大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0572 平鉋 銘 東 源氏  八分

2016-03-31 23:22:24 | Weblog
今日は天気も良く暖かくなった。 3月も今日で終わりだ。 午前中少し散歩に行った。 季節は良いのだが、風も有り杉花粉が飛ぶ様だ。 マスクはしているが、これが結構うっとおしい。 医者は年中こんなマスクして仕事するの大変だろうな。 午後 鉋台を一丁打って見た。 この台は友達がアサダ桜だと言って私のくれた物を使った。赤茶色の目の詰んだ材だ。 今回は42度位で仕込んで見た。 他の既製品の鉋にならった。 一応追い柾台になる。鉋刃 東源氏は 前回紹介した。 見ると判るが 銘は殆ど判らない。 錆に食われてしまったらしい。 取敢えず一枚刃台で作り いずれ二枚刃に変更する予定でいる。 アサダの鉋台はどんな物だろうか。 余り狂いは無い様に思うが。 取敢えず刃を仕込んだので 暫く馴染ませて それから下端を均して、刃をもう一度研ぎ直してから、試し削りなので もう少し時間が掛かる。  今日は チークOILを台に塗ってやった。 すこし臭い。 あと何度か塗ってやる必要が有ると思う。 刃が少しぼろいが、なかなか見られる鉋だ。

削って見ると 私の持つ東源氏程に切れない。 がっかりする。 だけれどまだ研ぎが足りないのかも知れない。 裏も十分平滑では無いのだろう。 そう思い直して研ぎ直しに掛かる予定だ。 この刃先を良く見ると、私の持っている鉋とは違う手の様に思う。 東源氏は問屋銘だろうから当然かも知れない。 研ぎ直しているが、どうも納得いかない。 その内砥石も狂ってくるし、一旦止めて少し間を置いた方が良いだろう。
 
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0572 鉋刃 銘 東源氏

2016-03-30 20:59:22 | Weblog
実は3月20日 日曜日に高幡不動骨董市に行ったんだ。 すっかり忘れていた。 引出を開けると この鉋刃が出て来た。  これは何だと考えて思い出した。 ボケたのかなー。 高幡でいつも鉄物を売る業者が居る。 鉋も時々あるが高い値付けだ。 普段は買わない。 しかしこの日は値下げしていた。 そこでこの鉋刃を500円で買った。 台が無いので高いなとも思うが これ位しか買う物が無かった。 最初見たら錆は落として有ったが 相当錆びた鉋刃だったらしい。 銘の部分も錆に食われてまともに読めない。 裏刃が付いておりこれに東源氏と有るからやっと判った。 よく見ると何時もの東源氏だ。 表馴染みの部分も錆に食われて穴の様になっている所が有る。 幸いと言うか 刃の部分は大丈夫の様だ。 台を打つと時間も掛かるから 暫く使える状態にはならないと思う。 多分東源氏はこれで2台目だろう。 まともならそこそこ切れる筈だ。 楽しみにしている。 
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0571 平鉋 銘 正宗 八分

2016-03-29 19:36:18 | Weblog
この鉋は富岡八幡骨董市で購入した。 相当錆のひどい鉋で それでも500円した。 台は珍しく台頭と台尻に刃を挿入する穴が二つ掘って有り、その片方に刃は挿入して有った。
刃を抜くと 刃を固定する紙が貼って有った。 その紙は年賀状でそこには 2円+1円と印刷して有った。 2円の葉書は昭和24年頃の物と思われる。 するとこの鉋は昭和30年代の物では無いかと推定する。 刃は表馴染みの部分が相当錆びて、錆を落とすと凹む程だった。 裏は 上に注連縄 その下に元祖 正宗  その更に下鋼境に 日本鉄鋼 左には天龍斎栄一作と有った。 似た正宗鉋はもう一丁持っている。 刃幅70ミリ 全長90ミリでまだそれ程使われていないと思う。 刃の研ぎ角が相当鋭角で 今はもう少し起こして研ぎ直している。 ベタ裏と言う程でも無いが 少し裏をスキ取って調整した。 まだ裏にも錆跡が残るので 切れないと思う。 もう少し研ぎ直して 出来たら台を打って使える状態になったら試し削りして また報告したい。 少し時間が掛かる。  この正宗と言う鉋は 他にも色々ある。 だが元祖 正宗は初めて見た。 一体どこの誰が作った物だろうか。 刃も割と薄い作りで 古い物かも知れない。 天龍斎栄一とは 鍛冶名だろうが、刀工の流れを汲む鍛冶屋なのかも知れない。 台も有るが今回は刃のみを紹介しよう。
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両刃鋸 尺一寸 銘 中屋 市五郎

2016-03-27 22:14:06 | Weblog
この鋸は大和骨董市で購入した。 千円だった。横挽きの歯に欠けの有るのが惜しいが、まあこれ以外はもっと酷かったのでこれは良い方だ。 こんな大きい鋸は使う機会は余り無いだろうと思う。 しかし縦挽きを使う事が有るかも知れない。 浦には 丸市 中市別製とある。

鋸の見立ては出来ないので良い物かどうか判らない。 しかしそんなにへなへな腰の無い鋸では 無くてしっかりしている。 鋸刃はさみを持っているのでそれにはさんで自分で目立てして見たいと思う。 その練習も兼ねて買った物だ。

銘を良く見ると浦では無くて市だろうと思う。 そこでタイトルを変更している。
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胴突鋸  銘 二見屋亀孝

