大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

藁打ち槌の製作

2022-07-29 21:17:18 | Weblog
7月も終わりに近くなった。 やっと天気も安定して晴れが続く様になった。 だが夜に雷が鳴り 雨も降った。 昼は暑くて 散歩も行きたくない気分だ。 猫の様に風通しの良い1階の床にゴロリと這いつくばり、昼寝するのが極楽だ。  さて先日我が団地の敷地の樹木剪定を行った。 茂り過ぎた金木犀を根元からバッサリ切った。 その時に太さ13センチ程度の丸太が出来た。  このままではゴミに出せないのでそのまま放置している。 その中の1本をもらって この写真に有る藁打ち槌を制作して見た。  昔田舎ではこんな物使っていた。
骨董市にも以前は時々見掛けたが 今は殆ど見ない。 これは槌頭 15センチ 柄が12センチ 槌の径12センチ 程度の物だ。 重量は1.7Kg程度有る。  まだ未乾燥でもう少し重量は減ると思う。  形は殆ど鉈で柄の部分を削り出した。 乾燥するまで待てば良いと思うが、乾燥したら硬くて刃が立たないだろう。  芯持ち材なので割れが来ないか心配している。 金木犀は案外割れないと思う。  グリーンウッドワークと言う所か。 自分で使うには少し重い。  これで割り矢を木口に立て 作った木槌で叩いて 丸太を割る時に使う予定で居る。 以前使って居たカケヤが割れてしまい困っていたので これを作った。 さて上手く使えるのかどうか。 
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木ベラの製作

2022-07-24 22:47:06 | Weblog
暫くブログを更新して無かった。  と言うのも 今年度私の住む団地の役員になってしまった。  軽く考えていたが どうして結構毎日忙しい。  何かトラブルも有り悩むこの頃だ。  その為 骨董市は暫く遠ざかって居る。  行きたいが どうも日曜日になると色々野暮用が有り 行こうと言う気にならない。 そこでこのブログに書く事が無いのは残念だ。
先日 団地敷地のクリーンデーが有った。  その時に 枯れかけていたエゴの木2本を伐採した。 丸太は輪切りにしてゴミに出した。 その時に輪切りの1本をもらって置いた。

その丸太からこの木ベラを作って見た。 久し振りのグリーンウッドワークだった。 まだ湿り気が多い木で サクサク削れた。  木ベラのヘラの部分に穴を開けた物が今回製作した物で 隣は以前作ったその原型となる物だ。 短い方は27センチ 長い方は30センチ程度の長さが有る。  エゴの木は以前も使った事が有るが 比較的緻密で滑らかな木肌になった。
今回は未だ何も塗って無い。 食用の亜麻仁油を塗ると良いだろう。 少しお湯で煮てやれば木が安定して良いのだろう思うが 時間が無くてやって無い。 これを知り合いのお土産として 明日渡す予定でいる。
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0748 櫛型決鉋 銘 市国 四分

2022-07-09 23:05:53 | Weblog
6月 高幡不動骨董市で求めた 5点の道具類の中の一つになる。 やっと整備したのでここに載せて見た。 今回は台を磨いて 刃を研ぎ直しただけだ。これで何とかみられる状態になった。 銘は 瓢箪枠に市国と有るが その下にもう一つ銘が打って有る。 これがかすれてどうも上手く読めない。 もう仕方無いかな。 取敢えず 使う予定は無いので このまま保管して置こう。 
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追入鑿 二分 銘 助春

2022-07-01 22:49:33 | Weblog
これも高幡不動骨董市で購入した物だ。 この助春と言う銘は 他にも多分持って居ると思う。  この鑿は何となく反りが有る様だ。 裏の真中辺りを 研ぎ減らして 平面を出した。 まだそれ程使って無い様に思う。 二分の鑿は沢山有りこのまま 今すぐ使う予定は無い。 これで鑿コレクションもたまって来た。 裏は今日見ると 既に薄く錆が出て居た。 夏は高温 多湿で刃物に厳しい季節だ。  
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追入鑿 角打 銘 N(5分)

2022-07-01 22:40:48 | Weblog
6月に高幡不動骨董市で購入したガラクタ鑿の修理を行っていたが やっとここに載せる事が出来る様になった。  これは平薄鑿と言う感じの物だ。 銘はNとして有るが 実際は違うのかも知れない。 作りは関東の鑿だと思うが何処で作られた物か不明だ。 この鑿も錆びはかなり酷かったが、 やっと落として何とか使える状態になった。 桂も抜いて付け直した。 何となく 研ぎ易い鑿だと思う。 コレクションがまた一本増えた。 
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