大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

回転盤

2010-03-30 20:49:29 | Weblog
これも道具じゃないが、今日見付けて来た物だ。 一辺が75ミリの回転盤でこれを使った家具を作ろうとして求めた。 以前は近くのホームセンターにも置いて有ったが、余り売れないのだろう。今は置いてない。 これよりもう一回り大きな回転盤もあるが、そちらはどう言う訳か、軽く回転しない。 しかし物により 軽く回転しない方が良い場合もあり、使い分けが必要だ。 この軽く回転するタイプはなかなか見付からなくて、ネットで買おうかと思っていたら、ある教育機材を販売するメーカに在庫が有った。 それを分けてもらった。 さてこの取り付けだが、片方はネジ止め出来るが その反対側はどうするか。 ここが難しいが、板にドライバーの入る程度の穴を開けて裏から止める様にしている。 この回転盤は 重量物には耐えられない。 まあ10kg程度だろう。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日野の渡し

2010-03-27 19:02:14 | Weblog
立川に入る手前に立日橋が有る。 これを渡り旧甲州街道を歩いて、多摩川沿いに曲がると
この日野の渡しの碑が有った。 今まで何度も通り掛ったが気が付かなかった。 昔の旅人は、この渡しを渡ると江戸に入ったと、実感したと言う。 昔は水量も多く 人の往来も多い場所だったろう。 今はひっそりと、この碑が無ければ 知ることも無かっただろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩の桜見物

2010-03-27 18:39:35 | Weblog
この所道具のネタが無いので、少し違う方面の話題が多くなり、期待を裏切るようで申し訳ないが ご容赦願いたい。 さて今日は天気も良いし、桜を見に行く。 立川 芝崎体育館前の 根川緑道の桜を見るが、この所の寒さでまだ一分から二分咲きと言う所か。この分なら来週の土日で丁度良い見頃となるだろう。 桜の下にシートを出して一杯やってみたが寒くて 長くは居られない。 早く春の物憂い のたり のたりとした 薄もやのかかる けだるい感じを味わいたい物だ。 花見と称して酒を飲み騒ぐ連中は多く 廻りは迷惑しているらしい。 花見はやはり静かに 桜を眺め後何度 こう言う事が出来るかと 物思いに耽るものだろう。 写真は根川緑道の桜の様子を写した物だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

語りと音楽

2010-03-25 21:28:40 | Weblog
東京文化会館小ホールで行われた 東京 春音楽祭の一つを聞きに行った。 春宵一刻値..? と題して チェロ演奏と古典の語りの共演と言う物だ。 語りは 山根基世 松平定知 広瀬修子 宮本隆治 の各氏にチェロの吉岡知広氏が加わった物だ。 平家物語 枕草子 方丈記 徒然草等の語りは その意味は十分理解できずとも、言葉の持つリズムは耳に心地よい物だ。 見渡せば廻りは 年配の人が多い様だ。 古い言葉の持つゆったりしたリズムを感ずる事が出来た。 但しその意味は厳密には理解できない。 現代の言葉と余りに、かけ離れた物となってしまっているから、事前に有る程度勉強して、内容を知ってから聞く事が必要だと思うが。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩クラフト展 椅子

2010-03-22 14:28:15 | Weblog
多摩クラフト協会は年3回の展示会を目指して活動しているそうだ。 これはかなり活動的な団体だと思う。 出来るとすれば良く頑張っていると思う。木工部門は3名しか出展者がいないそうだ。 やはり木工で生計を立てる事は難しいからだろうか。 作品は 座面をペーパーコードで編んだ 椅子です。 これはY氏の作品です。 私はこの人は知らない。 シンプルで座り易い椅子を作る様だ。 しかしこれは相当手の掛かった椅子だと思う。 展示用に作るなら良いが 100台製作と言われると根を上げそうだ。 まあはなから安く作る事は考えて無いだろうが。 割とスリムな切れの良いデザインだが、ここまで細く作るには 材料も選ぶし、精度も必要だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩クラフト展 金工

2010-03-22 14:20:24 | Weblog
これは 私の関係する工房のO氏の作品です。 金工部門に出展していた。 鉄と言う硬い冷たいイメージの金属で 何となく柔らかな曲線と鋭利なイメージを併せ持つ作品を作っている。 見るには面白いが 家に置ける代物では無いようだ。 しかし木と鉄の組み合わせも悪くない。 鉄単体ではなくて 何かとコラボすると面白いものが出来る様だ。 その何かが難しいのだが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩クラフト展見学

2010-03-22 14:01:29 | Weblog
3月21日から3月28日まで開催される、多摩クラフト協会・府中の森展を見に行った。私の行く工房の関係者も出展しているからだ。 内容は染色 木工 陶磁器 漆 金属 硝子 ジュエリー 複合素材と様々な材料を使ったクラフト作品が並ぶ。 木工は3人しか出展が無く、少し寂しい。 多分何れも、多摩地域に住む人達なのだろう。 所謂作家と呼ばれる人は 名前を覚えてもらう為にも、製作アクティビティーを誇示する為にも、或いは忘れられない為にも、こう言った展示会は必須の物なのだろう。 確かに目新しい物が並ぶがこれを家に置いて楽しめるかは別問題だ。 日常生活の根ざすクラフトでは無い様な気もする。 作家の考える造形アイディアや技術を誇示する場となっているかも知れない。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0364 一枚刃外丸鉋 銘 長心

2010-03-21 23:14:55 | Weblog
これも大和骨董市で手に入れた。 桶屋の道具らしい。 これも台は自作品と思われる。台の材料は樫の木だが、鉈で荒く削った跡が残る。 材の樫は余り太い材ではなかったろう。芯に近い。 所々虫食い穴が見える。 多分材の切り時が良くなったのだろうと思う。庭先の植木か山の木の枝を切って作った物では無いだろうか。 もしかすると 丸太から割り出した 割台かも知れない。 刃は上手く読めないが、一応銘は長心としておこう。 (意味がわから無いが) 道具の専門家がきちっと作った物でないラフな感じの所が良いではないかと、少しひいき目に見ている。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0363 内丸南京鉋 銘 正信

2010-03-21 23:02:21 | Weblog
この鉋を大和骨董市で手に入れた。 これともう一つの台鉋と併せて千円だった。 業者はこれは桶屋から出た道具ですよと言う。 言われなくてもそうだと判った。 この鉋は桶の底の丸い板の木口を削る物だと思う。 だから内丸になっているのだろう。 しかしこの台は使う人の自作品だと思う。 形が無骨で綺麗な仕上げでは無い。 こんな荒々しい感じも悪くない。 桶は作りなれていても、道具は作り慣れて無いから、無骨なのは仕方有るまい。 削る目的が果たせれば、形にはこだわっていられないと言う所だろうか。 刃は桜のマークに正信と有る。 多分戦後に作られた物だろう。 台も含めてそんな古い物では無いと思う。 そしてこの道具から推察するに そんなに腕の良い桶屋では無かった可能性もある。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

里芋

2010-03-20 21:58:10 | Weblog
      芋の露 連山陰を 正しうす 飯田 蛇笏 
これはわが郷土 山梨県 東八代群 境川村の俳人 蛇笏の句だ。 芋の露とは この写真に有る、里芋の葉の上に朝日を浴びて光る朝露を言う物と思う。 連山とは 南アルプスの主峰 白根三山 北岳 間の岳 農鳥岳をさす。  早朝に畑に出てみると、里芋の葉には 朝露が降りて 朝日を浴びて光り輝き 遠方を見れば、山々がくっきりと居住まいを正している。 冬の朝の清清しくて、重々しく引き締まった感じが出ている と私は勝手に解釈しているが。蛇笏は雲母と言う俳句の同人誌を出していた。 その編集に弟子でもある 広瀬 直人氏が参加していたが、この人は私の高校時代の 漢文と古文の先生だった。 里芋を見ると昔の事やこの俳句を思い出した。 
今日大和骨董市でこの里芋を買った。 もう春だから本当は菜の花を買いたかったが、 私の前で総て売れてしまった。 そこでこの里芋(若干時期外れ)を買った。 里芋は煮て食べたが美味しかった。 骨董を買いに行って 里芋を買うのも悪くない。  古く薄汚い古物だけでなく、野菜も買える大和の市は良い物だ。   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする