大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0042 一枚刃平鉋 国信

2018-02-26 17:26:36 | Weblog
この鉋はかなり前に購入した古い物だ。 元の台はガタが有って 上手く使えない。 そこで 少し修理して見たが 余り効果は無い。 今回は新たに台を打ち直した。 この鉋は際鉋だったが 誤って 鉋刃の端を擦ってしまった。 そこで今回は際鉋刃を 台に斜めに仕込んで見た。 刃は際に出ない様にして 且つ 台に直角では無く斜めに仕込んで見た。

今回の材はマテバシイの枝を使った。 取敢えず刃を仕込んで 様子を見ている。 若干台が動くので この動きが止まったら 台を均して削って見たい。 国信の刃は古い物だと思う。
刃幅45ミリ 全長95ミリ程度有り 余り使われて無い物だと思う。 出来たら国信の削りの感触を確かめて見たい。
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0659 一枚刃平鉋 銘 日本海

2018-02-23 08:46:47 | Weblog
この鉋は 高幡不動骨董市で入手した。 業者は諏訪の宮大工の所から出た物だと言っていたが、道具類を見ると 宮大工の道具の様にも見えない。 刃を見ると 巻いたような渦巻きが廻りに7個有る物で ネットで見る日本海とは若干違う様でも有る。 これは珍しく一枚刃平鉋で まあまあ真面な台だと思う。 少し研ぎ直して削って見たが 良く切れる様だ。 刃幅65ミリ 全長は70ミリで まだ使える状態だと思う。 この日本海鉋には 登録商標が無いので 良くネットに出て来る物と 同類の物かどうか良く判らない。 もう一度研ぎ直して 上手く削れる様なら また掲載して見たい。 
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0658 鉋刃 銘 不明

2018-02-19 23:57:28 | Weblog
これが今回入手した鉋刃の最後の1丁です。 刃幅48ミリ 全長 45ミリ程度です。鋼の残りは殆ど無い様です。  真中に何かマークが有りますが 何かは判りません。 買って来なくて良かったかも知れませんが これも古い物の様です。 殆ど手がかりが無くて 何処の どう言う物か 判りません。 出来たら小鉋にでも仕立てて使えれば良いのですが。
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0646 正国鉋の台打ち

2018-02-19 22:14:58 | Weblog
この鉋刃は大和骨董市で購入した物です。 古い台に入れて使って見ましたが余り良く無かったと言う記憶が有ります。 台も良くないので 改めて台を打ち直して見た。 所がこの台の材料が余り良くない。 材の外側で虫食いの穴や入皮の様な所がある。  まず普通なら使わないが、まあこの正国鉋は それ程切れると言う事でも無いし この台でも良いかと妥協した。 取敢えず掘り上がって刃を挿入して 暫く放置している所。 今回も一枚刃鉋に仕立てている。 いずれ削って見て感触が良く無ければ今回も この鉋刃で焼き戻しの練習を行って見よう。 ガスレンジの直火炙りによる焼き戻しだ。 何となく効果は有りそうだが 飛躍的に良くなると言う事は無い様だ。 

今は税務署に確定申告の時期で 私も今日行って来た。 それでも資料が不足で結局出直しとなってしまった。 気分が良くない時でも この道具いじりすると少し気分も晴れると言う物だ。 切れない正国鉋に辛くあたっても可哀そうだが、上手く行かないと放り出したくなるものだ。  気の小さい 気の短い年寄りと言う物だ。
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曲尺

2018-02-19 18:47:01 | Weblog
この曲尺は 高幡不動骨董市で購入した4丁の鉋刃におまけで付けてくれた物です。 何か真っ黒で錆びていて真鍮でもステンレスでも無いとは判った。 しかし鉄物の曲尺は余り見掛けないので 古い物かなと思いもらった。 実はもう一本有ったから二本もらえば良かったと後から思った。 家に帰り 少し錆を落とすと 銘が見えた。 普通はメーカのマークでも刻印して有る物だが 珍しいなと思った。 曲尺の長手の端っこの部分を写真に納めた。 銘は 極一 弥兵エ ?作 と読めそうだ。 これは何者だろうか。

所で 古道具の楽しみ方 松尾 具屑 (武田書店)を見ると 彼の蒐集した鋸の中に 今本 弥兵衛 作の物が有った。 相当古い鋸の様だ。 ひょっとして この曲尺の作者 弥兵エは鋸の作者と同じ人では無いかと 想像してみるのも楽しい。 この錆びたいぶし銀の色をした曲尺が 和鉄でできた物かどうか 私には判断できない。  もし同じ人が作った物なら この曲尺も相当古い物と言う事になる。  そうだと良いなと勝手に思って ニコニコしている。 この曲尺の名をよく見ると 一番下に 門か鳥居の中に山を逆転した様な 文字が有る。 これは何と読むのだろうか。 不明。  松尾氏の持つ曲尺にも その文字が有る様に見えるが。 
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0657 鉋刃 銘 庄兵衛 ソトヤマ田

2018-02-18 20:55:20 | Weblog
これは三丁目です。 これは比較的厚めの作りです。 銘は庄兵衛 下にソトヤマ田と有ります。
庄兵衛も関西の鉋かも知れません。 そんな記述もありました。 まだ詳細は不明です。これはまだ使えそうです。 反り台鉋でした。 刃幅57ミリ 全長67ミリ程度です。 これも帽子型の頭部です。 特に表馴染み側の反りが深い様です。 最近はこんな反りの鉋見た事が無いです。 古い物だと良いですが これらの鉋はいずれも使う予定は無いです。 参考に入手して見ました。  

商標登録の検索用語を見て釜をソトヤマに変更して見ました。
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0656 鉋刃 ^正

2018-02-18 20:45:31 | Weblog
これは 二丁目の鉋刃です。 真中に銘らしき物が有ったかも知れません。 今は読めませんね。 下の替え先部分に 丸に山正の印が有ります。 まだ十分調べていませんが 現状は何処の誰が制作した物か どの時代の物か不明です。 しかし作りは古い様です。 刃幅57ミリ 全長 65ミリです。 錆を落として 私が 裏出しして少し研ぎ直しています。 使わずに放置した原因は どうも刻印の下辺りに 鋼が割れた様な筋が有ります。 だから使わず放置した物と思います。 私が割った物では有りません。 しかし裏出しに相当苦労しました。 無理に叩いたら多分割れるでしょうね。 他と同様に関西の物かも知れません。
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0655 鉋刃 銘 ベタ亀

2018-02-18 20:32:04 | Weblog
驚いたなー。 これで ベタ亀鉋刃の入手は2丁目だと思う。 以前入手した情報では ベタ亀は 三木市灰田で作られていたそうだ。 替え先の下に亀の印だけの物が多いと聞く。全くその通りの物だ。 そして亀印まで 使い込まれており もう使えないと思われる。 刃幅 56.5ミリ 全長 62ミリ で典型的な尖がり山形の頭部の物だ。やはり刃は薄く5ミリ程度だろうか。  右に大極上 左に本改と有る様に思う。 この刃は裏出しして研ぎ直している。 これを使う予定は無い。 しかし出来れば台に据えて保管したいと思っている。 この亀のマークは以前入手した物とは若干違う様に思われる。 印は色々有ったのだろか。 あるいは偽物か判断は難しい。  
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今日は鉋刃 四丁入手

2018-02-18 20:12:08 | Weblog
梅も咲いているが 外はまだ寒い。 今年はどうしたんだろう。 まだ風も冷たくて外出は余りしたくない気分だ。 それでも今日は 天気は良いので 高幡不動骨董市に行って見た。

結構人は出ている様に思う。 日差しが有れば 風を避ければ暖かい様にだ。 さて神社の横で商売する見慣れない業者の道具箱から この4丁の鉋刃を拾い上げて入手した。 これで千円だった。 写真の右上は ベタ亀印  右下は 山正印 左上は 銘不明 左下は 庄兵衛 鎌田 となる。 どれも錆が酷くて 削り落とした状態でこれから 研ぎ直しする。 ある程度手入れしたらまた それぞれ個別に取り上げて紹介したい。 いずれもかなり古い物と思われる。 どろ亀の鉋刃も有るから 関西三木周辺で作られて物の様に思われる。 時代は明治位は有るかも知れない。 それ程詳しく無いので詳細は判らない。  左上の鉋刃が刃幅48ミリ 後は総て刃幅57ミリ程度で 同じサイズになる。 登録商標が無いので明治の時代としても初期の物と推定している。
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0480 銘の無い鉋の修理

2018-02-16 18:38:52 | Weblog
この鉋は大分前に購入した物で 暫く放置していた。 最近取り出して削って見たが思わしくない。 台尻下端から見て左側に樫の木の甘皮が付いて居た。 これでは台尻側の精度が良くないので この甘皮をはぎ取った。 そこに短冊状に切った樫の木を貼り付けて見た。こんな修理は普通やら無いだろうと思うが、台を打ち直すのは面倒なので パッチワークの様な修理を試みた。 これでも何となく見られる。 接着はイエローボンドを使っている。 エポキシよりも 扱い易い。 所でこの鉋刃には銘が無い。 台も樫材の端っこで間に合わせに作った様で 売り物にならない はずれ鉋刃なのかも知れない。 削った感触は ゴリゴリして余り宜しく無い。 そこで今回も少し焼き戻しして見る事にした。 ガスコンロに点火して中火にする。 刃表を下にして少しガスの火で炙る。 刃は同じ場所が強く火にあたら無い様に 適当に動かす。 炙ったら 指先で触って 温度を確認する。 熱いと火傷するので注意。 触れなくなったら、指先に水を付けて刃に落として蒸発する時間を見る。 熱くなりすぎるようなら、刃先を水にくぐらせる。 アイロンを最大に熱くして そこに水を垂らした状態を頭に入れて その状態を保ち 暫く熱する。 余り長くやらない。 戻し過ぎたら駄目なので5分程度熱したら そのまま放置して冷めるのを待つ。 これで研ぎ直して 使って確かめる訳だ。 気に入らなければもう一度行う。 以前はオーブンに入れたりしたが面倒なので、直火でやる様にしている。 これは全くの自己流で マネする場合は自己責任でどうぞ。 これでも以前よりははるかに 良く切れると感じる様になって来た。 まあこれなら 我慢して使っても良いかなと言う程度だ。 多少は効果が有ったと思う。 この無銘鉋もこれで使えそうなので 人にあげようかとも考えている。
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