大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

縦挽鋸 銘 不明

2022-05-17 21:35:31 | Weblog
先日行った 高幡不動骨董市で購入した 鋸最後の一丁を紹介しよう。 これも酷い錆だった。 それでも変な曲りや歯の欠けも無い様だ。 銘も無いのかと思ったが よく見ると何か有る様だ。 それは消えかかって分かりにくいが 小平九郎作とも読める。 だがこれには自信は無く 参考と言う事にしよう。 刃渡りは約35センチ 刃幅は約5.5センチと言う所か。 ある程度スクレーパで錆を落として磨いて有る。 この状態ではまた錆が湧きだして来るかも知れない。 隣に有る既に紹介したヤスリで目立てして 少し使って見たが 一応使えた。 刃は若干反り気味に付けて有る様だ。 刃の形からすると縦挽きだろうと思う。 若干アサリも有るので思った程 挽き難く無かった。 もう少し錆を落として 表面を磨き 再度目を均せば ある程度使えそうだ。 それにこの握り柄は普通より長く付いている。 鋸コレクションがもう一本増えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目立てヤスリ

2022-05-17 13:47:24 | Weblog
先日行った高幡不動骨董市でこのヤスリも一緒に購入した。 かなり錆びて居たのでヤスリの目をこすり錆を落として有る。  ヤスリの下に枕になるのは これも鋸で 何れまた別途紹介する予定だ。  所でこのヤスリは鋸と一緒に置いて有ったので 多分目立て用に使った物と思う。 長さ150ミリ程度で 普通に使う目立てヤスリより若干大きい物だ。

柄は多分 桐の枝を使った物と思う。若干曲がって付いて居るので 付け替え様と思ったが そのままにして置いた。 この方が握りやすい様に思うからだ。 どの程度使って有り まだ切れる物か 試して無いが 少し使って試して見よう。  ヤスリは切れなくなれば 廃棄しか無い様に思うが 何か役に立つ事は有るだろうか。  所でこのヤスリの値段も¥200円だった。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

両刃鋸 尺2寸 中屋 勇三郎

2022-05-15 19:49:33 | Weblog
今日は高幡不動骨董市に行って来た。 曇りだったが人出は多い様だ。  いつもの秩父から来る業者から鋸を購入した。  結構錆びた鋸だが 歯の欠けは無い様だ。 銘は中屋勇三郎と読める。  錆はスクレーパで削り取り 細かいサンドペーパで磨いてやった。 多分目立てしないと切れないだろうと思う。  板の歪直しは上手く出来ないが、目立ては少しは出来る。  その為 錆びた鑢も買って見た。  この鋸で コナラや椚の材を挽き割りして 椅子を作る為の道具として手に入れた。  上手く挽ける様ならまた紹介しよう。
所でこの 鋸は ¥200円だった。  上手く使えれば 得した気分だし、駄目でもそれ程がっかりしなくて済む。   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一文字型 金槌 銘 丸増

2022-05-10 20:48:31 | Weblog
先週日曜日 布田天神骨董市に行って来た。 何か有るかなと思ったが残念ながら期待の物は無かった。  そこで 普段余り買う事の無い業者からこの金槌を購入した。 ¥150円だった。   普通の金槌なら買わないと思うが これは一文字型と思われるので、何となく買って来た。  重さは300g程度だろう。 かなり錆びた物を何かで錆を落として整備して有った。  それでも錆は落とし切れて無いので 自分で更に錆を落として 砥石の粉を付けて磨いて有る。  でも深い錆跡はまだ残って居る。 銘は丸に増の様だ。 時々見る銘だと思う。  柄は櫃にピッタリはまっていて 時に楔も打って無いが 上手く止まっている。それ程激しく使われて物で無い様で まだオリジナルの姿を保っている。  恐らくは全鋼の槌頭だと思う。  金槌は何本も持って居るから 別に買う必要も無いが、興味有るからつい手が出る。  暫く使ったら また箱に納めて保管する事になると思う。 この日はこれしか買う物が無くて残念だった。  帰り駅ビルで 牛タン定食を食べてから帰った。 やっぱりステーキの方が美味しい様に思う。   アンガスビーフ食べて見たいな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポシェット

2022-05-08 19:24:53 | Weblog
連休中は基本 家で過ごした。  遠くには行かず 毎日 隣駅まで散歩して体調の維持に努めた。 先日 隣駅近くを歩いて居ると 歩道脇に植えて有る 泰山木の枝にこの 子供の物と思われる ポシェットが掛って居た。 近付いて 手に取ろうとしたが 色々な人が触っている可能性も有り、コロナの事も有るので 触らずに写真に撮った。  この歩道から直線で百メートル位離れた所に サンリオピューロランドが有る。  子供が親と一緒にピューロランドに来て 帰りに落として行った物かも知れない。  誰かが拾って この泰山木の枝に引っ掛けた物だろう。   落としたのはこの歩道では無いだろうと思う。 後で親に随分叱られたのかも知れない。 子供も帰りは疲れて注意力も散漫になって居たんだろう。  そろそろ連休も終わり この辺りも静かになるだろう。 それに結構 人混みも出来たから コロナ感染の再拡大も心配になる。 

さて二日後に同じ場所を通りかかったが、このポシェットはもう無かった。 誰かが持ち去ったのか、落とし主が見つけて持ち帰ったのか どうなったのだろうか。(2022/06/10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追入鑿 その4 銘 本永国

2022-05-03 20:00:34 | Weblog
この鑿は高幡不動骨董市で入手した物だ。 柄に桂が無くて柄が割れて居たので 柄を付け直していた。  今回は柄の材料として 金木犀を使った。 この金木犀は我が家の庭に有る物で、茂り過ぎた太い枝を切り、乾燥させて置いた物を使った。  果たして金木犀は鑿柄に使える物だろうか。  金木犀の柄は聞いた事が無い。 加工して見ると 割りに粘りが有り 使えそうだが、少し柔らかいかも知れない。  今回は芯を外して使った。 径は23φ程度とした。 柄の長さは125ミリ(口金部分含む)程度有る。 少し長めかも知れない。
 
桂は使って無い鑿柄から外して使った。 刃はまだ錆を落とした状態で十分研いで居ない。 柄を付ける為に刃先を保護してそのままの状態に有る。 割りと丁寧に作って有る様に思う。

これで鑿4本紹介した。  錆びた鑿だったが総て使える状態になって良かった。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アサリ出し治具

2022-05-01 20:10:18 | Weblog
これも纏めて買った道具類の中の一つだ。  多分アサリを出す治具だろうと推定している。 こんな物を他にも幾つか持って居る。  だがそれを使った事は無い。 使い方も良く判らない。  今回の入手品は 握る柄の棒の部分に割れが有り このままでは使えない。 そこで鉄部を棒から抜いて 新たに作り直す事にした。 材は梅の枝を使った。 柄の長さは95ミリ程度有る。 直径は18ミリ×15ミリの楕円にしている。 柄の端部にドリルで穴を開けてその穴を鑿で広げてから 鉄部を打ち込んだ。  形はこれで一応できた。 上手く使えるかどうか判らない。  これで鋸の刃先を挟んで曲げようとしたが 刃先が折れた。 焼きが入って居るから 曲げるのは無理が有るのかも知れない。 或は使い方が悪いのだろう。 結局この治具は 他の道具と一緒に保管して置く事になるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0745 平小鉋 銘 不明

2022-05-01 19:55:21 | Weblog
この鉋は既に鉋刃単品で紹介した。  研いで見ると鋼が残って居るような、無い様な状態だ。  多分真面に使えないだろう。 そこで 今回は台を打たずに 今までの台を整備して刃を挿入して保管する事にした。 この台の寸法は 幅 53ミリ 全長 210ミリ 厚み19ミリでかなり薄い台だ。  多分面取りか丸棒の削りの様な用途で使った物だろう。 下端を見るとそう言う台の減り方だった。  厚く積もる埃をスクレーパで削り落として OILを塗ると 貫禄ある台の表情になる。  下端も削り平面を出して置いた。 刃の表馴染みには紙が挟まって折り、これで大分腐食が進んだ様だ。  これは削り落とした。 そのままでは 刃が上手く止まらないので、溝に薄板を貼り付けて 表馴染みを再調整して刃を納めた。  これで見た所は 使えそうな鉋になった。  暫くは引出で休んでもらおう。 その内気が向いたら 刃を研ぎ直して 切味を確認する事が有るかも知れない。  多分大分先の事になるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする