02-07 13:18:50 | Weblog
著者は元町ダニエル家具の会長だった。  亡くなったとの知らせを受けて昨日 お通夜に行って来た。
焼香を終わり帰る時に この本を記念に私にくれた。  ご自由にお持ちくださいとのことだった。
読んで見ると大変面白い本だった。 元町に有る家具屋の二代目として苦労したのだろうと思う。 現在は
家具が 売れる時代でも無いし 現在の社長は三代目として頑張っているが、更に大変だろう。

元町には 長い歴史を持つ店舗は多い。 それらは既に二代目や三代目が経営しており、時代の変化に上手く
対応して上手く お店を盛り上げていくのは大変な事だろう。 この本に経営哲学の一旦は書かれていると思う。
更に ジョサイア・コンドルと高橋家の関係も詳しく述べられており、興味深い。

多分一般の書店では手に入らないだろうから、読んで見たいと思えば、ダニエル家具に電話して入手するのが
良いと思う。 今後も現状の様な高級家具路線で やって行けるのか興味ある所だ。 
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0760 二枚刃平鉋 銘 東京すづや

2024-02-01 23:28:13 | Weblog
久し振りに鉋を入手した。 割と小型の物だ。 銘はすづやとある。 どこで作られた物か調査しているが
現状は判らない。  前回載せた 直秀もすづやと有った筈だ。 なのでこれを選んで買って来た。 500円
だった。 刃幅50ミリ 全長は約90ミリ程度ある。 それ程 使いこんだ物では無いと思う。
しかし頭部は鉄が相当めくれている。 仕込みが硬かったのか 金槌でガンガン叩いたのが良くなかったのか。
めくれはグラインダーで少し削り落として有る。

裏刃は付いて無かった。 自分の手持ちを取敢えず付けて有る。 台は板目台の様だ。 だからなのか割れては
無い様だ。 狂ってはいるがそれ程変形して無い様だ。  刃は錆はすごかったが 一応落として軽く研ぎ直して
有る。 まだ研ぎは不十分だが 軽く削って見ると 良く切れる様だ。  だがまだ削りの様子を見せられる
状態では無い。 刃の研ぎ直し 台の整備がもう少し必要だ。 買った時は 抜けないほど硬く台に入って
居たが、錆を落としてやると 今は緩い。 かろうじて刃は止まるが対策は必要だ。 取敢えずパテでごまかす
事になるか。 

最近は手の握力が無くなり重い鉋はうっかり落とす事が良くある。 だから軽い鉋に目が行く。 これは小型で
良いが それは切れればの話だ。 まだ充分試し削りもしてないが 案外使える鉋かも知れない。そうであれば
嬉しいのだが。 結論は大分先になるだろう。
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中厚鎌 信州型 菊堂製

2024-02-01 17:56:40 | Weblog
もう2月になってしまった。 今日は寒く無い様だ。 久し振りに町田骨董市に来た。 結構な人出だ。
そこでこの 信州型 中厚鎌を購入した。 300円だった。 前回買った鎌は100円と安かったが
余り切れない。 今回はもう少し真面の物を買って見た。 しかしこれよく見ると ホームセンターD2
で売られた物の様だ。 高儀と言う会社がどこかに作らせた物の様だ。 取敢えず 少し研いで見たが
一応切れる様になった。 これで鎌は2本になったので 1本は管理組合に寄付してやろうかと思う。

 伸びた弦を鎌で刈り取ってから 草刈機を掛けると 弦が草刈機に絡みつかず具合良い。 きっと役に
立つと思うが。 中厚なので ある程度硬い草やかやも刈り取れるだろうと思う。 右側が今回購入した
物で左は 前回購入した物です。 これでもホームセンターで新品を買えば結構高いと思うが、調べた
事は無い。
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