2016-03-27 22:04:43 | Weblog
これは大和骨董市で入手した。 千円だった。比較的健全な物と思う。歯の欠けも少ない。 まあ目立てした方が良いとは思うが、暫くはこのまま使おうと思っている。 また年始に目立てに出せば良い。 銘は 上手く読めない。 最初の二見屋も 判らない。 何となく中屋では無さそうなので、二見屋にしたまでの事。 下の二文字も 或は亀寿かもしれない。

兎に角鋸の銘は 読みにくい。 よほど知らないとまず読めないと思う。 それはよいが問題は切れるかだ。 切れれば銘は何でも良い訳だ。 所が私は鋸の見立ては出来ない。 良い物悪い物の区別はつきかねる。 もう少し勉強して見たい。 その為に買った訳だ。
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釘〆 一丁

2016-03-27 21:55:51 | Weblog
久し振りに富岡八幡骨董市に来た。 薄曇りで時々日差しも有るが、風が冷たい。 桜もまだほんの一分咲と言う所か。 業者の数も少ない様に思う。 何時もの業者からこの釘締めを購入した。 300円だった。 少し高いのかな。 まだ使われて無い新品の様だ。 箱の中に3本有った。 色々お世話になっている人のお土産とするつもりだ。 長さ15センチで赤と黄色に塗り分けてある。 多分錆留めを兼ねると思う。 形は六角形で 特に銘の様な物は無い。 多分そんな有名な鍛冶屋の物では無いのだろう。 先端部は丸に十字となっている。 珍しくも無いが 無いと困る事も有り 土産には丁度良いだろう。
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0564 平小鉋 銘 手工屋

2016-03-26 22:04:42 | Weblog
先日入手した鉋刃 手工屋の為に台を打った。 この台の材料はもう30年ぐらい前にドライブに行って、どこかで拾った材だと思う。 一部は刳り抜いてボールを作った。 その残りは
放置して置いたが、それを使って作って見た。 台の寸法は 幅63ミリ 長さ220ミリ 厚み23ミリだが 実際に刃を入れて見ると、台から頭の一部が少し出る程度で刃の出具合を調整するのが難しい。

台の頭部を少し削り取った方が良いかも知れない。 一応刃が入ったので台にチークOILを塗り暫く刃を馴染ませてそれから 調整して使って見ようと思う。台の尻の右側に節がある。まあ節が有ってもこれで良いかと思う。 実際の作業に活用するよりも、刃も短いから台に入れて保管すると言う考えだ。 節も飾りになるだろう。 OILを塗ると何となく良い色になる。 もう少し濃い色になると良いのだが。
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0563 一枚刃平鉋 銘 和弘

2016-03-25 11:30:24 | Weblog
やっとこの鉋刃の為に台を打った。 今回も近所で入手した材を使っている。 乾燥させている内に少し割れが入った様だが、そのまま使った。 割れにはボンドを擦り込んで置いた。
墨付けを間違えて 掘り取る境目に毛描きしてしまった後から気が付いて修正したので掘り込み位置を若干前側に修正した。 掘り込んだ後で無くて良かったが、台に変な筋が出来てしまった。 裏刃を探しているがこれに合う物は手持ちが無い。 今回も一枚刃で仕立てて置いた。 今回は台にチークOILを塗り今は様子を見ている。 この刃には、特選商標と横長に刻印して有るので、新潟の鉋に良く見掛ける特徴なので、この鉋も新潟周辺で作られた物かも知れない。 これからもう一度刃を研ぎ直して使って見ようかと考えている。 やっと台が出来て良かった。 刃単品では 触っても危険が有るので、やはり台が必要だ。 こう言う刃はまだ有る。 早く台を作ってやりたいが、仕舞う場所の問題も有るので難しい所だ。

その後少し使って見た。 材は杉の節有り材を使った。結構良く切れる鉋だと思う。 これなら人に渡しても良いかも知れない。 まだ刃の角度直しながら使っているので上手く研げて無いと思うが、それにしてはまあまあ切れると思う。

改めて研ぎ直して、使って見た。 杉材柾目も艶有り良く削れる様だ。 裏にまだ若干錆跡が残るが、これなら良いと思う。 但しこれも地金が硬くて研ぎ難い。研ぎ難いのは鋼の部分かも知れない。 しかし今は砥石も良いからこれでも良い。 雨の日には この鉋で遊べると思う。 (2016-6-13 記述)
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手づくり木工辞典 No17

2016-03-22 19:54:48 | Weblog
今日は午後買い物に行って、帰り障害者の団体が運営する古本屋を覗くとこの雑誌が置いて有った。 早速これを50円で購入した。 私も何冊か持っているが 総ては揃っていない。 出来れば全冊揃えたいが 難しいと思う。 神田の古本屋を廻り 有れば手に取ってバックNOを確認する。 今回は運良く私の持っていないナンバーだったので早速購入した訳だ。内容も結構面白いし参考にもなる。 今日は運の良い日だ。 少し風が強くて 比較的暖かいが杉花粉の飛散が多いらしくて、マスク無しで外を歩けない。 辛い日々だが良い事もある。
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これが香取屋のマークなのか?

2016-03-20 21:45:07 | Weblog
先日入手した鉋 和敬の表馴染みの上部に千鳥に香のマークが有った。 これが香取屋道具店の扱う鉋刃で有る事を証明する刻印かもしれない。ネットで調べると大正15年創業の合資会社で東京都江戸川区で営業していた。 通信販売網で有名になったと言う。 創業者は幸田守親と言う人だったらしい。私にもその程度の情報しか無い。

私の見付けて来たこの鉋が 或は香取屋の通信販売で前の持ち主に渡った物とすれば、この鉋は相当古い物だと言う事になる。 さて本当に香取屋の物かどうか。 
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