大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0122 豊国鉋の削り

2021-10-31 21:35:16 | Weblog
この鉋は相当昔 京都東寺の骨董市で手に入れた物だ。  状態は非常に悪く 台も割れて折り 実際削る所まで修理出来ずに10年以上経過してしまった。  この鉋刃 豊国は古い物かも知れない。 刃の厚みは薄くて 鋼も非常に薄く付いて居る。 刃を研ぎ直してよく見ると 刃先真中辺りに薄く割れが見える。  研ぎ直して削って見ると結構良く削れる様だが 割れの部分で屑が割れているので若干厚めの鉋屑にしている。 入手して随分時間が経過したが、今回初めて真面に削れた様だ。  割れは刃先から10ミリ位中に入って居るので、これをすべて削り取ると刃が短くなるのでこのままで 保管して置こうと思う。  台は駄目なので 新な物を 打ち直す事を考えたい。 
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2021 柚子の収穫

2021-10-31 21:22:00 | Weblog
今日は曇りで 午前中散歩に行くと 途中から小雨となった。  ハローインのイベントが有るからなのか、駅周辺は何時もより人は多い様だ。 コロナは大分収束して 少しゆるみが有るかも知れない。 雨が降り出したので 急いで帰って来た。  雨はたいした事は無い様だ。   庭に出てこの柚子を今年初めて収穫して見た。
何時もより 大きな柚子に育った様だ。  一つ取って記念写真を撮影した。 今晩の夕食 焼魚に絞って掛ければ良いだろう。  今年の柚子は形が揃って大きいが数は少ない様だ。

毎年こうして柚子の収穫を話題に出来て嬉しい。  柿と柚子が我家の秋の収穫物なんだな。
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0671 伊助鉋の削り その2

2021-10-30 21:40:32 | Weblog
今回はこの鉋を試して見よう。  以前の削りでは 良く切れると言う感触だった。今回削ると どうも上手く削れない。 下端を調べると随分狂っていた。 この鉋は全長が300ミリと若干長めだ。  それに材2枚を左右貼り合わせている。 それも片側は板目 反対側は柾目としている。  その関係だろうか 台の真ん中辺りに変な盛り上がりが有る。 それを鉋で削り落として かなり調整した。  乾燥して狂って来た物だろう。 やっとまともに削れる様になった。  削って見ると以前と変わらない削りの感触だ。 良く切れる様だ。 残念ながら 使い込まれて刃が短い。  調整がやり難いのが欠点だ。  台も良くない これでは毎回削る前に台を均さないと駄目かも知れない。  この伊助は何処で作られた物か判らないが、案外良く切れる。

今の所少し長めの台で 材の小端を留に削る鉋として使って居る。 
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0045 吉三撰鉋の削り

2021-10-30 21:28:42 | Weblog
今日はこの鉋を使って見た。  と言うと毎日毎日 こんな鉋削りばかリやってる暇なオジサンと思われるだろうが、そうでも無い。 何丁かの鉋を纏めて試し削りして、写真に撮りそれを写真ファイルに保存して置いて 夜暇な時にブログに載せて居る。  まあだけど暇なオジサンには違いない。  今は季節も良いので 鉋削りも楽にできるが 夏にはそんな事はやって居られない。
 
さてこの吉三撰鉋だが どうも以前使った時は余り良い印象は無い。 今回も一応普通に削れているのだが、削った感触はゴリゴリして余り良くない。 或は自分の研ぎが良くないのかも知れない。  でも皆同じように研いで削って居るので、研ぎの未熟な事は 一緒だろうから切れる物と切れない物の差は何だろうか。  やはり鋼の質と言う事になるのだろう。  まあこの鉋も駄目と言う事でもない。  多くの鉋達から一歩抜きんでて削り味では無いと言う事だろう。
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0733 千代正鉋の削り

2021-10-29 21:58:44 | Weblog
台が出来て刃を入れて 少し馴染ませていた。 その間下端の狂いを調べて調整した。 今日はもう少し狂いが出て居る。  大まかのは小鉋で削り 細かくは台直しで調整している。
暫くは 毎日調整が必要だろう。 暫くすれば落ち着くと思っている。


少し削って見た。 何時もの材料だ。 まあまあ比較的薄く削れる様だ。 少し安心した。 何処の誰が作った千代正か知らないが 結構良い鉋の様だ。 しかし刃の調整がやり難い。 叩いて真直ぐ刃が出るのが理想だが そうは行かない。 どうも右側が良く出る様だ。 もう少し調整が必要な様だ。   裏刃も有るが このまましばらく一枚刃で使おうと思う。 
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0108 喜久勇鉋の削り

2021-10-29 09:30:55 | Weblog
この鉋は昭和の時代 50年代に買った物だと思う。  府中に有った道具屋で購入した。当時も良い鉋は沢山有り それらを勧められた。  しかし初めて使う鉋なので 普通の実用的な物を選らんだ。  当時スピーカBOXを作る時使った。  それから随分時間は経過した。  普通に良く切れるとは思うが、鉋の数も増えて この鉋は引出の隅で寝て居る事が多い。  今回あらためて取り出して 研ぎ直して削って見ると 良く切れる鉋だと思う。 多分 森平の出してる鉋だろう。  自分にはこれで十分かなとも思う。  でも多分一裏か二裏程度 使ったのかと言う減り具合だ。  まあ自分でお金を出して自分で選んで買った鉋と言う事も有り 大切にして居る。   もう少し使ってやりたいがナカナカその機会は無い様だ。
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0437 政勝鉋の削り その2

2021-10-29 09:10:55 | Weblog
今回はこの鉋にした。  何時も同じような写真で見る人は飽きると思う。  でも自分はまだ飽きて無いので もう少し続ける予定で居る。   この鉋はその後2枚刃に変更した。
まあ削りの感触は変わらない。  もう一度研ぎ直している。  台の狂いも直している。
よく削れるので安心した。  でも少し削ると もういいかなと思う。 これで暫くは お休み願おう。  まだまだ 削りの様子を載せてない鉋は有るので それらも出来れば削って様子を載せてやりたいと思う。 まあそれは蒐集する物の義務だろう。
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0455 昇龍鉋の削り

2021-10-27 21:07:54 | Weblog
この鉋は 高幡不動骨董市で入手した物だ。  古そうに見えるが 殆ど使って無いだろうと思う。  乾燥の為なのか 台下端頭側の両脇に割れが有る。 取敢えず脇から竹釘を打って繕っている。  今回あらためて 取り出して研ぎ直した。  結構良く切れる鉋の様だ。
削り跡を見ると ツルリと滑らかな削り肌の様だ。  台の割れが気になるが 今の所支障は無い。  このまま少し使って見よう。  もう少し研ぎ直すと更に良く切れる様になりそうだ。  鉋削りもなかなか止められそうも無いな。   
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0733 一枚刃平鉋 千代正(新台)

2021-10-26 16:11:18 | Weblog
前の台が余り状態が良く無いので 取敢えず手持ちの材料で台を作り直した。 この台は余り材を貼り合わせた複合台となって居る。  何時もの様に 一枚刃鉋に仕上げて その後削りの感触を確かめてから 二枚刃に変更する予定で居る。 既に台は出来て取敢えず刃を入れて 何時もの様に慣らしている。 この後台下端を均して 刃をもう一度研ぎ直して 削って見たい。  どの程度削れるのか楽しみにして居る。  台には取敢えずOILを塗り 磨いて有る。 また新しい鉋が仲間入りした事になる。  もう仕舞える場所が無いな。 さてどうしようか。 



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0733 二枚刃平鉋 千代正 台含む

2021-10-25 21:50:40 | Weblog
前回は 刃を抜き取って先に報告した。 今回は台を含めて全体の様子を見せようと思う。 どこかで長い間放置されていた物と思う。 刃だけで無く台もかなり状態は良くない。 台は白樫で或は自作台かも知れない。 台下端を見ると長手方向だけでなく妻手方向も面取りして有るように思われる。 何処か家具屋が使った物だろうか。 台下端 台頭側に両脇に 割れが有り 割れの先端には桐で穴を開けて 割れがそれ以上進まない様にした様だが、残念ながら 割れは更に広がっていた。 作られてかなり時間が経過して居ると思われる。 台は枯れて 弾力が無い。  これは使い物にならないだろうと考えて 台を打ち直す事にした。

今回は 入手した状態の台に刃を挿入して 取敢えず記録の写真を撮って見た。 既に材料を準備して 台掘りに掛かっている。  何れ掘り上がったらまた紹介しよう。 ネットで千代正を検索すると 色々出て来るが、 これはそれらとは違う千代正の様だ。 しかし森平が誰か鍛冶屋に作らせた物だろう。 一度は試し削りして その切味を試して見たいと思う。 それにしてもこの千代正は結構上手く使って有る様で、形もそれ程崩れていない。  
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